表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空はやさしくて、冷たい  作者: 上條 詩晴
13/35

ⅩⅢ

いつも通り、昼休みに呼び出された。

違ったのは体育館倉庫から、屋上になったこと。

メンバーはいつも通り、カースト上位の3人。

もちろん警戒していなかった訳じゃない。

でも、油断した。

一瞬の隙に僕のスマホを盗られてしまった。

駄目だ、そこにはゆきちゃんとの大切な思い出があるんだ。

もう会えないけど、1番にはなれなかったけど、諦めようとしたけど、

駄目だ、駄目だ、やめてくれ。

僕のスマホから指が離れる瞬間がやけに遅くなって見えた。

嫌だ、それだけは、やめて、お願いだから。

スマホは地面を跳ね、踏み砕かれた。

そこにはゆきちゃんとの思い出が、違う、大丈夫、直せば大丈夫。

修理に持っていけば、まだ間に合うから、それを返してくれ。

本当は分かっていた。

もう二度とあのスマホのデータは復元できない。

バックアップをとっていたカードは先週、彼女らに破壊された。

もう、僕と彼女を繋げるものは何もない。

その事実に僕は嘆き狂う。



何で僕は今まで抵抗しなかったのかな。

こんな愚図どもの言いなりになんてなって馬鹿みたい。

僕はやられっぱなしは性に合わないんだ。

人を虐めたんだ、やり返される覚悟はあるよね?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ