〜永遠なる夢の果て〜
この小説には私自身のことも書かれています。どうぞ、ご覧ください。ただ、それだけです。
今、あたしは考えてることがある。それはあたしが普通なのかってこと。普通ってなんなのかは知らない。でもどうやらあたしは異常らしい。顔ははっきり言ってぶさいく。嫌なことに姿形は父さんの遺伝。それにあたしは自分勝手…らしい。
自覚は正直言って4割あるかないか。すぐ他人の所為だと考えることは良くないとは思ってる。でも、直らない。反省はあんましない。だから…学校で嫌がらせ受ける常連さんなんだ。それに根暗だしね。
………眠い。もう深夜1時過ぎてる。おやすみ、また後で考えよう。
ーーーーー◯◯の日記ーーーーーーーーーー
◯月◯日
今日は終業式。つまらなく、嫌な学校から帰ってきてiPadをいじってると、母さんが通知表を勝手に見て
た。はいはいすいませんね成績が良くなくて。
それからなんか長ったらしい説教スタート。困るんだけどね。ああどうしよ。勝手に涙出てきた。
やっぱ悲劇のヒロインって憧れなんだね。こんな時は現実逃避をしないと心が持たない。
◯月□日
遊園地行きたいな、久しぶりに。でも遊戯施設自体あんまりない。やっぱ海外は不便だ。そんなことを思ってると雨が降ってきた。タイルを雨が濡らす。
………斑点模様が綺麗だ。塾前だというのに心が安らぐ。
◯月△日
さて。しょうもない日記を書き始めて何日目になるだろう。夏休みだが結局何もしていない。塾の夏期講習とゴロゴロするだけ。………退屈だ。怪盗キッドでも現れてくれないだろうか。つまらないこの世が少し楽しくなるだろうから。頭が痛い。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
くだらない日記はやめてしまった。さてどうしようk…な、なぜだろうか…眠い。急に眠くなってきた。世界が…くらくなってk……
………ココハドコ?アタシハダr…おもいだした。あたしは◯◯。ここは何処かは…
「…って、ここどこ!?」
あたしは思わず叫んだが、誰の声も聞こえない。
周りを見渡す。SFっぽい未来都市だ。だが、ペンキらしいものがあちこちに飛び散っている。赤、青、黄の三色のみだ。…頭がくらくらしてくる。
扉が無数にある。なんだろう。非現実的としか言いようがない。怖い。でも……
「面白そう!」
「そう、それはよかった。」
…!?だれだこいつは。…男に見える。身体は痩せていて美少年。長い髪と目、身につけている服は全て赤と白。なんだろうかこれは。
「僕はアゼ。君は人間?名前は?何歳?」
妙なことを聞く男だ。このアゼとやらは頭がいかれているのだろうか。
「…あたしは人間。14歳。名前は…言いたくない。ここはどこ?あんた何者?ねぇ…」
「落ち着いて。そうか…きみも人間なんだね。僕以外の人間をしばらく見ていないからつい聞いてしまった。質問に答えよう。
ここはあらゆる生物のあらゆる夢の元となる場所。名前は「永遠なる夢の果て」。