雑談の八
【漢字】
男「『麻』って漢字の部首って知ってる?」
女「・・・突然なんですか?」
男「いや何、この前漢検2級もってるって言ってたから何となく聞いてみただけ。」
女「・・・はぁ・・・」
男「お前ちょっと黙ってろよ、みたいな視線送るのやめてくれないかな。」
女「そう見えるのは先輩が何かやましい事でもしてるからじゃないですか?」
男「失敬な。少なくともゆう君に仕掛けてる事なんて両手足使うだけで足りるから。」
女「足まで使う程何かやってるって事ですよね。」
男「・・・で、『麻』の部首ってどこだかわかる?」
女「・・・はぁ。『麻』自体が部首。だったと思いますが。」
男「正解。これ最初は騙されたよ。」
女「勉強しなかったら絶対にわかりませんでしたね。」
男「それだよね。俺も苦労したなぁ・・・」
女「・・・ん?」
男「ん?どうしたんだい?」
女「失礼ですが、先輩は漢検の何級を持っているんですか?」
男「準1級。」
女「理不尽・・・」
男「ひどい言い草だな!そんなに俺の方が持ってる級が高い事が驚きか!」
女「まぁ怒らないで下さい。はいはい、どうどう。」
男「馬じゃないよ。」
女「方便ですよ。」
男「そんなもんか。」
女「そんなもんです。」
男「まぁいいか。」
女「で、先輩が準1級を持ってたのも驚きですけど、何時取得したんですか?」
男「ふふふ・・・聞いて驚くなよ?」
女「うわー、びっくりですー」
男「棒読みはよそう。悲しくなる。」
女「鍛え方が足りませんね。」
男「もう君のボケがハイレベルだよ。」
女「・・・はぁ・・・」
男「その何言ってるんだお前みたいな視線送るのやめようか。割と心が痛い。」
女「とはいえ、先輩の方が級が上、となると並びたいですね。」
男「お、頑張っちゃう?」
女「私が卒業するまでには準1級取っておきますよ。」
男「俺が居る間に取るって言ってよ。せめて。」
女「それを言うと負けた気分になるので。ではこれにて。」
男「はいはい。さようならー。」
男「本当はまだ準1級もってないけど、丁度良い発破装置になったの・・・かな?」
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前回のネタ引っ張ってます。ごめんなさい。