雑談の六
【学校】
男「学校に来て楽しい?」
女「つまらなかったら辞めてますよ。」
男「それを言っちゃお仕舞いだけど、まぁうん。」
女「まぁ面白いですよ。お友達と楽しくお話して授業に出て。」
男「ふむ、やっぱり充実してればそんなものか。」
女「そんなものですね。」
男「まぁ青春してるって良いことなんだと思うんだよ。」
女「・・・はぁ・・・」
男「ごめん、唐突に変なこと言ったね。」
女「いつも通りですから気にしてません。」
男「むしろ気にしろ。」
女「面倒なのでしません。」
男「あ、そうっすか・・・」
女「あしらわれたからと言って拗ねないでくださいよ。」
男「拗ねてないけどそういう事を言われた時点で負けだと思うんだよね。」
女「先輩の負けですね。」
男「突きつけなくていい。」
女「じゃあ奢りでお願いします。」
男「何言ってんのゆう君。」
女「・・・はぁ・・・」
男「その出来の悪い息子を見るような目をするのはやめなさい。」
女「わがままですねー。」
男「ゆう君がそこまでSだとは思ってなかったよ。」
女「はいはい。で、なんでまたそんな事を?」
男「ん、友人・・・というかクラスメイトが急に
「『青春』っていい言葉だよな・・・」
とか言ってたからかな。」
女「そのアホは早く現実を見るべきですね。」
男「知ってるのか?」
女「いえ、まったく。とはいえ受験生何ですから、現実を見せてあげないとダメなような。」
男「あー、まぁ、なんだ。そいつクラス最下位だからな。確かにそうなのかもしれん。」
女「バカじゃないですかその人。」
男「泣くからあいつの前では絶対に言うな。」
女「あ、はい。」
男「うん、それでいい。」
女「就職も厳しいんじゃないんですか?」
男「体力馬鹿だからどうにかなるって。体育の成績はいいからね。」
女「土方・・・」
男「土木作業員を敵に回すな。」
女「すみません。」
男「睨まれるよ、多分。」
女「土木作業員の方に何かしら恨みとかあるわけじゃないのでまぁ・・・はい。」
男「まぁここにはそんな人いないからいいけどね~。」
女「あ、はい。」
男「じゃっ、青春してね~。」
女「あぁ、はい。先輩もいい青春を。 受験で潰してくださいね。」
男「一言多いわ!!」
文字数カウント887
オチが適当感。