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超絶勇者ブレイブマン  作者: タチバナ
ひと夏の想い出編
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番外編「ジーナの一日」

 ワタシはジーナ・ロジャース。アメリカからの留学生として、滝登中学校の2年B組のクラスに通っていマス。

 ワタシの朝は早くも遅くもない。誰の朝でも同じ時間にやってきマス。

 パパが淹れてくれたコーヒーと、ママが焼いてくれたトーストをお腹に放り込みマスと、学校に行く準備をしマス。

 歯磨きをして、ユニフォームに着替えバッグを持ちマスと、パパとママに挨拶をして出かけマス。


 ワタシのハウスはスクールからちょと遠いデスから、バスストップまで歩いて向かいマス。

 バスの中はいつも激混みまくりデス。ぎゅうぎゅうに詰められていマスと、サンドウィッチになったような気分になりマス。

 やとの思いでスクールに命からがらたどりつきマスと、そこからも少し歩いて、ようやくスクールにつきマス。


 玄関のシューズボックスで靴を履き替えマスと、2階へ上がってクラスに入りマス。

 すると、なんとそこにはまた日本人がすし詰めになっているではありマセンか!?

 日本人の寿司好きもいいかげんにして欲しいデス。お寿司はカリフォルニアロールだけで十分デショウ!


「みんな、おっはよー!!」

 元気いっぱいクラスに入りやがりマシタのは、佐藤愛チャンデス。

 彼女は誰にでも見境なしに挨拶をしマスので、今日もまたクソデカボイスが響き渡りマス。

「Good morning. Save your breath!」

「ジーナさんもおはよう!

 ……日本語で言って欲しいかな。しかも、なんか今失礼なこと言わなかった?」

「よう、デカ女。アメリカ女はお前の息がとってもさわやかでミントみたいだってよ」

「おはよう、せーぎくん……。いや嘘だよね? しかも、それ言われても別に嬉しくないよ?」

 途中で割り込みやがりマシタのは、アメリカかぶれの花道正義クンデス。サッカーがちょとできるみたいデス。


 打って変わってホームルームが終わりマスと、英語の授業が始まりマシタ。

 ワタシは当然英語がちょとできマスから、先生に指名されて教科書を読みマスと、いい発音だと褒めてもらえマス。

 デスけれど、日本語のほうがイカレポンチなので、問題文が理解できずテストは結構間違えてしまいマス。

 期末テストでアメリカかぶれやマシュマロボインに負けマシタこと、根に持っていマス。

 特にマシュマロボインは英語がパーフェクトデシタので、余計に悔しいデス。


 ランチタイムになりマスと、ワタシはランチルームでスクールランチを食べマス。

 お友達の津川沙姫代つがわさきよチャンはとてもフレンドが多いデスから、他のクラスのフレンドとランチすることも多いデス。

 別のお友達の小宅知恵チャンも美術部の活動がありマスから、お昼は部室に顔を出すこともよくありマス。

 そんなときは仕方がなしに、間宮悪無まみやあむチャンを強引に引き連れてランチルームに向かいマス。

「我は孤独の戦士なり……。馴れ合いは好まぬ……。団欒を求むるならば、他を当たるが良かろう……。

 ……って、おい、無理矢理引っ張るな! らき、お前も見てないで助けろ!!」

「私はお弁当だからー。ごゆっくり~」


 そうしてランチルームに行こうとしマシタところ、何やら不思議な人影が見当たりマシタ。

 それはよくよく拝見しマシタところ、同じクラスメイトの百地忍チャンデシタ。

 こそこそ誰かをつけ回しているかのような態度デシタので、背後から「元気デスカーーー!?」と話しかけマシタところ、飛び上がって驚きマシタ。

「うわぁ!? な、なんだ……、ジーナちゃんでござるか……。それに悪無ちゃんも……」

「不穏が渦巻く……。これは如何なる相貌か……?」

「まるでストーカー野郎のようデース!」

「い、いや……、これには事情があって……。

 貴殿らには関係ないことでござる! さらば!!」

 忍チャンはそう言いマスと、廊下の角をすぐさま曲がっていきマシタ。

 ワタシと悪無チャンはそれを追いかけマシタが、曲がった先にはすでに忍チャンの姿はどこにもありマセンでした。

 まるでニンジャのようにドロンと消えてしまったのデス。

 結局、ランチは悪無チャンとふたりで取りマシテ、クラスに戻りマシタところ、忍チャンも戻ってきていマシタ。

 話の続きをしようかとも思いマシタが、次の授業開始のチャイムが鳴りマシタのでやめマシタ。


 さて、すべての授業が終わりマスと、ワタシは演劇部の部室へと向かいマシタ。

 ワタシは演劇部の活動を通して、日本語の勉強をしていマスので、大変大事なお時間デス。

 しかも夏休みには市民会館で演劇の発表会がありマスから、部室に入りマスと、何人かの部員がすでに真剣に台本を読み込んでいマシタ。

 部長はまだ来ておりマセンでしたから待っておりマシタところ、誰かが部室をノックしてきマシタ。

 部長かとも思いマシタが、部長ならノックなどしません。そこに入ってきたのは知恵チャンデシタ。


「すみませーん、今度の演劇で使うっていうポスターを美術部で描いてきたんですが……。

 ――あ、ジーナさん。部長さんはまだ?

 私もすぐ美術部に戻らないといけないから、このポスター、部長さんに渡してもらえる?」

「Oh! Beautiful!

 これはまさに絵に描いた餅デース!」

「それ褒め言葉で使うのやめたほうがいいわよ」

 ワタシは知恵チャンからそのポスターを受け取りマスと、とても感動してしまいマシタ。

 今度の演劇のテーマは時代劇デスから、美術部でも普段描き慣れてないであろう和風のイラストデシタが、日本の美をよく表していました。

 ちょんまげのかっこいい侍と着物を着た美しい女性のコントラストも見事デシタ。

「それじゃまあ、そういうことだから。あとはよろしくね」

 そう言って知恵チャンが部室を出ていきマスと、入れ替わりのように部長がやってきマシタ。

 やはり部長もポスターを見るなり、「素晴らしい出来だ」と絶賛していマシタ。

 そうして部員も集まりマスと、演劇部の練習が始まりマシタ。残り短い間デスが、悔いのないように練習して本番に挑みマース!

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