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捨てられたと思ったら異世界に転生していた話  作者: ウィン
第二部 第二十二章:対談企画編
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第六百話:設定厨

 第二部でも六百話を達成しました。ありがとうございます。

 質問に関しては、結構多くの質問が寄せられたらしい。

 異世界のこととか、RTAのこととかの他にも、年齢や、学力、好きなものから嫌いなものまで、本当に様々である。

 いくつか絞ってきてくれたようだけど、どれを聞いてくるんだろうか?


「まずはこちら!」


『ヒカリン、ハクちゃん、こんにちは! ハクちゃんは異世界の世界観をとても大事にしているみたいですが、どれくらい考えているんですか?』


(コメント)

・ハクちゃんと言えば、過激なまでの設定厨

・ただし異世界に限る

・そんなに過激なん?

・過激というか、設定がしっかりしすぎているというか

・初期配信で決めてた設定が今や崩壊しているヴァーチャライバーなんて山ほどいるしな

・ハクちゃんはそんな中でも未だに設定に忠実な一人

・日頃から練ってるんやろな

・設定とか言ってやるなよ


「ヒカリ先輩……これでいいんですか?」


「いやぁ、『Vファンタジー』に入っている身からすると設定呼ばわりはどうかと思ったんですけど、やっぱり気になっちゃいまして」


「まあ、構いませんけどね」


 確かに、ヴァーチャライバーが持つ設定は、あくまで設定であり、現実にそれと同じことが起こるわけではない。

 例えば、私の場合は、異世界に行ったというのは現実には普通は起こりえないわけで、それは設定の中だけの話である。

 しかし、ヴァーチャライバーとしては、設定だろうとそれが真実であり、守らなければならないラインだ。

 本来なら、リスナーさんも、大っぴらにそれを踏み越えることはマナー違反だし、言ってはならないことだけど、コメントでも言っているように、設定である以上は、現実と齟齬が生じるわけで、それを忠実に守れない人もいる。

 リスナーさんは、そう言う設定に惹かれるのではなく、そのヴァーチャライバー個人の個性を評価していると思うから、設定が崩れても特になんとも思わないのだ。

 もちろん、必死に設定を守ろうとしている人に対して、そこを突っ込むのはだめだと思うけど、私の場合は、そこまで気にならない。

 なにせ、現実との齟齬はほぼないわけだからね。本当のこと言ってるだけだし。

 異世界の設定がどれほど深いかって言うのはみんな気になることだろうし、こう言う質問が来ることも予想はしていた。

 私は、あくまで本当のことを喋るだけである。


「まず、私が異世界から来たのは本当のことです。設定とかよく言われますけど、みんな本当のことなので、深く考えているかと言われたら、そんなことはないと思います」


「おお、なんという信念」


(コメント)

・まあ、ハクちゃんならそう言う

・頑張ってるの偉い

・こうなると、異世界についてもっと知りたくなってくるな

・アカリちゃんのアーカイブに、異世界で撮ってきた写真があるぞ

・え、まじ?

・ハクちゃんのアーカイブ見返してるけど、確かに全然ブレないね

・全部本当のことなら、もっといろいろ異世界について質問してみたらいいんじゃない?


「お、それいいですね。ハクちゃん、異世界についてもっと詳しく教えてくれますか?」


「構いませんよ」


 そう言って、ヒカリ先輩は色々と質問を重ねてくる。

 異世界での世界観、種族について、お金について、流通について、様々なことを聞かれた。

 私は、あくまで本当のことを話すスタンスではあるが、一応、話さないようにしている部分もある。

 例えば、神様の部分とかね。

 神様が実在するのは、ファンタジーらしいと言えばそうかもしれないけど、神様のことに言及して、こちらの世界の神様から何か言われても困る。

 別に、信仰もあるし、知名度という意味ではそこまで気にするようなことではないかもしれないけど、変な風に広がってしまったら困るしね。

 特に、異世界から来た神様については話すわけにはいかない。あれは、こちらの世界に持ち込んではいけないと思うから。


「と、こんな感じなのですが」


「凄い、一切詰まることなく全部返されてしまいました……」


(コメント)

・ここまでくると本当に異世界があるのではと思えてくる

・一切詰まらなかったもんな

・あらかじめ考えていたにしても、ヒカリンはいつも素の反応が欲しいってどんな質問するか言わないから、何が来るか予想するのは無理だしなぁ

・正直わくわくした

・精霊で竜で人って言うのは盛り過ぎな気がするが

・それが嘘じゃないかもしれないくらいのとんでもない集中力もあるんだよなぁ

・ハクちゃんのゲームの腕前はやばいから


 私の答えに納得しているかはわからないけど、盛り上がっているのは確かなようだ。

 まあ、私にとっては、ただ当たり前のことを言っているだけだけどね。

 もはや、こちらの世界で暮らした時間より、あちらの世界で暮らした時間の方が圧倒的に長いから、常識もそちらに寄っている部分が大きい。

 もちろん、赤信号では止まりましょうとか、それくらいの常識はあるけど、私も気づかないところで、常識が侵されている部分もあるかもしれないね。


「ハクちゃんが異世界の妖精であることはよくわかりました! そろそろ次の質問に行きましょう!」


『ぶっちゃけ何歳ですか?』


(コメント)

・ぶっちゃけすぎw

・ヴァーチャライバーに年を聞くなよ

・でも、確かに公式でも年齢書いてないよね

・何か理由があるの?


 ヴァーチャライバーは、あくまでヴァーチャルの存在であって、中に人は存在しないことになっている。

 でも、実際には中の人がいて、その人は当然ながらそれぞれの年齢がある。

 ただ、多分ここで聞きたいのは私自身の年齢ではなく、月夜ハクとしては何歳なのかということだと思う。

 流石に、リアルの年齢を聞くのは、マナー違反だと思うしね。


「ぶっちゃけてますが、どうでしょう?」


「私の年齢は、私自身も正確にはよくわかってませんが、恐らくは700歳ちょっとですね」


「700!? そんなに!?」


「これは過去の配信でもチラッと言った気がしますが、あくまで肉体年齢は、ですね。700年の間、ほとんど封印されていたので」


(コメント)

・アーカイブを探せ!

・あった、確かに700年封印されてたとか言ってる

・見つけるの早すぎ

・余裕でアカリちゃんより年上で草

・設定的にはアカリちゃんの妹のはずでは?

・見た目は妹だから

・設定破綻か?


「私がアカリお姉ちゃんの妹というのも確かだよ。妖精は、死んでもまたすぐに生まれ変わることができる。そして、その中には記憶を引き継ぐ者もいる。多分、お姉ちゃんもその類じゃないかな?」


「なるほど、そう言う理由があるんですね。なんか勉強になります!」


 なんか一夜ひよなの設定にまで飛び火しそうだったので、少しフォローしておいた。

 まあ、そんな気にしにしなくてもいいとは思うけどね。特に、一夜ひよなは設定をほぼ無視しているらしいし。

 また設定厨とか言われてしまったけど、実際その通りだから仕方ない。違うのは、それが私にとっては本当のことってだけで。

 盛り上がるコメント欄を見ながら、次の質問に備えるのだった。

 感想ありがとうございます。

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突っ込んで聞いてくるなぁ
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