自戒の冬の詩
自戒して、読んでください。
冬よ
孤高である季節よ
この世の中でお前だけが
たった一人で完成するのを許されている
ああ
草臥れた草木の心地よい生臭さよ
切り抜かれた山の遺影にのみ現れる荘厳さよ
古びた哀愁らの体現よ
それらを際限なく出現させる、存在よ
冬よ
冬よ
なんの使命も帯びぬまま
老いた犬が空に放った信号を家家の窓に慎ましく届けよ
遅咲きの花の虚しさを、呆けた人々に解らせよ
あるいはこの行間にさえ、から風一つで
なんらかの意図を含ませよ
そしてその密度ゆえに
冬よ
私の、最も表出してしまう季節よ
絹でできたお前の肌は、私の何をも隠さないせいで、太古に忘れたはずである心の奥のどどめ色が表出してくるのだ
お前が一人で完結するせいで、憧れを抱いてしまうのだ
私は
それをきっとお前の美しい指先に、浸さぬように、
私よ、冬を愛さないように
冬よ、私を愛さないように
突き刺さった光の、虚構であることを望み
私よ、白い陽光の存在を知り、私よ、体育座りせよ
決して彼女の指先に、触れてはいけない
こんにちは。コーノです。
あけましておめでとうございます。
冬ですね。冬だからって冬の詩を書くのは安直じゃしまいか?と自問自答しながら書きました。
良いお年を。