プロローグ
初投稿になります。よろしくお願いします!
その日は いつも通りの生活、いつも通りの帰り道、後は帰ってまた明日の仕事に備えて早めに眠るつもりでした。その時までは、
「きゃぁああっ」
いつも通りの電車を待っていると聞こえてくる女性の声に目をむけると、斜め前の妊婦さんがどっかのおっさんに線路に突き落とされているではありませんか?!
おっさんは歪んだ表情で叫びました。
「お前が悪いんだ!俺を選ばなかったお前が!!」
ナニ言っちゃってんのお前!と思いながらまずは妊婦さんをと思い線路に降りて避難場所に誘導しようとした時。
--ープァァアンー--
特急列車が来ました。最悪です。妊婦さんを引きずるように避難場所に詰め込んで時にはもう目の前。
(あっ。死んだなこりゃ。)と思いながら目の前が真っ白になりました。
一瞬何かに触れたと思ったら急に何も感じなくなりました。
一体どの位の時間がたったのか、それともそんなにたっていないのか、気がついた時には真っ白な空間にたっていました。
果たして、たっているといっても良いのでしょうか?上下左右前後ろと見ても、床も壁も極端な話地平線も水平線も見えないのだから。
「ここまで白いと、目が痛いですねぇ。」
「それじゃあ、暗くしようかい?」
後ろから急に声をかけられて、身体をビクッとさせると
「あっごめん。ビックリさせた?」
振り返ると何やら仮面をつけたピエロのような人がたっていました。
既に嫌な予感がした私は静かに目を閉じました。
「ちょっと待って!話を聞いて!なんでいきなり寝るの!!」
「誠に恐れ入ります。すみません。私は何も見なかったことにしますので、あしからず。」
「いやいや、現実逃避しても現状は変わらないよ〜!お願いだから僕の話を聞いて!」
確かにそうだなぁと思い、渋々目を開けると
「お話とは何でしょうか?後、何となく見当はついていますが、私は…」
「うん。死んじゃってるね。完膚無きまでにコナゴナ〜」
「そうですか。」
やっぱりなぁー。
「あれぇ〜それだけ〜?」
「まぁ、惰性で生きてきただけですからねぇ。未練は…まぁ、ありますが…」
「ふ〜ん。変わっているねえ。」
「ところでお話って?」
一応聞いて置きましょう。
「そうそう、忘れてた。あのねぇ僕たちのゲームに付き合ってくれない?」
僕たち?ゲーム?いきなりすぎて訳がわかりません。
読んでいただきありがとうございます!次回自己紹介から!