8節[能力。]
少しグダグダしてる気がします。
僕にはどうしようもないです。これを書かなければ次につながらないので。
温かい目でお願いします。
多分あと2話ぐらいで抜けれます。このグダグダ感。
申し訳ございません。
次のドアに向かいながら僕はふと、
今何時だろう
と、思った。学校の帰りに誘拐されたから時計を持っていないのがつらい。テラーがいたら教えてくれるのに。
たしか、コードネームを決めに水晶部屋に行ったのが午後11時。そこから儀式を行って10分後ぐらいに終わった。そこからすぐに探検に行ったからその時の時間はカウントしない。
で、探検が意外と長かったから2時間ほどか。
じゃあ今は午前1時?
次のドアに着いた。中に入ると探検をしてしまうので壁にもたれて考える。
午前1時か。体内時計が狂っている。仕方ないか。
今の時刻がわかったところでドアに触れた。
『ビービービー』
入れなかった。止まる意味がなかったじゃないか!
気を取り直して次のドアに向かう。
『カチッ』
開いた。見覚えがある部屋だ。シングルベットが離れて2つと大きな檻が1つ。
僕が死んだ場所だ。照明が無いのに明るいというのが1つ疑問に思うことだ。
何も見るものが無いので部屋を出る。
そして次のドアに向かった。
『ビービービー』
と、同時に耳からではなく、ドアに触れた手からなにかが体に入ってきた。
『現在留守です。』
声ではなく、脳内に入るテレパシー的なやつだ。
誰かの部屋かな?
もし部屋だとしたらテラーだろう。
入れないので次のドアに向かう。
『ビービービー』
『ビービービー』
『ビービービー』
3回連続で入れなかった。
次のドアに向かう。ドアの前に立ち、手をドアに持っていく直前、ドアが勝手に開いた。
中に入る。ものすごく見覚えがある。2時間30分ほど前にいた部屋だ。
僕の部屋だった。
つまりは、ここの施設を1周したわけだ。
僕は寝ることにした。体内時計をもとに戻したい。僕はベットに向かった。
ベットに入る前にあるものが目に入った。
短針が2の手前。長針が11より1つ進んだ所。1時56分。時計がこの部屋にあった。しかも30分僕が考えていた時間より遅い。
そういえばこの部屋に時計があったっけ?
忘れていた。
さて寝るか。今2時前だから8時まで寝たら十分か。僕は時計で目覚ましをセットした。
そして、寝た。
6時間後
ピリリリリリリリ
目覚ましがなり、僕は起きた。
のつもりが、、、
「カラ!起きろ!」
声で起こされた。
眠い。
「うん?」
「『うん?』じゃない!起きろ!教えることがある。」
「あぁ、」
納得した、気がする。
僕は渋々起きた。時計を見る。6時半!
1時間半でコンディションはだいぶ変わるのに、
隣に居たのはいつものテラーだった。
僕は顔を洗い、着替えた。そして、外で待っているテラーのために部屋を出る。
「よし、来い。」
テラーが言い、歩き出した。水晶部屋の方向だ。
「今日はマジャーの基本的な特訓をする。」
歩きながらテラーが言った。
「どんなこと?」
率直に聞く。
「まずは君の能力だな。」
「能力?」
「まだ言わんかったか?」
「聞いてないけど。」
「そうか。まぁ、これは見れば分かる。」
ドアを4つ通り過ぎ、5つ目のドアを開け中に入る。
部屋の中にはアーチ型の門が10個あった。そのうちの6個は門に白いベールがかかっている。残りの4個には何もかかっていなかった。テラーは6個のうちの1番左の門を指さして言った。
「あの門に入れ。」
「テラーは来る?」
「私は行かん。」
「行かないの?じゃあどうするの?」
「簡単だ。入ったら目の前に椅子が3つある。どれかを選んで座れ。マジャーのもつ能力とは運命や、マジャーになった時に決まるものではない。その人が自ら選んで決まるのだ。だから、どの椅子に座るのかで決まる。自分の能力は自分で決める。その次だ。椅子の前にそれぞれ灰色の石がある。ただの石だ。そのどれかに触れろ。椅子の前に並んで置いてあるが、目の前の石じゃなくてもいい。あと、椅子には好きなだけ座れ。これも能力を決める判断材料だ。それで、カラの能力が決まる。自分で決める運命だ。」
テラーが長々と、喋った。
「行け。」
テラーが言ったので僕は門に入ることにした。
「一番左だよね?」
最後に確認する。テラーが頷いた。
僕は門に入った。
一瞬視界が真っ白になる。
その次に椅子が3つ、灰色の石が3つある部屋に出た。
ではまた。
See You Next Time.