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  作者: Kara〆
1章>>この仕事が光か闇かは貴方が決めるが良い
6/23

5節[死して生き返り…]

死してなお、、、

僕にとっては一瞬だった気がする。



意識が戻った。人間の時の記憶は無くなっていなかったようだ。体中が痺れている。辛い。まだ目を開けられない。


「起きたようだな。痺れが治まるまでゆっくり寝とけ。」


横から声が聞こえてきた。聞き覚えのある声だが誰の声かは思い出せない。

僕は言われたとおり、寝ることにした。


痺れたまま1時間

ようやく痺れが治まってきた。24時間死んで1時間で治るのは上出来な方だろう。けど、意識がある1時間だから死んでいる時よりも辛い。


「口を開けろ。薬を入れる。」


また横で同じ声がした。

僕は言われたとおり口を開けた。喉に粉末状の薬が入っていく。僕は飲み込んだ。不思議なことに喉には痺れが無かった。薬が胃に入ると、腹の奥にあった痺れが消えた。


薬を飲んで10分

楽になった。声も出せるようになったと思う。(まだ出してないけど)僕は起き上がった。目を開け、周りを見る。僕が死んだ時となにも変わっていない。今までの声の主、テラーはベットの横に座っている。


「大丈夫か?」


テラーが声をかけてきたので僕は「大丈夫。」と答えようと口を開けた。


「だーぁー。」


僕の大丈夫は謎の奇声に変わった。しかも「ぁ」が高くなった。


「よくある事だ。死んで生き返ったすぐあとは言葉を話せない。練習しとけ。水とご飯を持ってくる。」


テラーがそう言って部屋を出た。僕は簡単な言葉から練習することにした。2文字の言葉からだ。


「ほー」(本)


「はか」(箱)


そんなこんなで10分練習した。多分テラーは調理中だろう。来ない。言葉はなかなか話せるようになった(早口言葉はまだ無理だが)。

テラーが帰ってくると、テラーの作った料理を食べた。ちなみにテラーが作った料理は結構美味しかった。

僕はそれから24時間ぶりのお風呂に入った。

お風呂からあがってくるとテラーが話しかけてきた。


「マジャーになったら最初に決めねばならんことがある。それは、コードネームだ。マジャーの間では、その名前で呼ぶ。私の今の名前もコードネームだ。それと失敗する前に言っとくが、本名を知ったものはその人を支配できる。だから絶対に本名を教えるでない。いいな?」


「うん。あっ、でも、テラーとハーリーは?」


「それは流れ上そうなるしかない。それに私は君の師匠だ。支配してもいい身分だろう?」


「ま、まぁね。」


「じゃあ、私としてはさっそく決めたいが。何かいい案はあるか?」


「ない。今は。」


僕は即答した。


「それなら今日の夜までに決めとくんだ。」


「わかった。」


僕は部屋に戻った。


(急にコードネームって言われてもなぁ。)


僕はそれから考えた。これから一生マジャーから呼ばれる名前、大事にしないといけない。

僕はずっと考えた。


そして、思いついた。



現在、夜11時

テラーが来た。


「コードネームは決めたか?」


さっそく本題に入るようだ。


「決めたよ。」


僕は答えた。


「OK。まだ言うな。着いてきな。」


テラーがモニター室と反対の方向に行った。


「どこに行くの?」


疑問は聞くべきだ。


「ある特別な部屋だ。マジャーの世界には色々あってな、まだ教えとらんこともある。」


少し歩いた所のドアに入った。

その部屋には直径20センチメートルぐらいの水晶が部屋の真ん中にあった。


「いいか?あの水晶に利き手を置いて、本名、その次にコードネームを言え。」


僕は頷いた。そして、水晶に右手を置いた。


「森野純治、、、


最後までありがとうございます。



この小説の題名を変えようと思います。

詳しくは活動報告を見てください。

『魔術の使い手マジャー』

に、しようと思います。

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