表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: Kara〆
1章>>この仕事が光か闇かは貴方が決めるが良い
4/23

3節[マジャーに]

やぁこんにちは、

楽しんでね。

僕はもう一度唖然とした。本日2度目だ。


(マジャー?辞めるとか辞められないとか仕事?マジャーってどっかの職場か?もしくは、『病める』か?『病めることは出来ない』って、僕は別に病んでないし。いや、それよりもここはどこ?誘拐なんかして騒ぎにならないのか?)


聞きたいことはいっぱいある。


「やぁ、あらためましてだね。」


青い方が言った。


「私の名前はテラー。立ち位置としては純治君、君の師匠だ。」


(???)


もっと分からなくなった。何のことやら。


「色々と聞きたいことがあるだろう?答えてあげるよ。だがな、今日はもう遅い。続きは明日にせんか?だから君の部屋へ行こう。」


「待った。」


僕が言った。


「部屋を移る前にマジャーってなんだ?」


「あぁー、そこからか。忘れていたよ。すまんな。マジャーとは、いわゆる異世界の人間ってとこだな。それに、聞かれる前に答えるが私らは怪しいものでは無いよ。信じれんと思うがね。とにかく、着いてきな。」


そう言って、テラーはドアを開け「こっち」と手招きしてきた。僕がついて行くと赤い方が僕の後ろから着いてきた。


「あ、あのさぁ、」


僕はためらいながらテラーに声をかけた。


「なんだ?」


テラーが振り向いた。振り向きながらも歩いている。


「僕の後ろにいる人誰?」


「あぁー、まだ言ってなかったな。私の親友のハーリーだ。」


「へぇー。」


別に知って得は無かった。

それから無言でちょっと歩くと、1つのドアの前でテラーが止まった。


「ここが君の部屋だ。」


「えっ?」


僕はつい声を出してしまった。


(部屋ってここに住むの?)


テラーが僕の声を聞きつけたようで、


「どうしたんだい?」


と、声をかけてきた。僕は思ったことを言うことにした。


「君の部屋、ってここに住むの?」


「一時的に、だな。とにかく今晩は家には帰れない。怪しまれるからね。」


「えっ、でも僕がいなかったら反対に心配するんじゃないの?」


「そこはすでに手を打ってある。君のダミーを家に入れといた。」


(どれほどすごい組織なんだよ!)


「とにかく、シャワーを浴びてご飯を食べて、今日は寝るんだ。」


テラーが言い、ドアーを開けた。見る限り広いと言えるだろう。部屋には、シングルベット、テレビ、机、それとセットの椅子があり、机は大きなL字型だった。部屋を一通り見渡した後、僕はテラーの言うとおりにした。

シャワーを浴び、(出てきたらなんと、家のパジャマが置いてあった。この人達、やばいぞ。思い直した。)ご飯を食べ、(ご飯もシャワーから出てくると置いてあった。)ベッドにドスン、すぐに寝た。

11時48分だった。


翌朝。

僕は時計を見た。9時5分、、、。


(遅刻だ!寝過ごしすぎたぞ。)


僕はすぐに起き、着替えようとした。遅刻とか初めての経験だ。

僕は制服を探した。


(あれっ?ない。まさかのなくしたパターンか?)


もっと焦る。

っと、ドアが開き、テラーが入ってきた。


「どうしたんだい?やけに焦ってるようだけど、、、。」


「学校にちこ、、、あっ、そうか!今はここか!僕の家には僕のダミーがいるのか!」


間違って焦っていた自分を見られて恥ずかしかった。

僕はテラーを見た。会って以来ちゃんと見たことがなかったからだ。

テラーは茶髪でふさふさの髪を持っている。顔は可愛らしい感じだろう。目は二重。僕と同じだ。鼻は少しへこんでいる。口は普通だ。

今日のテラーは青い服と紺のマントをまとっていた。


「色々教えねばならんのだ。服を着替え終わったら出てきてくれんか?外で待ってるからな。」


テラーがそう言って僕の服を置いた。テラーが出て行ってから着替えた。服は黒だ。僕は外に出た。


「おぉ、着替えたか。じゃあ行くぞ。」


テラーは歩き出した。


「どこに?」


僕は疑問に思ったことを聞いた。テラーは歩きながら答えてくれた。


「モニター室だ。それと、これから2週間ここで泊まってもらう。その間にマジャーの基本を教えよう。」

See You Next Time.

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ