きつねにつままれたような話
飲み会の帰り道、同じ会社の上司と部下。
上司は部下にこんな話をした。
「〇〇街の森にはきつねがでて人化かすんだとよー」
「この近くですね。行ってみましょうかー」
酔った勢い、始発まで時間があることもあり。その森へ行ってみた。
きつねなど現れないと思っていたが、現れた。
なんと人の言葉を話す。
「夢じゃないか」などと話していると、きつねが頬をつまんできた。
「痛い。夢じゃないらしい」
そんなことをしていると始発の時間がきた。
「みんなに話してやろう」
「絶対信じませんよ」
話している内に部下は寝てしまった。
しばらく経って起きてみるとあの森の中、上司はいない
焦って上司に電話してみると
「きつね?昨日は終電で帰ったけど?」