表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Unjust Life  作者: KYOS
15/16

14:

最近ゲームのシナリオ作成講座みたいな本を読み始めました

小説書くにも役に立つかな~と思い意識して書いてみようと思います

感想お待ちしています!

その日私は学校を「仕事」を理由にサボって事務局の情報システム室に来ていた

ここ情報システム室には任務時の情報系等の支援・制圧相手の情報系統のかく乱、平常時は要注意人物の追尾、犯罪計画のインターネットからの洗い出しや監視などあらゆることをしている「諜報部」がある

そこにこの前泳がした男のことを報告して監視してもらっていたのだ

そうしてさっき男が、以前から諜報部が要注意組織の活動地域として監視を続けていた地域に向かったと連絡を受けて様子を見ようと私も見に来たというわけだ

「あいかわらず凄いわね、この部屋は…」

思わずそうつぶやいてしまう

だって、部屋の正面のかべ一面に大画面ディスプレイがあり、その前にずらっと並んだパソコン

私には何がなにやらまったく分からない

そこに座っている人がみんな一様に凄い速度でタイピングしている

その中の一人、金髪で周りの人とは違い傍から見てもサボっている風にしか見えない男に近寄る

「岡崎、調子はどう?」

「おう!来たか、ゆり」

この人は岡崎啓一

よく任務でのサポートを依頼している諜報部の人で私のクラスメート

ちょくちょくノリが軽いのが気になるけど、基本いい人…のはず

「それで?頼んでいた件は?」

「まあ、見てくれ」

そう言ってキーボードをいじる岡崎

その動きにあわせ、なにやら文字がずらっと並んでいた画面が一瞬で地図へと変わった

その地図の一部に赤い点が点滅している

「これがターゲットの現在位置だ」

そう言ってまた何かキーボードをいじる

今度は画面いっぱいに表示されていた地図の右半分に広域地図が表示される

「これって…」

表示された場所を見て既視感を覚える

どこかで見たような…あっ

「封鎖地域」

思わずつぶやく

「そう、よりにもよってココだったりする」

岡崎も肯定する

封鎖地域というのは7年前のテロの直後、治安が極度に悪化し自衛隊ですら何人も死者を出したような地域だ

それゆえ治安の回復は望めないとして封じ込めのため一般人の立ち入りが禁止された

このあいだ泳がせた男がこの地域に入っていったらしい

「今から2時間前、というと午前11時くらいか。封鎖地域内の旧天満堂デパートに男が入っていくのを衛星カメラで確認。それから約1時間後の12時ごろ封鎖地域から男が出て行くのも確認」

「それで?このあたりの組織は?」

人が普段行かないような場所に行く場合何かしらの理由があるはず

ましてや並みの犯罪者でもためらうような危険地域に何の目的もなしに行くはずがない

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ