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Psi Ψ    作者: ΗΘΤΛΤΕ
1/2

プロローグ 兄の存在

こんにちわ。 ΗΘΤΛΤΕです。


今回。超能力というテーマで書かせてもらいます。


超能力とかちゃんとよく分からず書いていますが。どうぞよろしくお願いします。

『ざわざわざわ・・・。』


「おはよーー。」


「おはよ。」


「あぁ!!はるか君っ!!おはよーーっww」


「うん。おはよ。」


「うーっす。」


「うーっすww」


そんな春の入学式も終え、始業式の朝のあいさつが交わされている学校の正門から玄関までの道をゆっくりと歩く一人の少年がいた。


彼の名は。


雨夜あまや 禅然ぜん


「あぁっ!!禅っ!!おっはよーーーっ。」


「うん。おはよ。」


「きゃーーww禅君!!おは・・・おはよっ!!」


「うん。おはよ。」


などと、大げさなまでに大騒ぎするクラスメイト。


禅然にとってこれほど興味のわかないものもない。


「ぜーーんっ!!おっはよっ♪」


と、東方から駈けだし禅然の肩に腕を乗っけ声をかけくる男がいた。


彼の名は

宇都木うづき 巳春みはる


髪は黒髪だが、明らかにチャラく乗りも軽い。制服にはネックレスをしている。


そんな巳春に禅然は多少呆れを覚えながら


「おはよ。今日も相変わらずだな。」


と、禅然が嫌味をいう。


「ははっ!!人間が一日で変わったら、びっくりだョっ!!そりゃ、なにかあったに違いないよネっ!!」


と、その嫌みさえもうまく交わす。


「はぁ・・・。巳春は本当に変わらないな。」


と、ため息を漏らすと。


「禅ちゃんが変わっただけ♡それ以外は、世界は変わっちゃいないんだからねっ!!」


などと、おおごとな話をする。


「あぁーー、はいはい。そうですね。ところで、巳春。お前クラス発表の貼りだし係ぢゃなかったけ??(だから、今日俺一人で来たのに・・・。)もう、いいのか??」


と、禅然が尋ねると。


「いやっ。まだ終わってないけど。」


と、不思議そうな顔をされる。


「??ぢゃあ、俺とここで戯れていてよかないだろが。」


と、禅然も不思議そうな顔をする。


「あぁwwなんかさ。俺。海月先輩にお呼ばれしちゃってっ♡軽く許可取って今から行くところだったんだよねwwまったくww何言われんだろっwwあはっ★もしかして、愛の告白とかされちゃうかもおおww禁断の愛の始まり始まり~~wwな~~んてネッ★僕は、絶対あんながたいのいい男の先輩との交際は完・全・拒・否の方向で行くつもりだしね~~ww」


と、長い台詞を身振り手振りをつけて肩に腕は乗せたまま語り、最終的には手を振って行ってしまった。


「心配・・・。」


そう一言つぶやいて、元の教室に足を運ぶ。


ここの学校では、始業式の時にクラス分けが発表される。それまで、元のクラスで一時待機なのだ。


そこで、禅然が待っていると・・・。


突然。


「ねぇ~~。雨夜あまや 禅然ぜんぜんって人知ってる??」


と、教室の扉のところで大声で禅然の名前を呼んでくる男がいた。

しかも、名前を間違えて。


「??ぜっ・・・ぜんぜん???ですか??雨夜君なら、いますけど・・・。」


と、クラスの学級委員のたちばな ぜんが訝しげに金髪に、首元にネックレスをつけ、明らかにチャラ男で、ノリは軽そうに見えて、巳春と兄弟なんじゃないかというくらい似ているその男を見て応える。


ちなみに、このくらすでゆういつの禅然と同じ名前の女の子だ。


「ふ~ん。まぁ、いいや。『雨夜』なんて珍しい名前そうそういないでしょっwwんで??どの子??」


と、教室内をのぞき見る。


(『雨夜』は特に珍しくもないだろ・・・。)


と、禅然は心の底で思いながら本を読む。


「えっと・・・。あっちの。今本を読んでる・・・。」


と、手を横に差し出して禅然のほうにむける。


「ふーーん。じゃあ。こっちから話したほうが速そうだねっ!!」

と、禅然の席のすぐそばの大窓から、にゅっと顔を出し。


「ふ~~ん。」


と、一言つぶやいた。


「・・・なんすか。」


と、禅然も睨んで対抗。


「うっわ。目つき悪。そんなんじゃ、彼女出来ないよ~~。」


と、屈した様子もなく禅然に話しかける。禅然も特にそれに気にする様子もなく、


「んで。なんか用っすか?」


と一言尋ねると。


「う~ん。用っていうか。そうだな。興味があってきただけなんだけど。」


と、真顔で言われてしまった。


「・・・は??」


この人は、ホモなんだろうか・・・。と、禅然の中に一つの疑念がわく。


「あぁ~~~。えっと。僕は、別にあれだよ??ホモぢゃないよ??っていうか、君の事は全く興味がない。」


と、こちらの考えをくみ取ったかのように否定する。


「??」


そして、禅然が嫌そうな顔をしながら、頭にはてなを浮かべる。


「えっと・・・。その。正確には、君のその『能力』に、興味があるんだっ!!」


と、一言。大声で叫んだ。


「はっ??」


と、明らかに訝しげにその男を見る。


「いやね。普通の人だったら、君と僕が『兄弟』だって言われたってこないけどねww君は別だ。君の能力に興味がある。まぁ、こうやって会ったのも縁のうちっ!!今日は、一緒に帰らないかい??クレープをおごるよ。」


と、高らかに笑う。


「・・・頭大丈夫ですか??っていうか。あんたから会いに来たんでしょうが。俺は、あんたに興味ないし、俺の能力に興味があるって・・・。あんたは何かのオカルトヲタクですか??」


と、ずばっと厳しい事を言う。


「う~~ん。そうだね。僕は、オカルトヲタクでもなければ、変人でもない。っていうか、兄弟に逢いに来てはいけないかい??」


と、たんたんと尋ねる。


「・・・黙れ変態。」


「うわあ!!ひどいっ!」


「出ていけっ!!」


「もう出てますっ!!」


「俺の目の前に二度と現れるな。」


「え~~。むりだよ~~。だって『きょうだごっふぉっ!!」


と、先輩にも容赦なく殴りかかる。


「ん~~~、まぁ、そこまで言うなら、まぁいいやぁ~~。っていうか、明日にはその『証拠』を見せてあげるよっwwんでさぁ~~。」


と、話をつなげようとしたところで、


『~~♪~~♪~~』


と、携帯が大音量で鳴った。もちろん、まじめな禅然の携帯であるはずもなく、禅然は訝しげな顔をする。


そして、禅然の兄弟だ。と、名乗る男は、自分の着メロを聞き、ポケットの中から五台の携帯電話から一台の携帯電話を取り出し、メールを確認した。


ちなみに、五台の携帯電話はすべて、キーホルダーの様にひとつでつながっている。


「っと~~、僕の彼女が呼んでいるやっ!!あと、駿茶そうたに怒られちゃったから、早く行かないと、殺されかけちゃうナッ!!」


と、メールの中身を確認した後、少しまずそうな顔になり、会話とも、独り言も取れるような言い方をして、最後に。


「んじゃあwwまったねっ!!僕の愛しの能力(PSI)。ぜんぜんww」


と、肩手をふり、さっそうと廊下を歩いて行った。


「なんなんだっ!!」


と、珍しく禅然が声を荒げ怒っていると・・・



携帯が光っているのに気がついた。


(メールだ・・・。)


そう思い開いてみると。


Receive mail[001/500]

Date 04/05 8:05

From 橘 善(学級委員長)

Subject

-----------------------------------------

ちょっとっ!!気づいてんだったら、自分から来て

くれればいいのにっ!!


何知らんぷりしてくれんてんのさっ!!


しかも、本まで読み始めるってどういうこと?ι


はぁ。。。。↓↓


まぁいいや。とりあえず。今日、学級委員会あるか

ら。じゃあ、あとでね~~♡

------------------------------------------



と、書いてあった。


(はいはい。学級委員会ですね。まったく。面倒くさいなぁ・・・。だから、やりたくなかったんですけど。まぁ、取りあえずは行きますか。)


と、心の中で思い。




宛先 橘 善(学級委員長)

件名 Re:

--------------------------------------

了解


--------------------------------------




と、だけ打って送信した。


『ピンポンパンポーーーーーン』


『これから、始業式を始めます。今から、体育館ばきに履き替え体育館にみなさん集まってください。係の生徒は、一度、元のクラスの列に並んでください。』


『ピンポンパンポーーーーーン』


と、放送が鳴った。そして、皆が廊下に出始める。


そして、禅然も体育館ばきに履き替え、廊下に出た。












う~~ん。途中でわけわからんところあったかも??



さいごまで読んでいただきありがとうございました。


よろしければ一話からも読んでいただければ嬉しいです。

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