転生したら 恋するのはお決まり⁇
最後まで 幸せな人生だったかもしれない__本棚に下敷きにされてこの世をさるなんて。
童話好きなわたし。『来世でも童話を読めますように...!!』
祈りを込めて 息を引き取った。
次の人生は 眩しい光で目覚めた__。
「えりざ !! えりざ !! おばあさんが病気なんですって…
お菓子と飲み物を持って お見舞いに行ってきてくれない⁇」
えり…ざ ⁇ 誰⁇ というか 生きてるんだ。
本に下敷きにされたのに !! と言うか わたしのおばあちゃん 既に他界してますよ ⁇
「んもお、まだ寝てるの⁇ おばあさん熱なのよ⁇
よく 遊んでもらったでしょう⁇ いってらっしゃい!!」
お母さん⁇ に布団を剥ぎ落とされ 身震いする__
「ほらほら、赤ずきんちゃん起きなさあい!!」
え⁇ あああああああ、赤ずきんちゃん!?あの、健気で可愛い…⁇ 嘘嘘。転生したの⁇赤ずきんちゃんに ⁇
とゆーか赤ずきんちゃんの名前って えりざ だったんだ 。
「は、はあい!!」クローゼットの中を見ると赤いバルーンワンピースに真っ赤な頭巾がついた服を発見 !!
思わず抱きしめると お母さんに「変よ⁇」と言われてしまった。
「行ってきまあ〜っす !!」大きな声を出して わたしは家を出た。
だけど、赤ずきんちゃんは 狼に騙されて食べられてしまう。ハッピーエンドなものもあればバッドエンドな本もある。わたしの物語はどっちかな⁇ なーんて考えながら わたしは飲み物を買いに街に向かった___
「わ、わあああ」目を輝かせながら 街に入る__ 屋台があってソコには 「フランスパン !! それに焼きたてクッキー !! わあ、ジューシーそおな桃も !!」じゅるり、と涎を垂らす__
「それに__」と隣を見ようとすると バコオオン 何かと衝突する音__ まさか狼!? すぐに身構えるけど、砂埃の中から現れたのは…
「いたた、何するんだ!! 貴様!!」 狼ではないみたい…安心のあまり「狼じゃなくてよかったぁ…」と呟くと__「狼⁇ オレがか⁇ 何を言ってる、庶民が!!」 あれえ⁇赤ずきんちゃんにこんな邪なキャラいましたっけ⁇
そう思って 顔を上げると… 黒髪にワインレッドの瞳の青年。あきら様に不機嫌そうで目が吊り上がっている。その隣には 朗らかそうな老父がいた。
「え、ええ⁇誰ですか⁇」 「お前こそ__ぶつかってきて謝りもせず…」「えっと。ごめんなさい⁇」「語尾にハテナをつけるな」 「って、お婆様への買い出し !! 森遠いんだもん!! 日が暮れる前に急がなきゃ!!」
わたしは そおいってその場を切り抜けたのですぅ。お婆様、心配してるかな⁇2時間も遅れてるんだもん。
幸い、狼にも会わずお婆様の家へ__ わたしは予想もしていなかった。お婆様ではなく、狼が爆睡してるだなんて。
「おっ婆様ああ ♪」ノリノリで家へ入ると。「ようこそ、今夜のご馳走。」「うん!! って… ええええええ!?」狼!?どう言うこと !? う、「うわあああああ」 逃げようとするけど狼に頭巾を引っ張られて前に進むどころか首が絞められて息ができないぃ。あがが ...
「待て、ピー(言ってはならない言葉だよ)庶民 !!」 「ひいい!! なんかきたあああ!!」
「お、王子...⁇」「うわ、狼⁇!」「うげ!! なんか きやがった!! が、ごっちそうだあ」
これぞ !! 転生したらお決まりの三角関係(⁇)です !!ってのは嘘で__後ろから悲惨な音が… 骨がへし折られる音。それに__ うん。これ以上は NGワード ...
「お、王子⁇ ありがとおお!! 死ぬかと思いましたぁぁ...泣」「うわ、抱きつくな!!庶民め!! 俺の服が汚れるだろ__」なーんて、言ってるくせに。王子、照れてるじゃん。お顔 完熟トマトだよ⁇ まあ、わたしの 顔もどうなってるかはわかんないんだけどね ⁇
「でわ、失礼しまーす⁇」 「お前、タダで済ますと思うな__」
え__⁇なんですって⁇ 結婚でもしてくれるんですか⁇
それよりさ 。多分 わたしさ⁇ ううん、絶対 ...王子のこと好きになっちゃったじゃん ...!!




