吃音とは
皆様は「吃音」、「どもり」という症状をご存じでしょうか。「どもり」については何故か差別用語、放送禁止用語としてみなされてしまったため、本作ではすべて「吃音」と表現します。近年では、吃音という要素を盛り込んだドラマやアニメが公開されているため、昔に比べるとご存じの方も多いかもしれません。吃音は発話障害の一種で、主な症状としては以下です。
・連発(音の繰り返し)
・伸発(発音の引き延ばし)
・難発(発声できずに間が空く)
人にもよりますが、筆者の場合は幼少期よりすべて当てはまっており、30歳を過ぎた今でも症状として現れます。近年の研究では成人時点での吃音有症率は全人口の0.8%前後だといわれており、個人的な感覚では意外といるんだなという印象です。単純に100人に1人いるかいないか程度だと考えると、圧倒的に少数派であることは間違いありません。
吃音は常時同程度の症状が出るというわけではなく、波があります。比較的楽に話せるときと、会話が苦痛で人間をやめたくなるくらい症状が酷いときもあります。環境や体調によっても変わるため、他人に誤解されることも多いです。当事者の方には「ゆっくり喋れば大丈夫」とか「焦らなくていいよ」等、相手からしたら優しさでかけてくれたであろう言葉が辛かった方も多いのではないでしょうか。
これからの話は、筆者が吃音を自認してから現在にいたるまでを経験と乗り越えるためにとった行動や心構えについて、当事者だけでなく、他者として関わる方への参考になれば幸いです。




