父としてやるべき事
まず、出生届を出して健康保険の加入、児童手当申請、やることはいっぱいある、だけどあんな話を聞くと憂鬱になる
ピンポーン家のインターホンが鳴るこんな時間に誰だろう?
「はーい誰ですか?」
扉を開けるとそこにはお父さんがいた
「よう、龍雄!遂に産まれたらしいじゃないか、おめでとう今夜は祝い酒だ、とびっきりの酒をもってきたぞ」
お父さん秘蔵のウイスキーを持ってきたみたいだ、そうだなお父さんに相談もしよう
「なんだと!命叡ちゃんの花嫁姿を見れないのか!?」
「思い付くのがまずそれなのかよ」
「これは重要な事だぞ、その異世界先でどこぞの知らぬ男と結婚する事を想像してみろ」
顔の分からない男と仲良くする涼香似の命叡を想像する、得も言われぬイライラが腹の底から出てくる
「気分が悪くなるな」
「そうだろう?まず、命叡ちゃんが幸せになれるよう色々さり気なく教えていくんだ生き抜く方法、男選び、その異世界の文化レベルに応じた生活様式」
「そうだな、異世界がどんなところか先輩に聞いておかないとな」
ジー、何やらお父さんがジト目でこちらを見てくる
「何でそんな目でこっち見るんだ」
「眷属様と話せて羨ましい、しかも眷属になる予定だと?羨ましいたらありゃしねぇ!!うおぉぉぉぉ」
テーブルに顔をうずめ咽び泣きだす
「あー飲み過ぎだな、ほら水だ飲め」
「何で何で私じゃないんだぁぁ」
「そこは諦めようぜ」
どうしようも無い事なので返す言葉が無い




