驚愕命叡の決められた将来
「最近異世界召喚、異世界転生とか、漫画が人気でしょ?」
「はい、流行りですね」
「実はあれ馬鹿に出来ない話なんだよ、本当にされてるからね」
「え!?実際に異世界が!?」
「そうだよー、こちらとしても異世界の神に借りがあるから従うしかないのさ」
「借りですか?」
「日本ではイザナギ、イザナミだね分かるかい?」
「はい、日本の神々の祖ですよね」
「そう、その二人は異世界から来たチート持ちなんだ」
「え!!」
「その二人は色々な神々を産んだとされているよね、実はチートを使った異世界召喚なんだよこれが」
「不思議に思ったこと無いかな?神々の祖であるイザナギイザナミが神々の頂点とされず天照大神が今の神道の頂点なのかを、これはイザナギイザナミが異世界人だからだよ、そして召喚された神々も異世界人しかしイザナギが現地人と子をなし最初に出来たのが天照大神、歴としたこちら側の魂から出来た神だから最高神なんだ、因みにイザナギイザナミの偉業を称え二人は神とし奉っているんだ、よくある異世界召喚では転移先の神が力を与えるケースが多いけど、当時こちらの神にそこまでの力が無かったから異世界の神にチートを与えられた状態でイザナギイザナミは来たんだ、これが大きな借りになっちゃった、借りを返す為に結構異世界に送ったけど、あちらが利息分を要求してきてね、あちらが言うにはこちらに貸したが為に発展が遅れたとか言ってきたんだ、こちらとしても大きな借りだったからね突っぱねる訳にいかずあちらに利息分を返しているところなのさ、本当はこちらの世界の魂を余り出したくないし、転移先で成功して欲しいので、一から魂を育てれば良いじゃんと言う訳で創り出したのが命と叡だったんだ、未熟に二人が産まれたのはふるいに掛け駄目だった方を人間に転生させ魂の研鑽をさせるのが目的だったんだ、今それが遂に結実した素晴らしい結果だよ」
「ええぇ!そんな話聞いてないです!!」
「ごめんね命、これを教えたとしても人間に転生すれば忘れちゃうし、眷属不足だったのも事実だから二人が眷属になれるのならそれでも良いかなぐらいだったんだよ一、それに魂創りは二人以外でもやって来たんだ、その結果一応異世界に送り込めたけど魂が余り強く無くて良い結果をあちらで出せなかったみたいそれであちらから強くて良い魂保持者を要求されちゃったんだ」
「あのー、ここまでの話から嫌な予感がするのですが……、もしかして命叡は」
「その通り、異世界行きが決まってます、十八才ぐらいに召喚されます!お兄さんごめんね大事な娘さんだけど」
「そんなっ!せっかく命叡が無事に産まれたのに!!私が代わりに行くことはできませんか?」
「奥さんと娘さんを置いて行くの?」
「うっそれは……」
「さっき言った通りお兄さんは命とコンビ組んで信仰心を集めてねそうすれば命叡ちゃんの手助けができるかもしれないよ」
「どうして信仰心集めが関係するのですか?」
「命叡ちゃんと親子の繫がりができているからお兄さんが眷属として力を蓄えれば娘の命叡ちゃんが神通力をより強く扱える様になる、そうすると異世界で役に立つのさ」
「お兄ちゃんと兄妹の繫がりがある私の分は命叡ちゃんに送れませんか?」
「良い事に気付いたね命、間接的に送れるよ、だから信仰心を集めて力をつけないとね」
「はい頑張ります!」
命が凄く気合いを入れている
「有難う、命」
「せっかく叡兄上がやっと転生出来たんだもんその転生した命叡ちゃんのためにも、お兄ちゃんのためにも感張るよ」
「はぁ、涼香に何て言おう……」
「流石に産後すぐに言うのはお控えした方が宜しいかと、命叡様がしっかりとした意思が出来てから詳細にお伝えすべきでしょう」
玄武が答えてくれる
「そうだよなー、あー複雑だなー18でいなくなることが分かっていながら子育てするのかー、ハァ」
「お兄さんごめんねこれは神界での決定事項だから18年命叡ちゃんにはしっかり愛情を注いであげてね」
「18才で遠くに嫁へ行くと考えとくよ、異世界でしっかり暮らせる様に育てないとな」
「そうさ、18年しっかり育てる事が親の愛情ってものさ」
「俺もしっかりしないとな」
命叡が召喚されて困らないよう色々教え込まないと、普通子供が産まれてすぐにこんな事を考えないとだめな人なんていないだろうな




