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参拝してたら美少女に兄の生まれ変わりだと言われました  作者: いのちのさと(命叡)
命の過去
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命はもっと幸せになって良いと思う

 玄武から命の過去とこれまでの行動を聞いた、俺は泣いた命が今までどれだけ辛かったのか考えるだけで命にもっと甘やかせてやれば良かったという後悔と、今まで裏でやってくれていた事に対する感謝の気持ちで一杯になった

「命、ありがとう本当にありがとう、よく頑張ったな、待たせてごめんな」

命に対する思いで一杯にモヤ状態の命を撫でるだけど、まどろっこしい!もっとしっかりと命を撫でたい

「なあ、命をちゃんと撫でたいんだけど無理なのか?」

「すでに現世の体がありませんので無理です」

「そんな……せめて触れなくても命を見ることは」

 命をしっかりと見たいと強く思いながらモヤを凝視する…………。

「ん!?」

 一瞬命が抱き付いて泣いているのが見えたような

「はっ、もしやご主人様今、神通力の片鱗が!?」

「え?何?」

「現在命様は正式な眷属となられ神通力を自在に操れる存在になりました、その命様と魂で兄妹の契りをしているご主人様も少し神通力を使える可能性が出てくるのです自由自在とまでいきませんが時々使えるぐらいでしょう、もうその片鱗が現れるとは、先程目に神通力が集まっていました何かをしましたか?」

「一瞬命が俺に抱き付いているのが見えた」

「おおー!素晴らしいすでに使いこなしてしまうとは、もしかしたら命様に触れられるかも知れません」

「本当か?どうすれば良い?」

「手に神通力を纏わせるのです」

「龍雄、私達帰るわ何時までもいるわけにはいかないし、それにここで話す内容じゃないでしょ」

 俺が命の事を玄武と話している間涼香と話してたお母さん達が話し掛けて来た

「あっ、そうだな俺も一緒に帰るよ、涼香ごめんな帰るよ」

「あなた、命ちゃんにいっぱいお礼してね、私の分も」

「ああ、分かった任せとけ」

 そういいながら涼香に抱かれスヤスヤと眠る命叡(みさと)の頬を撫でる、真面目な話をしているはずなのに顔の筋肉は緩みとろけてしまいそうだ

「ほら、帰るわよ夕ご飯みんなまだなんだから」

「分かったよ今行く」

「ご主人様ご夕食楽しんで来て下さい我々は先に帰らせて頂きます」

「そうだな、四神獣達は食べないからな」

 その後みんなで祝いを兼ねて豪勢な夕ご飯を食べた、その時、常に命は俺に張り付いていた姿が見えないからやりたい放題なのだろう、命にはその権利があると思うから好きにさせている、食事を終わらせ家に帰り風呂に入る

「玄武、命に触れるにはどうすれば良いんだ?」

「はい、手に神通力を纏わせるのです、」

「まず、神通力が分からないぞ?」

「そうですな、命様との契りの繫がりがわかれば感じ取れるかも知れません」

「いやいや、それすら分からないぞ」

「そうでしたな、滝雄様の時なら感じ取れたかもしれないのですが…」

「いや、俺無理だよ」

「では、今から私がご主人様の魂を揺らしますのでまずは魂を感じ取って下さい」

「魂を?」

 そういえば命が魂の欠片を取った時、胸の少し下ぐらいに衝撃があったような、いや体全体か?あれ?どこだったかな?

「それではいきますっふん!」

 胸の少し下ぐらいを意識していると何かが揺れるのを感じた、これかな?感じた何かをたどり集中する、形は球体で中が空洞?

 外側にあるものは少しヒビが入っているしかし、力強い何かがヒビを塞いでいる?その何かが命のモヤの方へ延びているこれが滝雄と命の繫がりか?ところで魂を観察していると空洞の中に1ヵ所だけ違う色の部分がある、なぜかこれを解放しないと駄目な気がして、意識の手でその1ヵ所を触って強く握る

 すると意識が一瞬飛びかけたが気を失う事は無かった、しかしすぐに体の自由が効かない事に気付く思い通り動かせないはずの目が開き視界に俺を心配そうに見ている命が居るのが分かった


「命待たせたな、久しぶりだな千二百年と少しか?」

 口が勝手に喋りだす、なんだよこれ!?


「お兄ちゃん?私が見えるの?」

 命が期待に満ちた目で俺に話し掛ける


「ぷっ、あっはっはっはっお兄ちゃん?何だその呼び方は?そうか、それが今の呼び方か」


「え?おっ、お兄ちゃん?」


「ご主人様いかがいたしました?」


「あ、玄武久しぶりだな生まれ変わったぞ分かるか?滝雄だ」

 勝手に喋る口から前世の俺の名が出る


「むっ、たっ滝雄様でしたか!どうして記憶が!!」


「えっ!兄上!!??」


「あーちょっと待ってくれ生まれ変わった私の記憶を辿るから」

 そう言って滝雄は目を閉じる、そうすると暗闇の中で何かに見られているような居心地の悪い感覚がする


「では他の者達を読んで参ります!」

玄武が何処かに行ったようだ、そう思ったら暗闇の中から見たことのない場所や人がいる映像が頭の中に入ってくる弱った白猫を式神にしたり、雀、蛇、亀の順で式神にしてゆくそして命に会い兄妹の契りをする

 叡に殺され命と約束する、そこまでの記憶がすんなりと入り込む

「ふむ、命、生まれ変わった私を支えてくれてありがとう、長く待たせてしまってすまないな」

 目が開かれ命を見つめる


「あっああ兄上なのですか?」


「そうだ、どうやら成功したみたいだな」

 そう言って滝雄は命の頭を撫でるがこれは力を込めてない、だけど命を慈しむ心でいっぱいで俺がこんな事をすれば勝手に力が出てしまうはずなのに、どうすればこんな事ができる?体の感覚が掴めるのでどうすれば良いのかが分かったこれからは同じようにすれば勝手に力を出してしまうことは無いだろう、ついでに神通力の使い方まで分かった


「あっ、兄上えぇぇ!お会いしとう御座いましたあぁぁ!」

 命は大泣きをしている俺の前ではここまで泣いた記憶が無い


「命を縛り付ける形にしてしまって悪かった」


「いいえ、兄上があのような約束をしなくとも私は生まれ変わった兄上を探したでしょう気にする事ではありませぬ」


「「「ご主人様!!」」」


「白虎、朱雀、青龍久しぶりだな、命といてくれてありがとう」


「「「いえっ、とんでもない!」」」


「ご主人様、記憶がどうして?」

 玄武が尋ねる


「ん?実は叡のお陰だ」


「叡兄上ですか?」


「そうだ、叡は生まれ変わっても魂が成長しなかっただろ?」


「はい、祟道明神も、仰っていました」


「それはな、もし成長してしまえば私と同化した叡の魂の欠片に余る分ができるだろ?」


「はい、余ります」


「もし余るならその分は私から切り離すか?」


「いいえ、兄上の魂に響かないよう、なるべく切り離す分が少ない事は良いので切り離しません」


「実はそれを防ぐために叡はわざと成長をしなかったのだ」


「え?切り離した方が良かったのですか?」


「叡は1ヵ所だけ魂の中に分かりやすく叡として生きた記憶を込めた魂の欠片を私の中に同化の時に仕込んでいたんだ、地獄では責め苦を忘れる副産物として前世の記憶が無くなるはずなのだが同化した叡の記憶を込めた魂は私の魂にある記憶をかき集め自らの魂で私の記憶を覆い守っていたのだ、魂の中にその様な物があると記憶があると感知されてしまうから、自らの記憶が無くなる事で私の記憶を魂の中に隠した、その為普通に私の記憶を覆い隠している叡の記憶を通常通り無くし、新たに生を受け、記憶が無くなった叡の魂を余す事なく全て切り離すことでやっと私の前世の記憶がある魂を元に戻せる手はずだった、しかしこれには転生した私、所謂龍雄が自身の魂を見つめ直しその記憶を解放する手順が必要だったため、最後は賭けみたいな物だったが、良かった、龍雄が命のことを大事に思ってくれる者だったから成功した、ありがとう龍雄」


「ん?兄上?何を言っておるのですか?お兄ちゃんは兄上の中にいるのでは?」


「ああ、いるけど今は私が見聞きしたことをしっかりと聞いているよ」


「えっ!?ではお兄ちゃんは起きているのですか?」


「しっかり、理解しているそれと神通力の最低限の扱いを学習出来ている」


「そういえばご主人様は神通力を使いこなせるのですね?」


「地獄で修行したからな魂が磨かれた、転生して龍雄は何もかも忘れていたみたいだな」


「お兄ちゃん、兄上、なんとお呼びすれば?」


「お兄ちゃんで良いよ、私の記憶は封印しておくからこれからは龍雄として接してくれ」


「兄上、私に付き合わせたばかりに残念な結果になってしまい誠にすみません、そして、叡兄上まで救える事が出来ましたひとえに兄上のお陰です、本当にありがとうございます」


「謝る必要は無い自分の意思で出張っただけだからな、それと叡は命のことを本当に心配していたぞ、私が死にそうになったあの時、瞬時に命のために私の記憶が残せる方法を考え行動に移すぐらいに悪いことをしたと後悔していたぞ、同化した時に分かった」


「そうなのですか、叡兄上が…兄上その事を知れて私は嬉しいです、ありがとうございます」


「この状態を維持するのは疲れるからもう封印するな」


「兄上、私は本当に幸せ者です立派な兄上の妹に成れて本当に」


「私も自慢の妹がいてくれて幸せだったよ」

 一瞬ガクッと体の力が抜けるが何とか俺の意思で耐える体が自由に動かせる


「兄上?」


「今はお兄ちゃんだな」


「お兄ちゃん、全て聞いていたのですよね?」


「聞いていたぞ、それに神通力の使い方が分かったから命の事を以前の様に見えるし触れるぞ」

 命の頭を撫でる


「お兄ちゃん」


「命、本当にありがとう命叡(みさと)の事だけで無く俺の事をずっと待っていてくれて」


「お兄ちゃん!!」

 命は俺に抱き付く、こんな命が愛おしくて頭を撫でるさっき覚えた力が勝手に出ない方法で


「私はお兄ちゃんが幸せになって欲しいから頑張ったんだよだから気にしないで」


「いや、命も幸せになる権利があると思う」


「え?私はもう幸せだよ?」


「いや、命に対する感謝はこんなものじゃないぞ、命はもっと幸せになっても良いはずだ、以前俺が眷属になれる話をしたよな?」


「うん、したよ?」


「命が待った期間千二百年、いや、余裕を持って千五百年の間だけ眷属になるとかできるか?」


「え!?お兄ちゃん眷属になってくれるの!!」


「ああ、死んだ後に期限付きだけどな、あと前世の滝雄を起こしてやるあいつも命を待たせたんだやるべきだ」


「お兄ちゃん、良いの?死んだ時に考えるって」


「命を幸せにするならこれぐらいなんてことないさ、それに俺の子供達を守れるしな悪い話じゃない」


「ありがとうお兄ちゃん!」

 命がさっきより強めに抱き締めてくるその強さが心地よく命の為に良いことが出来たのだと嬉しくなった

しばらく更新が滞ります次に異世界を絡めていこうとおもってます

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