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閻魔様
「閻魔様彼の者地獄を修行場と間違えておりませんか?」
『あやつの取り込んだ魂の業が浄化されている事に気付いたのだろう元々そういう方面に強い奴ならば魂を見つめ直す事に敏感だからな、もしこのままで行けばとんでもない者が出来上がるかもしれないぞ、和の国の神はここまでを見据えていたのかもしれないな』
「では、このまま責め苦を続ければよろしいのでしょうか?」
『そうだな、一度こちらに連れてきてくれ』
「はっ、分かりました!」
少しの間普段の業務をこなしていると
「閻魔様、連れてまいりました」
『うむ、来たか多治比滝雄
』
前世の名前を呼んだが反応がない
『どうした?何故返事をせぬ?』
「へ?私の事ですか?」
『ふむ、この点は順調よく行っておるな』
『では後残り四百年の責め苦をし続けると良い』
「多治比滝雄……」
「ほら来いわのへの四百四十四番!」
「あっ、はい!」
彼の者を気に掛けておくように部下に言っておこう




