叡を止める
「叡兄上、遂に見つけましたぞもうお辞め下され」
「命か、何だその呼び方は、ん?誰だその男は」
「私の兄上です」
「どうも、命の魂の兄、多治比滝雄です、初めまして」
「魂の兄?ん?お前と命が繋がっている?っは私と命との繋がりが切れている!?」
「そうです叡兄上、貴方は稲荷大神より破門されております、もう兄妹の縁は切れ赤の他人です、だからと言って今まで兄妹として過ごした事に変わりはありません、ですから叡兄上と呼ばせていただきます」
「甘いな命、今の私は眷属見習いの域を逸脱したのだ!これを見よ!」
叡の体がぼやけ見えにくくなる
「そんな、以前より力が強くなっている!?これは、早良親王の怨念?」
「見たかこれが神の領域もうお前に勝ち目はない今から立ち去るのならば、見逃してやろう有象無象に興味は無い、これで春香を苦しめた天皇をやるだ!」
「早良親王を侮辱するな!朱雀やれ!」
「はい!みんないっけぇー!」
朱雀のかけ声に百数十羽の雀が叡がいる辺りに突撃する
「ぬっ!なんだこの力は命以上だとっ!?力が浄化されてしまう、させぬぞまだ天皇をやれてないのだ、こんなところでやられてたまるか!」
叡の気配が薄れどこにいるのかも分からなくなった
「くっ、どこだ?」
「これは、空間に溶け込んで存在を消した?兄上気をつけて、何時どこから出てくるか分からない」
「ここ最近命が叡の存在が掴めないと言ってたのはこれか!?」
「多分そうだと思う、さっきは大きな力を使ったみたいだから分かったけど、次に見つけた時は叡兄上が事を起こした後で後手になっちゃう」
「くそっ、早良親王の怨念を使うとは許せん!」
「兄上どうして早良親王にそこまでの思いを?」
「実は早良親王と旧知の仲でな…」




