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労働者の分断

作者: 羽柴

労働者は分裂している

資本家からの抑圧に耐えられず、労働者を抑圧する労働者が生まれる

労働者団結の阻害となる見えない分断が行われている

 今日まで日本では労働者階級の分断が行われてきた。

労働者階級と非労働者階級ルンペンプロレタリアートへの分断だ。社会的環境、病気、出生的諸事情を無視し、非労働者階級は「働かざる者食うべからず」と迫害されてきた。蔑称が作られ(NEET)ネットスラングとして定着するほどの迫害だ。まさに非人政策と同じく下層を作ることで労働者階級の団結を剥ぎ、見下させ満足させる。決して資本家には不満が溜まらない政策だ。意識的以上、国家的な分断であり、資本家政策に他ならない。

 労働者階級の分断は労働者階級内での階級闘争を生み、資本家の労働搾取という圧政から目を背けさせる意図がある。

他者を侮蔑するために自己はより賃金を稼がねばならないと考えるようにし向け、更なる搾取を生むのだ。この資本家が製造した労働者階級内闘争という永久機関は産まれた瞬間から捕らえられ逃れることは決してできない。

 非労働者階級は労働者階級からの迫害を顕著に受けるため、労働者階級への対立意識を高めてしまう。その対立意識は労働作業をより一層困難にさせる。そうすると、全体的労働者数は一律に保たれる上、下流資本家を労働者階級から育成することができるのだ。つまり、資本家階級は労働者階級を三つに分断させることに成功している。

 まず非労働者階級、労働者階級、そして反動的労働者階級(小資本家)である。この政策の野蛮な点は法律、社会的潜在意識、教育が要になり非労働者階級も革命階級に他ならないという団結意識を完全阻害していることだ。

 万人は出生した瞬間に不平等である。その不平等を形成しているのは言うまでもなく資本家だが、細かく言うならば法秩序そのものが直接作用しているのだ。法律とは万人に公平に降り注ぐ。ゆえに生まれた瞬間から創りが違う人間一人一人に対し最も過酷な平等を押し付ける。それは法秩序が文字であり、感情を持たないことが起因である。一人一人に真摯に向き合わず、先人が私利私欲のままに決めた法律は、まさに資本の鎖と言えよう。法律は資本家の目に見えない武器である。まるで鼠取りのように仕掛けられている法律は、新しく産まれた命を搾取していくのだ。法律の下、社会的潜在意識(道徳)が教育により刷り込まれ、社会的秩序を形成し、労働者階級の分断は成功する。

 労働者階級分断の三段構造だ。もっと言うならば少子化により核家族化が進むにつれ、この分断政策はより一層意味を成す。相互理解する可能性が高い家族内競争より先鋭な競争、核家族間での「家族競争」により人民を完全分断させることができるのだ。この分断作業により革命階級は団結心など無くなる。人民はお互いを嫌悪するストレス社会を形成し、その捌け口も非労働者階級として形成する。

 そもそも非労働者階級は「働きたくない人」とか感情的に働かないのではなく「働けない人」と言った方が正しい。

義務教育で刷り込まれた社会的抑圧が非労働者階級に重くのしかかり、精神的苦痛を与え続けているのだ。

そう考えると、教育段階で既に分断は完成に近い状態になっており、それは「成人」と言う勝手に決められた「ルール」により完成する。

 革命階級への攻撃は権力的抑圧だけではないのだ。目に見えないが、空間にはあらゆる暴力装置が施されている。モラルやマナーという潜在秩序、法律という外面秩序の二つが空間の内に存在し、常に人民を反動的にコントロールしている。

革命阻害の第一線として設けられている暴力が社会常識(秩序)と言うことができるのだ。

 生まれた瞬間から「普遍的になった空間内秩序」により一般的、大衆的生活をしていては絶対に資本家が設けた分断政策には気づけない。労働者階級に必要なものは革命階級たる意識と社会環境への問題提起に他ならない。分断政策は今も格差を作り続け、資本家は手を汚さぬ虐殺をし続けている。

 資本家階級を粉砕するにはまず資本家という「物体」を理解しなければならない。

資本家とは同一生物ではない=資本家には感情がない。

資本家とは空間そのものに蔓延っている。

資本家とはかつては人であったが今や資本に侵された物体にすぎない。つまり資本家に対し情を抱いてはならんのだ。資本家は既に体の真髄まで資本に侵され、もう人間を人間として見ていない。人間は所詮資本にすぎないと、労働者を教育により反動労働者(小資本家)へと、人生とは資本であると、そう考え人生と似て非なる時間を歩む物体に過ぎない。

 労働者内闘争は空間に仕掛けられた暴力装置と内政的に設置された暴力機関により管理されている。我々労働者は今も資本家により踊らされている。万人に公平な法律などキャッチコピーにすぎない。法律とは基より公平でも平等でもなんでもなく、抑圧にすぎない。

 反吐が出る空間内暴力装置による分断政策をまず粉砕する必要がある。労働組合と労働支援センターは連帯し、労働者の団結を勝ち取らなければならない。労働者階級は非労働者階級を理解せねばならない。

 秩序とは目に見えない繊細な暴力装置だが、非常に強力である。空間に蔓延っている資本ウィルスは間違いなく団結阻害の最前線である。国家的に行われる分断政策を今こそ自己啓発、自己蹶起し粉砕しなければならない。学校内でのいじめも労働者内でのハラスメントも分断政策により引き起こされている。社会の様々なところで分断政策は労働者階級に害をなし、分断の道へ引き摺り込んでいる。


全労働者階級は今すぐに内部分裂を回復しなければならない。

革命階級の勝利は前線にいる秩序を破壊することからだ。


資本主義を破壊せよ

労働者よ蹶起せよ

革命へと邁進せよ

共に斗う同志をお待ちしている

粛清派

私的見解です。

しかし事実です。

もしよかったらTwitter→@japanhasibaの方にも思想元本を書いてますので見てくださると幸いです。

ありがとうございました!

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