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48話 ポーションの販売価格

 冒険者ギルドに来ました。


 お婆さんも一緒です。


 お婆さんが冒険者ギルドのギルド長に会わせるように言っています。


 どうやら会えるようですね、二階にあるギルド長の部屋に案内されます。


 お婆さんはギルド長を見るやいなや話しかけて、そのままずっと話し続け、ソファーに座ることもなく薬師ギルドでのやり取りの説明が終わりました。


 私はその間、立ったままぼんやりしていました。


「ポーションは欲しいが、薬師ギルドとのトラブルは避けたい。冒険者ギルドそのものでのポーションの販売はしないが、治療室では好きに売ってくれて構わない」


 ギルド長の販売のお墨付きが出ました。


 ポーションは薬師ギルドと同じ売値の物と、少し安く売る物と、二種類作ることになりました。


 下級ポーションは、銀貨5枚、上級ポーションは、金貨1枚、ここは同じです。


 特級ポーションは買い取り額の金貨2枚、下級のマナポーションは金貨1枚、ここが違います。本来、特級ポーションなら、金貨2枚と銀貨4枚、下級のマナポーションなら、金貨1枚と銀貨2枚の販売価格です。


 特級ポーションと下級のマナポーションの銀貨の端数を計算するのが、面倒だったんですよね。


 なので、スパッと切り落としてしまいました。


 自分の好きに売っていいんですよね? と聞くとギルド長もお婆さんも好きにしていいという話だったので、好きにすることにしました。


 でも、これだとお婆さんから買い取り価格のままで売ることになるがいいのか? と薬師ギルドの買い取り額を知っているらしいギルド長に聞かれましたが、治療室のほうで儲かっているからいいと答えました。下級ポーションと上級ポーションについては儲かりますしね。


 薬草についても、これまで、薬師ギルドに優先的に卸していたものを私やお婆さんにも売り渡すことを約束してくれ、問題はなくなりました。


 私たちが薬草を買う時には、冒険者ギルドのカウンターで買えるそうです。


 難しい手続きが、なくて良かったです。


 ギルド長がなにか言いたそうにしていますね、チラチラとお婆さんを見ています。


「なんだい、私が、邪魔かい?」


 つっけんどんにお婆さんが言います。


「いや、そういうわけではないんだが、ちょっと前に治療してもらった患者の話をしたいんだが」

「私は口が堅いよ」


 お婆さんが、自信満々に言います。


「はぁ、仕方ないか、前日の領主のお嬢様の件だが、執事の部屋から毒が出た、執事は領主の弟から推薦されてあの屋敷で働いていてな、どうやら執事は家督相続関連での殺害を目論んでいたらしい……実際、あのお嬢様は一人娘でな、もし、お嬢様が死んだら領主の弟が、この地を統治するところだった」

「あの、評判の悪い男がここの領主になったら大変だったね、他にも証拠は出たのかい?」


 なるほど、弟のほうは、評判が悪いんですね、殺害をしようとする人間です、他にもたくさん悪いことをしているでしょう。


「前にいた執事が突然倒れて、今の執事になっていたのだが、前の執事の死体を掘り起こして毒の反応が出るかどうかを、今試している」

「なるほどねぇ、で、それでこの子になんの用だい?」

「この子のおかげでお嬢様は一命をとりとめた、報酬はなにがいいか聞きたくてな、本人の望むものをなるべく用意したいとの領主の意向だ」

「欲しいものかい、私だったら(かね)の一択だがね、あんたはどうするんだい?」


 お婆さんがこちらを見ます。


 私はお金は十分にあるので、他人の役に立つことを提案しようと思いました。

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