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40話 クッキー

 明日は薬師のお婆さんと会いますが、今日の予定はお嬢様の治癒だけだったのでもうなにもありません。


 そうだ、お婆さんになにか甘いものでも買っていこうかな。


 お昼のお兄さんに聞きましたが、商業ギルドには甘いものを始めとした、いろいろ珍しいものが売っているそうです。


 行ってみようかな。


 商業ギルドに着きました。


 冒険者ギルドに負けず劣らず、大きいですね。


 外観がシックで高級感があります。


 受付に行って甘いものが売っているという売店を案内してもらいました。


 おおっ、スーパーマーケットの小型版ですね。


 蔦で作った籠が重ねられています。


 棚がたくさんあって、それらの棚には商品が陳列品されています。


 レジらしきところにいる職員に聞きますと、籠などの使い方はやはり元の世界と同じで、商品を籠に入れてレジに持って行くそうです。


 籠を持って買い物をします。


 甘いもの、どこにあるんだろう、見当たりません。


 仕方ないので、再び職員に聞きますと、甘いものは高級品で盗まれると困るので職員が管理しているとのことでした。


 甘いお菓子を希望すると、職員がレジの後ろの棚からなにか箱に入ったものを取り出します。


 箱の中身はクッキーだそうです。


 領主の館でいただいたクッキーとは違うそうですが間違いなくクッキーだということでした。


「これを二箱ください」 


 箱はとても小さなお弁当箱ぐらいの大きさです。


「金貨5枚になります」


 高っ!


 さすが高級品。


 思っていたよりも高いです。


 ですが、毎日回復魔法士として稼いでいる私に死角はありません。


 買いました。


 ついでに蜂蜜も聞いてみます。


 金貨1枚で、一瓶買えました。


 砂糖自体はどのくらいの値段かというと、スプーン一杯で、銀貨2枚になるそうです。


 この世界では甘味は貴重品らしいです。


 貴族などでも、もてなしにどのくらいの甘味を使うかで財力の有無を確認するのだとか、この街の領主……結構なお金持ち?


 聞いてみると、この街の領主はやり手で、成功者だそうです。


 なるほど、一つ知識が増えました。


 お嬢様を助けた報酬を期待しては……いけませんね、命の沙汰も金次第みたいなことはやめましょう。


 世の為、人の為になることを考えましょう。


 商業ギルドを出て市場に向かいます。


 市場には新鮮な野菜をはじめとした、さまざまな食材が売られているそうです。


 先日買い取りしないで戻してもらったオーク肉があるんですよね。


 あれと、蜂蜜があれば、アレが出来るんですよね。


 市場に着きました。

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