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29話 トマトソース

 夕方になりました。


 多少混んできました。


 次々に治していきます。


 早い時間に終わりました。


 宿屋の食堂に行きます。


 ん? いつも私が座っている席の隣に誰か座っていますね。


 それにしても長身で、しっかりとした筋肉のついたいい身体をしています。


 私は他の空いているテーブルで食べますかね。


 ウェイトレスに今日の夕食を頼みます。


 焼いた鶏肉の上に刻んだトマトと玉ねぎを炒めたものが載っていますね。


 味付けは塩です。


 塩以外の調味料はないのか、高いのでしょうか。


 塩以外の調味料、食べたことあったかなぁ。


 胡椒はスパイスであって調味料ではありません。


 食事に集中します。


 これはこれでおいしいのですが、本音を言えば肉の上のトマトと玉ねぎを炒めたものにケチャップが混ぜてあればもっとトマトソースらしくなって、おいしかったのかもしれません。


 元の世界でもっとおいしいものを食べてきたから、わがままになってしまったのでしょうね。


 無い物ねだりですが、ミートソースのパスタが食べたいです。


 食べ終わりました。


 部屋に戻ります。


 と、部屋の前に誰かいますね。


 嫌な予感がします。


 フロントに行き宿屋のご主人に相談します。


 見知らぬ人が部屋の前にいたら、怖いですからね。


 宿屋のご主人は隣に行き、冒険者ギルドに常駐している講師の方を呼んでくれました。


 ああ、冒険者ギルドでの一番目の患者さんですね。


 挨拶をして、説明します。


 その後、講師の方が部屋に行くと誰もいないとのことで、怖いので一緒に行き部屋の中に先に入ってもらい確認をすると誰もいなくて安心したけど、実際は、ここで一人で寝るのは不安でしかなく、今日は冒険者ギルドのベッドのある空いている職員の部屋に泊まることになりました。


「すみません、ご迷惑をかけて」

「いえ、なにかあったら冒険者ギルドの損失になるのでいいのですよ」


 冒険者ギルドの女性の職員と話しています。


 この職員もこの冒険者ギルドで生活をしている方だそうです。


 なんだか怖い思いをしました。


 明日はどうなるのでしょう。

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