25話 グラタン
グラタンがきました。
ポテトグラタンですね。
量が多いです。
そして、熱い。
スプーンにグラタンを載せたまましばし待つ。
冷めたかな?
まだ熱々ですね。
ふー、ふーしながら食べます。
じゃがいものスライスもいいのですが、できればマカロニが食べたかったですね。
でも、おいしいなぁ。
こういう食事は久しぶり。
グラタンの上に載っているチーズがすごい伸びます。
あつ、あつ。
どうやら周りを見るとおめかしした方々ばかりですね。
並んでいるときは気がつきませんでした。
私はいつもと同じ服です、おしゃれな服を買ったほうが良かったかな。
店内はおしゃれな感じですが、わりとシンプルな落ち着いた雰囲気です。
しかし、一番安いメインメニューが金貨1枚からとなると、たまにしかこれませんね。
残念です。
あちっ。
熱いグラタンと格闘したあと、店を出てのんびり歩いて公園に来ました。
驚くのは公園の周りにある屋台です。
結構多くてたくさんのお客さんがいます。
私も食べてみようかな。
一番行列が長いところに並びます。
どうやら、肉の串焼きのようです。
私の順番になりました。
銅貨5枚。
オーク肉だそうです。
うん、宿屋の食堂で食べるのとは違った味わい。
スパイスは使っていませんが、生姜のような風味を感じます。
いろいろ工夫してあるようです。
それにしても、レベルを上げたいですね、クソ雑魚から、ただの雑魚になりたいです。
のんびりと公園で過ごし、冒険者ギルドに寄ります。
受付に行き、自分は冒険者になれるのかと、聞いてみます。
答えは『なれる』でした。
簡単なスライム程度ならわけなく殺せるそうです。
冒険者に必要な装備を聞き、必要な物品を聞きます。
防具屋、鍛冶屋、靴屋などです。
本当は、薬師ギルドでポーションを買わなくてはならないのですが、回復魔法士ですからいらないと言われました。
防具屋と鍛冶屋を回り、必要な部分だけを守っている皮鎧と、大きめのナイフや鞘のついたベルト等を買います。
靴屋でしっかりとしたブーツを買い、本屋で簡単なこの近くの魔物が出る場所を描いた周辺マップを買い準備が整います。
明日も休みですし、ひと狩りいきますかね。
それに戦闘では、試してみたいことがあったんです。
それを明日やってみましょう。
その前におしゃれな服を買います。
古着でいいかな。
あんまり、着ないし。
2着買います。
金貨3枚。
「クリーン」
きれいになりました。
他に買うものはないかな?
宿屋に戻り、夕食を食べ、朝になります。
さぁ、今日から冒険者です。
気合いを入れます。




