24話 人気のレストラン
重いお金を持ってようやく、魔道具屋に着いた。
店では入店すると同時に店員が寄ってきて、金貨を渡すと満面の笑みになる。
マジックバックを受け取り、腰につけます。
マジックバックの中にブレザーの制服などを入れました。
マジックバックは重量が増えたのに、重さを感じない。
凄い。
さて、冒険者ギルドに帰って患者さんを診なくては。
お金の重さもなくなったので、楽々帰ります。
冒険者ギルドに着きました。
治療室の中を見ます。
怪我をした患者さんと、仲間の方々がいますね。
あ、皆さんが頭を下げられます。
私は皆さんに頭を上げてくださいと頼みます。
皆さんが頭を上げたところで、患者さんの怪我を診ます。
傷痕も残っていませんね。
きれいなものです。
一応、足先から、頭まで診ましょうか。
ちょっと良くないところも治して。
うーん、だいたい大丈夫かな?
これでいいかな。
「終わりました。大丈夫と思われますが、数日間は安静にしてくださいね」
患者さんにオーケーを出します。
大丈夫だと思うけど、なにかあったら大変ですから、無理はさせません。この状態ならだいたい数日間も安静にしていれば元に戻るでしょう。
皆さん抱き合って喜んでますね。
良かったです。
そろそろお昼の時間ですね、いつもの宿屋の食堂もいいのですが、新しい店に行ってみたかったんですよね。
店についてはリサーチ済みで、一番人気のところに行くつもりです。
街の中を見回しながら歩きます。
いろいろ見るって楽しいですね。
ここに来てから宿屋と冒険者ギルドの往復しかしてませんしね。
たまにはいいでしょう。
着きました。
おしゃれな店ですね。
赤い庇がいいです。
行列に並びます。
並んでいる人たちの話を聞いてみます。
前の方々は他人の噂で、後ろ姿の方々はおいしい店の情報ですね。
一人で来るとつまらないです。
やっぱり知り合いとか友達とかが必要なのかもしれません。
私の順番になったようです、店内に入ります。
窓際の小さなテーブルに案内されます。
メニューが机の上にあるのでそれをみます。
一応読めるのですが、地球からの方々がいらっしゃっていますね。
ピザとか、グラタンとかありますからね。
これは絶対、地球の方々でしょう。
しかし、値段が高い。
ここの食事は金貨1枚ぐらいからですね。
でも、グラタン食べたい。
金貨2枚。
食べますか。
「すみません」
ウェイトレスを呼びました。




