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1話
遼馬は緊張した顔つきで廊下を歩いていた。俺は生徒会の慎吾に部活動を承認してくれるか一昨日聞いてみたら、今日ひどく不機嫌な顔で呼び出された。
ヤバイな〜、慎吾凄え不機嫌だったし。俺何かしたかな、部活承認そんなに変だった?確かにこの栗山学園で新しい部活が出来るのは14年ぶりだって嬉しそうだったからな。
クヨクヨ考えているともう着いてしまった。
「失礼します、1年3組高波遼馬です。」
ドキドキしながら待っていると冷たい声で、
「入れ。」
と声がした。やっぱ何か怒ってんなと思いながらドアを開けた。
そこには冷たい顔付きの生徒会長、内村慎吾がいた。