二話
意識を集中してスラッシュと念じながら刀を振るうと、刀が青い光に包まれ狼系の魔物に吸い込まれる様に叩き込まれ青いポリゴンとなって戦闘の終了を告げる。
スラッシュ
効果説明…体感時間、攻撃力を1.3倍にして斬撃を放つ。イメージ補正【中】
「お兄ちゃん結構筋良いね。」
「そう?」
「うん。素人にしては筋が良い方だと思う。」
一時間ほど戦闘したのでそろそろ始まりの町に帰る事にした。
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「お兄ちゃんこれからどうする?」
「やりたいことあるししばらく町にいると思う。」
「そう。私サヤって名前でプレイしてるからいつでも呼んでね。」
サヤと離れたのでとりあえず現状確認がてらチュートリアルを受けることにする。
『チュートリアルを受けますか?Yes/No』
Yesを選ぶと景色がふっと入れ替わり広大な草原の真ん中に移動する。
「私がサポートピクシーのフレアね。これからあなたにこのゲームの基礎を教えるわ。」
掌より少し大きいくらいの女性が現れるとそう言う。
「まずステータスの使い方からね。まず一定以上の集中状態で念じるかステータスと唱えるかで出てくるからまずはちょっとやってみて。」
試しにステータスと唱えてみると青色のステータス画面が出てくる。
「スキルとかもその要領でできるから覚えておいてね。それじゃあステータスの見方から教えるわね。まずレベルだけどの横に書かれてる数字がレベルで力の強さ目安とかに使えるわ。HPは体力の総量を表していて、値を上げると体力最大値を上げられるわ。次にMPだけどこれはスキルとかに使う魔力の総量を表していてこれを上げると魔力の最大値を上げることができるの。あとは生命力は体力、筋力は力、耐久力は硬さ、敏捷は速さ、器用は動作、魔攻が魔力関連の攻撃力、魔速が魔力関連の速さ、抵抗力が魔力関連の抵抗力、そして魔力は魔力の回復速度を表しているの。あとはマニュアルを選べばもっと詳しいことが書いてあるからそれを見ればいいわ。次は戦闘の説明ね。」
フレアが手をかざすと青い陣が現れ猪のモンスターが出てくる。
「まずアイテムボックスから武器を取り出すことからね。アイテムボックスを選んで武器をクリックして取り出すを選べば取り出せるからやってみて。」
゛もう出してるんだけどな゛と思いつつどうするべきかと思っていると、あちらもこっちが武器を持っていることに気づいたらしく若干ばつが悪そうにながらとにかくと言いスキルの説明に移る。
「スキルの説明だけれどレベルを上げるとアーツっていうのが習得出来てこれと単純なスキルを含めてスキルと言うわ。それでそのアーツ系スキルにはアクティブとバッシブのてのがあってアクティブスキルは唱えると念じるで発動するスキルでバッシブは集中すると発動するスキルなの。じゃあ早速戦ってみて。」
猪の魔物がこちら向くと一直線に走りかかってくる。スキルで迎撃しようとスラッシュと念じてみると刀が青い光を帯び、体が思ったように動くようになる。一刀、相手は爆散する。
「今の要領戦えば敵と戦えるから後は実戦で覚えていくといいわ。あとサポートピクシーはカメラ代わりにもなっているから撮影したいときは私を呼べば撮影できるからその時は呼び出すといいわ。」
こんな感じでチュートリアルは終了した。




