十八話
四半期ランキング66位入りました。ありがとうございます。
ログアウトして掲示板なんかを見ていると沙耶が扉をけり開けて入ってきた。
「第二回イベントだよお兄ちゃん!」
「テンション高いね。」
「お兄ちゃんがテンション低いんだよ。それより第二回イベントだよお兄ちゃん。」
妹が言うには第一回イベントボスである土塊の巨人を倒した時点で第二回イベントの告知が成されたらしい。
「今回のイベントは無人島探索系のイベントで五つのサーバーに分かれて行うみたい。五つサーバーでどのサーバーが一番貢献度を稼げるか勝負するんだって。」
「一位になると良いことあるの。」
「うん。サーバー内、サーバーそのものの順位によって特別な装備やアイテムが手に入るんだって。」
「へえ。」
「お兄ちゃん、興味なさそうだね。」
「正直順位とかには興味ない。楽しみたいだけだし。」
「楽しみたいなら全力でやろうよ。楽しいよ、全力で遊ぶのって。」
「手を抜く気はないよ。」
「そう。じゃあ約束どうり今回のイベントは一緒にね。」
「一緒にってどうやるの?」
「イベントを始めるときにパーティーかレイドを組んでると同じサーバー内の同じ場所に転送されるんだって。」
その後もイベントの詳細を聞いていくと今回は少し特殊なイベントになるらしい。なんと現実の一時間がゲーム内の二十八時間になるらしく、二時間ごとにログインのタイミングがありそれ以外の時間ではログインできず、計六時間のイベントとなるようだ。ちなみに昼の十二時からの開始となるらしい。
その後、゛お兄ちゃん用にワンパーティー分開けておくから、五人までなら一緒に連れて行って良いよ゛という話をした後就寝し、朝の諸々(もろもろ)をすました後俺はストリーズ・メモリアにログインした。




