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九話

日間12位入りました。週間24位入りました。月間78位入りました。ありがとうございます。

 次の日ログインするとその日は夜だった。

 このゲームでは現実世界(リアル)の1日が朝、昼、夜になっていて夜の1日は現実世界(リアル)の1日に相当(そうとう)する仕様になっている。


 それはさておき俺は妹に例の件の事を聞いてみた時の事を回想していた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 「ランク2のモンスターがでた?」

「東の森の外の方でホーンディアとぶつかった。」

 「それはたぶんイベントだね。少し前から高位魔族が町に(ひそ)んで何かを(たくら)んでるって噂になってるし、プレイヤーでも最前線攻略組の『百鬼夜行(ひゃっきやこう)』とかが一日目から調査を進めてるって。」

 「百鬼夜行?」

「プレイヤー間でナンバーワンギルドって言われているギルドの事だよ。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そんな回想をしつつ自分のステータスを確認する。


 名前

アラタ

種族

龍人LV4

職業

薬師LV3

ステータス

HP60


MP50


生命力15


筋力18


耐久力15


敏捷10


器用13


魔攻10


魔速10


抵抗力15


魔力15


ステータスポイント3


スキルポイント5


スキル

《火薬調合LV4》 《調合LV3》 《魔石作成LV4》 《身体能力向上LV5》 《刀LV6》 《器用向上LV5》 《火魔法LV8》 《龍の目LV3》 《投擲LV4》 《鑑定LV5》


サブ 《動力(ドライブ)LV1》《召喚LV1》 空き 空き


 増えたステータスポイントを器用に振りつつこうして見てみると分かる。


 (召喚と動力(ドライブ)が伸びてないな。)


 少しでも召喚LVを伸ばすため召喚獣であるスノウウルフを召喚した。


 名前

スノウウルフ

LV1


初めての戦闘が夜というのもきつそうなのでしばらく町の露店とかを見て回ってみることにする。

 そんな感じで町の露店を見て回っていると一つの露店が目についた。

 その露店は他の露店が剣や鎧、料理などを売っている中一人で花を売っている店だった。


 (花か。)


 ゛(なん)かステータス的な意味があるのかな゛なんてことを思いながら四季折々(しきおりおり)の花を見ていると店主の少女が声をかけてきた。


 「あの、(なに)かお探しですか?」


 その少女は真っ白い肌に青い瞳、純白の髪をした英国風の少女だった。


 「これって(なに)かステータス的な意味があって売ってるんですか?」

「いえ、観賞用です。」


 少女は露店の一角を指さすと説明を始める。


 「この香水はかけるとステータスに補正がかかるみたいです。」

「どれくらい補正がかかるんですか。」

「一つのステータスに1ポイントが限界みたいです。」


 話を聞くとどうもただ単に数をかければ効果が倍増するというものではないらしく色んなバランスをとることで効果が上がっていくということらしい。

 そんな感じで話をしていると少女が泣き出してしまった。


 「どうしたんです?」

「いえ、初めてのお客さんだったもので。」

 「……大丈夫?」

「いや大したことじゃ。」

「一つ買います。」


 女の子を泣かせたまま帰るのもどうかと思ったのと純然に興味があったので青色の(はかな)げな花を一つと器用と魔力増加の香水を買った。


 「ほんとに大丈夫?」

 「すいません。迷惑をかけるほどの事じゃ。」


 それでも心配で目を離せずにいると少女が。


 「じゃあフレンドになって貰えませんか?」

「え。」

「両親と病院の先生たち以外でこんなに心配されたの初めてで。」

「うん。」


 ゛そりゃ目の前で泣かれたらな゛と思っているとフレンド申請がとんできたのでとりあえず受理しておく。

 その後泣き止むまで一緒にいたあと町の探索に戻っていった。


 町の探索にも飽きてきたので火薬を買って火薬の魔石を増やしてみる事にする。

 どうせなので撮ってみようかという事でフレアを呼び出してみることにする。

 すると茶色のワンピースを着た少女が出てきた。


 「やっほーなのです。」

「……誰?」

「グレイはグレイというのですー。今回はフレアちゃんとかが忙しいのでグレイが撮影するのですー。」


 話を聞くとどうもピクシーAI(というらしい)は全部で五人おり前に見たフレアが火属性のピクシーAIで(ほか)に風属性のウィンド、水属性のアクア、土属性のグレイ、無属性のイリアがいるらしい。

 説明も聞いたので早速魔石の生成に(いそ)しむことにする。

 せっかくなので今回は形にもこだわる事にする。

 それで作ったのがこれだ。


 火薬の魔石 品質C

 火薬を上手く練りこまれ形を(ととの)えられた魔石。


 それで花屋で買った香水二つがこれだ。


 器用の香水 品質C-

 30分間器用ステータス+1。


 魔力の香水 品質C-

30分間魔力ステータス+1。


 その日はそのまま魔石を作るのでログアウトした。

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