悲しみと哀しみのロンリーモーニング Δ01-03
おはようございます。(挨拶というか、普通に寝てたので気持ちの切り替えのために言ってます)
前話のそのまま続きからやっていきたいと思います。
大きな流れを作れない。と、前話で言いましたね。
これがどういう意味なのか、今から説明いたします。
そのために、適当な単語を決めます。
前話の例を使うと「魔王を倒す」が、最終的に主人公が目指す、物語若しくは主人公の最終的な目標です。
主人公が「目的はなくても強くなりたい」と旅に出る話でも、物語上での着地点は一応想定しておいた方が良いでしょう。
この物語上の到達点を「大目的」と呼ぶことにします。
次に、前話の例の「四天王を倒す」が、物語上避けられず、読者に明示された中間的かつ長期的な目標です。
プロットでは適当に済ませても、主人公を牽引してストーリーを作るには必要な存在と言えるでしょう。
いわば、分かりやすい主人公の中期的行動指針となる要素ですね。
この物語上の通過点を「中目的」と呼ぶことにします。
最後に、前話の例の「村を襲う魔王軍を倒す」が、物語上避けられないものの、それ自体が物語に必要な要素ではなく、また、直前まで読者に明示されないことも多い短期的な目標です。
大目的と中目的だけでも話は進みますが、この部分がなければ物語は広がりません。
伏線、世界観の説明、主人公やその仲間の説明、中目的や大目的の必要性の説明をここで行うのが一般的です。
この物語上の役割を持つ部分を「小目的」と呼ぶことにします。
では、流れの話にもどします。
何故初心者は物語の流れを作ることが出来ないのか。
それは「小目的を連発してしまう」のが、個人的には問題だと思っています。
実際、大目的と中目的に対して、小目的が占めている物語的部分は大きいですが、連発は出来ません。
なぜならば、小目的は作者や物語進行にとっては必要なものかもしれませんが、物語それ自体にとって重要なものではないからです。
小目的を連発することの何が駄目なのか。
それは中目的と比較することで分ります。
中目的は、先ほど定義した通り、物語上避けられず、読者に明示された目標です。
つまり、読者はこの目的を果たすという事を半ば理解した状態にあり、それに納得感を与えるために小目的を利用するわけです。
逆に、小目的は読者に直前まで知らされることのない要素が殆どです。
なので、小目的をあまりに連発すると「行き当たりばったりだ」という感想が出てくるでしょう。
小目的を終わらせた後、直接次の小目的に移行するのはなるべく避けましょう。
その場合、必ず主人公の気持ちだけでも中目的に向ける必要があります。
つまり、前話の例を使うと、村を襲う魔王軍を倒した後、四天王の足掛かりを探す、若しくは、自分の実力を知り、それを補うために短期的に強くなる方法を模索する(=中目的のための小目的であることを提示する)。
それから別の小目的が発生する。
そう言った風に物語を進行させます。
ただし、先ほども言った通り、小目的の物語上の役割は、伏線の投下や物語の説明です。
当然、物語を進行させるために読者が理解しておくべき設定等は多い傾向があるので、小目的は重要になります。
それでも、連発はしづらいので、ちゃんと中目的は達成しなければなりません。
長々と話しましたが、小目的の役割は以下の二点で大体終わると思います。
・作品の要素を読者に説明する(詰め込みはNG)
・中目的や大目的に対する布石の役割となる(ことが読者にわかる)
個人的な感想ですが、上手くストーリーを進行できない人は、この中目的と小目的を使いこなせていないように感じます。
一つ一つの話が果たす役割を理解するだけで、流れを作る力は大きく変わる。と、思います。
それで、さも中目的が大事だと言っていましたが、そうでないものもあります。
例えば、恋愛ものとかですと、恋愛の成就が大体の大目的になりますが、中目的となるものはさほど重要視されません。
主に主人公を始めとする中心人物の抱える問題の解決が中目的に当たりますが、急いで解決に向かう必要はありません。
むしろ「デートする」とか「仲直りする」とか「誰かの誤解を解く」と言った小目的の方が重視されます。
よって、小目的を書く文章的素養があれば、流れを作る構成力が低くともそれっぽく見せることも可能です。
他にも色々ありますが、今回はこのくらいにしておきます。
あれですね。
これ。もう少し考えて書いた方が良いですね。
そういう訳で今日は先を読む力と小説を書く力について語ってきましたが、また気が向いたら同じような話題を掘り返すかもしれません。
それでは。
〇今日のまとめ
・大目的,中目的,小目的の役割を理解して物語の流れを作れる人は小説うまい
・この理論が当てはまらないジャンルや小説も当然ある
〇ひとこと
自分で言ってて何言ってるのか分からなくなってます