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ネタが尽きても設定と思いがあれば書けるはずオールウェイズ Δ01-02

 続きです。

 一々挨拶を挟むか悩んだのですが、分割するときはさらっと流して話を進めようと思います。


 前回はプロットと設定、キャラクターに対する先を見る能力が小説を書く上で重要みたいな事を偉そうに語っていた気がするので、その続きを書こうと思います。

 例によって将棋の話を引き合いに出しますが、私は素人以下の雑魚なので実際は知識が間違っているかもしれません。

 というか、前話で言い忘れてましたけど、私の話には特にソースがない場合も多いので、やはり信用しすぎない方がよろしいと思います。


 では本題に戻ります。


 先を読む力ですが、重要なファクターはまだ残っています。

 それは、二手三手先を読む力です。

 つまり、二話後三話後の話を想定する力ですね。


 なんだ。そんなプロットや設定みたいな遠い時間を考えるより、すぐ後の事を考えるなんて簡単じゃないか。

 適当に話の流れを考えて、それに合わせて話を動かせば良いんだろ?

 と、思う人もいるかもしれません。

 しかし、それは勘違いであり、その勘違いを続ける限りその人は小説へたへたへたっぴのままです。


 将棋を指している時、金将の三つ先に相手の王将があるとします。

 その先を先ほどの思考に当てはめてみますと。

 金の先に王がある→金を進めれば王が取れる!→金を進めて王が取れました!

 と、なります。


 少しでも将棋を理解しているなら「は?」と、思うこと間違いなしでしょう。

 言ってみれば、そんなバカげたことを小説でやるからへたっぴと言われるのです。


 王将を取るために金将を進めるのは間違いではありません。

 それでも、書いている当人が重要なことを見落としていますね?

 当然、相手は王を守るために動くという事です。


 小説を書く時に「王を」「金が」「前進して取る」という結果ありきで考えて、過程はそこまで重要視せずに「金が前進した」で終わらせるのは、あまりに物語として陳腐です。

 つまり、小説に於いて二話三話先を読む力とは、達成しなければならない結果に自然とたどり着く能力なのです。

 先を妄想するのではなく、読み取り、知り、活用することが重要です。それが言いたかった。


 話続けます。


 そもそも、二手三手先を読むと言っても、ストーリーの流れによってはそれほど進まないし……

 などと考えている人。

 駄目ですね。全くダメです。先が見えない人の典型ですね。


 メインの話が進まない回は、「日常回」としてはっきり見所がある場所以外全部投げ捨てましょう。それは、ゴミです。

 正直、説明を話丸々一つ使うようでは正直先が思いやられると言っても良いでしょう。

 なぜならば、二手三手先が見えている作者には、適切に説明や伏線要素を入れる場所が理解できるからです。

 あまり広がらず、使えない話はいっそ「○○した俺(達)は~~」等ときっぱり捨ててしまった方が物語全体としては良くなるまであります。


 話を切り捨てていくと、本当に重要な部分だけ残ります。

 先を読む作業はここから開始すると言っても過言ではありません。


 先を読むために必要なのは、前話で出た駒を読む能力、そして状況把握能力、最後にさらに先の事を知る事です。

 少し先の事を知るために更に先の事を知っていなければいけないなんて、本末転倒だ。と、思うかもしれません。

 しかし、言葉に直すと簡単なことです。


 将棋は王を取らない限り、とれだけ自分に有利な状況を作ろうとも勝てません。

 逆に駒をいくつも取られて危機的状況になったとしても、最善手で相手の王を取れば逆転勝利となります。

 つまり、何を置いても相手の王を取るという大目的のために動く訳です。

 それでも、王に向かって愚直に歩を進める人は居ません。

 当然、自分に有利でないとそう簡単には相手の王が取れないからですね。


 小説も同じく、フィナーレを迎えるという大目的がありながらも、それに対する障害や困難が立ちふさがります。(そうでないものもありますが、今回は考えないこととします)

 分かりやすくなろう製魔王を討伐というのをストーリーの目的にするとしましょう。

 そこには幹部である四天王が存在し、強大な力を持って人間を脅かす魔王軍が居ます。


 魔王を倒すための四天王討伐を果たすための魔王軍殲滅。

 みたいなややこしい感じになりますが、まあ、その魔王軍にとある村が襲われているとします。

 主人公はその魔王軍と交戦し勝利する訳です。

 そこの流れを考えていきましょう。


 まず主人公の設定を考えます。

 魔王軍に対抗する理由なら何でもいいです。

 ただし、物語の中心となる設定なのでちゃんとした奴(かつ管理しやすいもの)で。


 そして、魔王軍に対する主人公のスタンスを適当に披露しながら撃破。

 問題はその後です。


 もし、主人公の魔王軍に対する思いが強いものなら、村人と慣れあう暇があれば、魔王軍の情報収集などを優先するはずです。

 しかし、実際問題こういう場合に村人の復興を助けたり、村人や偶然居合わせた他の戦士とのんびり過ごす展開があったりします。

 これが、大きな流れを自分で作れないために起こる現象と言えるでしょう。


 あ、文字数が溜まってきた。

 という訳で続きは次話で。

 私の言いたい事はまだ続きますが、一旦休みます。なんかねむい。

〇今回のまとめ

・話の先を考えるあまり、過程を無視するとよくない。

・無駄な部分は切り捨ててゆく

・続きはwebで


〇ひとこと

なんか、冷静に見返すと小説が上手い人の話って言うより、小説を上手く書く方法になってるような気がするんですが、この程度の脱線は脱線の内に入らないので気にせず進めます。

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