羽ばたくための翼なんて、持っていない
昨日の更新なんですが、普通に忘れてました。
それもこれもシーズン末って奴が悪いんだ……
すみません。私が悪いです。はい。
おはようございます。
あまり気にしていなかったのですが、そろそろ寒さも和らいできたように感じます。
まあ、もう4月に差し掛かりますからね。
桜が開花している地域もすでにあるようですし、気づかないままに春が到来していたようです。
さて、今日は少し自分の話をしようと思います。
あ、自分語りをし続けるという事ではないですよ。
ただ単に自分が思ったことを綴ろうという話です。
それでですね。
私は録画した今期のアニメの最終回をぼんやりと眺め終わった時にふと思ったんです。
良い話とは何なのだろう。と。
人を感動させるような物語、深いカタルシスと共にある種の教訓を受けてに与える物語。
斬新な世界観に裏打ちされた緻密なストーリーから繰り出される壮大なクライマックス。
当然、そういうものは自然と評価されるでしょう。
しかし、感動などない物語だろうと、教訓など何も含まない物語だろうと、高い評価を受けることはあります。
極論。ストーリーなどおまけ程度でしかなく、ただ可愛い女の子が戯れているような話でも、好きだという人は存在し、評価を受けます。
他にも、世界観が適当な話だって、受け手が面白いと思えば面白いのです。
例えば、「魔力」という単語がとある小説投稿サイトの小説群で頻出するのですが、大抵の場合、主人公(≒読者)に魔力というものがどういう存在か説明されずに話が進みます。そんな単語、日常生活ではまず出てこないに拘わらず。
つまり、他の物語で知っているだろうから、わざわざ説明する必要はないだろうという思考が働いている訳です。
その意味では、魔力という単語がさも一般的に使われる名詞であるように扱う小説は、他人の小説に依存しており、その存在がなければ独立して完成できない存在であると言えます。
まあ、古来より他人の名句の引用や解釈は文芸を語る上で外せない要素であり、それを使うことが悪いというようなことは全くありません。
ただ、そういう見方をすることもできるという話です。
話を戻します。
そういった意味で、ストーリーが浅いとか、世界観が完成されていないとかいった、一見不完全に見える話でも受け手を楽しませ、若しくは感銘を与えることが出来ます。
ですから、その意味では不完全な点があろうともその物語は良い話となり得ますし、逆に言えば、良い話や名作と呼ばれる条件に、完璧さは必ずしも必要でないという事が言えるのではないでしょうか。
確実な自信がある訳ではないので少し言葉を濁しました。
つまり、完璧ではなく、不完全な部分があるからこんな物名作ではないという結論を出すことは出来ないという事が言いたいのです。
逆に不完全な部分がなくても名作と呼べない作品があるのか考えると、別にそうでもないですね。
全ての要素が完璧なら文句のつけようのない名作でしょう。
ここで、物語として完璧であることは、名作の十分条件であり、必要条件ではないとしておきます。
では、名作の必要条件とは何なのでしょうか。
前述したとおり、人を感動させること、物語としての完成度が高いこと、教訓的な性質を持っていること。
いずれも名作と呼ばれるための必要条件というには少し違うような気がします。
そして、しばらく考えてみたのですが、やはりこの話は難しく、私の頭を悩ませました。
そもそも良い文章である必要すらないのなら、私が書いた中二クロニクルと世界に名だたる名著の数々が並んで評価されるだろうか。と。
当然、そんな事はありませんし、あってはならないのです。
私は三日三晩悩み続けました。
嘘です。書く前に二時間くらい考えてただけです。
最終的に、私が出した結論であり、名作の必要条件となること。
それは「人に愛されること」なのではないでしょうか。
人に受け入れられ、愛され、また別の人に伝わる。
名作と言うのは、人に愛され、また人に伝わっていく性質を持った話だと思います。
完全でなく、緻密でなく、明白でなくとも、愛されれば名作なのです。
どんな名文名著でも、陽の光に当たらず眠っている内はただの紙屑若しくは小容量のデータに過ぎません。
世に出て、人に愛され、また伝わっていくことによってそれは名作と呼ばれるものになるのです。
この結論を出したからこそ、私は言えます。
たとえ、どんなに批判されていようが、肯定されていようが、話題になっていようが、今は見向きもされていなかろうが。
その作品を愛している人は確かにいるのだと。
名作とは、そういう小さな積み重ねの上に出来ている。と。
そういう訳で、綺麗に話を締めようと思ったのですが、あと100文字くらい書かないと若干文章量が足りないような気がしてきました。
こういう時どうすればいいんでしょうかね。
きっぱりと終えるために短く終わらせてしまった方が良いのでしょうか。
いや、しかし、こういう妥協をしているといつまで経ってもまともな文が書けるようにはなりませんし、今は自分の実力不足だと思って諦めておきましょう。
そういう訳で、蛇足の上から失礼いたしまして、この話は終わりとさせていただきます。
〇今日のまとめ
・好きな話にアンチが湧いてて切れそうになる
・言い返したいけどそれも大人げないし、荒らしになりたくないので我慢しようとする
・結局我慢しきれずに文章にして何故か公開する
〇ひとこと
今週の土日も忙しくなるので更新は難しいです。
しかし、それだと今週の投稿量があまりにも少ないので、日曜日に時間を作れたら一話更新するかもしれません。