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穴から落ちて魔王!?  作者: なろう作家H.S
1章「崩壊寸前!魔王領!」
6/19

くっころ!

第6話「くっころ!」


「魔王様、少し森へ散歩に出掛けませんか?」


朝起きたらいきなりアリシアさんにこう言われた。


これは!も、も、もしかして!

デーーート!!!!!


「え、あ、もももちろん!俺はいつだって大歓迎だよ!」


「???そうですか。でしたら、にわに植える木を選びたいので、支度をしていただけますか?」


「あ、うん。そうだね。」


ぐすん。どうせ、俺は彼女いない歴=年齢のヒキニートですよ!


--------------------------------------------------------


「なかなか、良さそうな木がありませんね...」


「あー、そうだな...」


「大丈夫ですか?魔王様?どこかうわのそらなような...」


「気のせいだよ、気のせい。」


はーー、かれこれ二時間半くらい木を探してる。朝の心の傷を引きずりながら。


道は獣道のようなものしかなく、時々つまずきそうになる。


アリシアさん、こけてラッキースケべとかならないかなぁ。


「魔王様、見てください!」


ん?どうしたんだい?


...え、ナニアレ。


「くっ、殺せ!」


フォーー!O.N.A.K.S.I.きたーー!


------------------------------------------------------------


「では、何故、あんな所で穴に落ちていたのか。教えていただけますか?」


そう、はまっていたのである。

俺は女騎士の姿を見降ろしていた。そこで気づいた。


穴に落ちとるやん!


「い、いや、別にはまっていたわけではないのだ。勇者が魔王領に行くというから私も追っかけ..助太刀しようと思ってきたのだ!」


いま、追っかけって言ったよな?


クソ!勇者め!アイツも女の癖に女のファンなんて羨ましいじゃないか!


「勇者でしたら、すでに帰られました。」


「え、そうなの?」


「そうです。ですので、とっと帰って下さいますか?」


アリシアさん、怖っ!


------------------------------------------------------------


「そういえば、言い忘れいましたが、魔王様にも追っかけのようなものがいたんです。」


「え?そうなの?」


「はい、魔王様の演説を聞いて私だけでなく、他の女性たちも感動したんです。」


そうか、みんなにちゃんと想いが届いたのか...


「今は、人を選りすぐり、第16部隊、通称、

「魔王様愛し隊」と呼ばれています。」


へー、グヘヘ。魔王様愛し隊ってことは何してもいいんだよな?あんなことやこんなことも...おい、誰だ。今、ヘタレには無理だって言ったやつ。先生、怒らないから手を挙げなさい。


「じゃあ、今度見に行ってみようか。」


「え?わかりました...」


------------------------------------------------------------


「では、ここが、魔王軍第16部隊となります。」


...ヤバい、緊張してきた。


どうしよう。やっぱ帰ろうかな。


「何してるんですか?早く入りましょう?」


コンコン


「あっ、ちょっ。」


「はーい。どなたですか?え?魔王様?」


「あ、うん。魔王だよ。」


「え?本物?え?私達の所に?..キュー」


バタン


「ちょっ、大丈夫ですか!しっかりして下さい!」


「もう、うるさいわね。なにをして...え?

魔王様?...キュー」


バタン


「え?ちょっとどうしたんですか!しっかりして!」


いったい、なにがどうなってるんだ...

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