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卑屈的恋愛

作者: 雪ノ下

お願い、お願いだから神様あの人と話す勇気をください。いつも駅でみかける彼女は私より背が低く、長い髪を風になびかせ電車を待っている。彼女を初めて見たのは4月のはじめだっただろう。その時から目を彼女から離せなくなっていた。一目惚れだ。彼女をみかけるとその日は一日中楽しい気分で過ごすことができる。間違いない。毎朝、毎朝みることができるので世界が輝いて見えるくらいだ。しかし、彼女が駅にいない日だってある。そんなときは、落ち込みまくりだ。学校にいても家にいても彼女のことばかり考えてしまう。まだ声もしゃべり方もどんなことが好きなのかさえも知らない私は妄想して彼女のことをアップデートしていくばかりだ。日々アップデートを重ねてはいるが本当の彼女ではないのだろう。「好き」とはなんなのか、ふと、思うところがある。彼女と付き合ったからといってどんなことをすればいいだろうか。調べればすぐに結果は出るだろう。「デートスポットランキング」みたいなものが出てくるかもしれない。そして私は調べてみました。「付き合ったら」という検索ワードを入れて、そしたら何が出てきたと思いますか?マイナスのことが出てきました。付き合ったら面倒とか、付き合ったら性格が変わるとか、ダメな彼の見極め方とかそんなことばかり出てきた。私が付き合ったらとか語れる身分ではないが客観的にみて付き合うとはたいしたことではないのだろう。しかし、彼女について知りたいとか、そばに居たいとかその気持ちはわかる、彼女をみたときの私がいつも思っていることだから。だから彼女に話しかけ、付き合うまでとはいかないがそのきっかけが欲しい。その一歩を「今」踏み出そう。

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