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ゾンビ都市  作者: mello
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ゾンビ都市 生き残りを賭けて

「ふぅ…少し休憩するか」


俺、鈴木重盛は大学4年生…正しくは5回生の22歳だ

一年留年している

関西地方での風習らしいが、大学に在学している年数で〇回生と呼ぶらしい

留年した原因は今も取り掛かっていた『小説』だ



3年生の時に就活を始めた訳だが、その結果は絶望だけだった

自分がどんな職種を希望しているのかも決められない、妥協して待遇面だけを見てESを送るもお祈りばかり、やっとこさ面接に漕ぎつけたと思えば圧迫面接ばかり

自分が精神的に子供だから嫌気が差すのかもしれない、甘えがあるから上手く行かないのかもしれない

自分を散々責めたが、答えは見つからなかった

ところが、答えはひょんなタイミングで見つかった

妥協して選んだ企業の圧迫面接途中である



「~~~な事から、御社で働きたいと思い、応募させて頂きました。」


面接対策通りのコピペなPRを終え、面接官も嫌そうな顔のまま、俺のESを見ていた

その面接官が隣の面接官にESに人差し指で指差し


「はぁ…趣味は読書だとさ。これで何人目だろうな。きっと面接対策本とやらに無難な趣味とかって書いてあるんだろうな。」


「ええ。きっとそうですね佐々木部長。まったくけしからんですな、世間ではどんどん街の書店では売り上げが落ちて廃業しているというのに来る日も来る日も面接に来る大学生達の『趣味は読書です』だなんて。それが本当なら書店はもっと大儲けしているはずですのに」


傲慢な面接官二人は俺の話なんて元から聞いていない風に笑いあっていた

しかし、何度もあったこの風景にふと自分の中で何かが噛み合った気がした



そうだ。俺、本が好きなんだ。なにもムリしてこんな妥協した企業に入って人生を無難に過ごす必要なんかないじゃないか

本が好きなんだから、小説家になろう

でもどうやって?

今の時代ならネット投稿か?いや、小説家に弟子入りか?それともいきなり出版社に持ち込みか?



俺は面接中だという事も忘れ、自分の今後について考えふけっていた

今度は逆に面接官の話なんて全く耳に入らない状態になった



「~~~~んかね?」


面接官がまたもや半笑いで何かを聞いて来た

だが、俺は意識が別の所に行っており、全く聞いていなかった

それを見ると面接官の一人が激高した


「おい!君!企業に面接に来ておいて面接官の質問を無視かね!?全く失礼な!これだから最近の若者は…」


先程、佐々木部長とやらにゴマすりを行っていた面接官はその後もグチグチと嫌味を言っていた

おそらく、佐々木部長が質問したことに対し、大学生が無視をしたので、失礼だと怒る事で佐々木部長への敬意を表現したポジショントークをしたかったのだろう

だが、もうそんなことはどうでも良い



俺は小説家になるんだ!



そう強く思った時、俺は椅子から力強く立ち上がった



「な…なんだね君は!逆切れかね?やっぱり最近の若者は堪え性がなくてダメですな、『ゆとり』ですよ『ゆとり』」


またゴマすりというかなんとというか…



「やりたい事ができたのでこちらの企業への応募は取り消させて頂きます。では失礼します」


一気に言い切り、相手が反応する前に自分の鞄を持ちさっさと面接会場だった会議室を出て言った






所までは良かった

しかし、その後が続かなかった


それから、『小説家になるには』等のタイトルの本を本屋で立ち読みし、色々見た結果

両立するのが小説家として早くデビューできる確率が高いと踏んだ結果

ネット小説サイトへの投稿する小説と、出版社へ持ち込みする小説とを同時進行で進める事にした

その情熱が続いたのは精々半年だった

出版社への持ち込みだが、担当者がキッチリした人で連載が決まった訳でもないのに


「ここと、ここと、ここと、…あー、あとここも。2週間以内に直して来て下さい。」


こんなペースで大幅改変を求めてくる人だった

というか、こちらの執筆スピードがバレているのか、空いた時間には持ち込みの小説に掛かり切りにならないといけないペースを毎回要求されるようになった

勿論大学生だから、通常の授業もある

就活シーズンが始まるまでに単位を取っておけばこんなに焦る事も無かったのだろうが、俺は一年を通してずっと同じペースで単位を取れば良いと高をくくっていたので残り単位がかなりある。こちらも手を抜けない



それでも最初の頃は情熱だけで、三足の草鞋をこなしていた

しかし、やはりずっと無理を通して過ごすことは叶わないようで大学によく遅刻するようになり、授業中にノートの後ろのページに小説の続きを書くようになり、学業が疎かになっていった



そして春、学年の変わり目に、就活時期と同じ絶望を見た

単位が足りず、留年という事実を知った

もっと早くに単位計算して間に合うように出席していなければならなかったのに小説ばかりに気をとられていた

このところネット投稿していた小説のアクセス数がようやく右肩上がりに上がって来ていたからだ

ずっと定期的に、出来るだけ早いサイクルで頑張って書いて来た努力が報われてきたと思った矢先の出来事であった

なんのことはない、三足の草鞋を上手い事こなしていると思っていたのは俺だけでその実、大学を削っていただけだった



大学へ行くために一人暮らしの生活費・大学費用、両親に出して貰った全ての物に罪の意識を感じた

実家は大阪、大学は京都なのでそう遠くはない

しかし、毎日通学するにしては距離が遠い

そんな微妙な立地だったのに快く大学近くのアパートでの一人暮らしを許可してくれた

いたたまれず両親へ謝りの電話をいれた



「頑張り屋さんのシゲちゃんの事だもん。頑張ったのでしょう?お母さん信じてる。お父さんもきっと分かってるよ。」


母親の手放しの信頼が心に痛かった

両親には小説家になると決めた事はまだ話してない

出版社での連載が決まるか、ネット小説がなんらかの稼ぎになるまで言わないつもりだった

でも、両親の信頼を傷つけてしまった



こうなったらもう後には引けない

絶対に初志貫徹しよう

一年間の予定を経て、人に迷惑をかけないよう努力しよう

まず大学、一番疎かにしてはいけない

次に持ち込み小説、担当といっても恐らく俺レベルの持ち込みの人間を10数人を抱えているような感じだが、それでも担当は担当だ、こちらに迷惑をかけることもできる限り避けよう

最後にネット小説、正直これが3つの中で一番上手く行っているが仕方ない、人に迷惑をかける可能性が少ないのはネットの利点だ、最悪これを犠牲にするしかない



そう新年度に決めた



そして、時期は変わり8月中旬

大学は夏休みに入った今こそ、ネット小説に力を入れる事ができる

出来るだけ缶詰めして小説を進めていた

小説家の缶詰めといえば聞こえは良いが、内実を知らない人から見ればただの引きこもりだ

2週間近く自宅から一歩も外に出ない生活をしていた

相変わらず持ち込み小説の方は上手く行っていないが、俺が去年、小説に掛かり切りになり大学を留年したという事実を鑑みてくれたのか、この所、提出する小説の直しのペースを落としてくれている

いや…もう1年間持ち込みを続けているのにちっとも進展しない俺の事を見限ろうとしているのかも知れない

そんなモヤモヤした感じではあるが、持ち込みは続けている



「さて、飯にするか」


休憩がてら食事の用意をしようと冷蔵庫を開けるが、数日前からほぼ空っぽだった事を冷蔵庫の扉を開けた途端に思い出した

インスタント食品も一昨日に切らしたままだった


「仕方がない、買い物に行くか」


内心まだ缶詰めしていたかったが、食料がないのでは仕方がない

小説のキリもいいし、ここで外出することに決めた



元々、お洒落が好きな訳でもなかった

大学の友達は皆毎日がファッションショーみたく着飾っているし

話の内容の大半は、女性の話かファッションやファッション雑誌の話だった

正直、あんまり理解できないと思った記憶がある



記憶があると表現したのは、もうここ最近コミュニケーションを取っていないからだ

上記の通り俺は今、猛烈に忙しい

それに加えて俺にとっては話す内容は大概が前回話した事の焼きまわしに聞こえていたからだ

やれ女優の誰それが可愛いだとか、やれ今年の一年に可愛い子が入って来ただとか

やれディオールがどうだとかサンローランがどうだとか

やれ最近のLEONがどうだとかチョキチョキがどうだとか…

見下したい訳ではないが、毎日似たような話をしてよく飽きないなと思った

だが実際、彼らの方が社会的には優秀な人なのだと思う

大学での成績も俺より良いし、就活も苦しみながらもしっかり内定は獲得しているし

しかし、無為に時を過ごしている感がどうしても否めなくなり友達付き合いが希薄になって行った

今では、大学で顔を合わせたら挨拶し、2.3近況を話す程度になってしまった

その、若い間にある『青春』を置き去りにしている感に少しの哀愁を感じたりもするが、俺には今やるべき事が山積している

そう夢想しながら、着慣れた革ジャケットを羽織り、リュックを手に、玄関の扉を開けた





そこには常時と違う『違和感』と言うには違い過ぎる風景が目に入った

まず、自転車置き場の自転車が荒らされていた

それも、いつもは5~6台、綺麗なのもあれば年季の入ってそうな自転車がいつもあったのに今は見慣れない自転車が2台倒されて放置されていた

しかも、一目で分かるほどフレームが歪んでしまっている

一応乗って走ることは出来そうだが、かなり不安定そうだ

恐らく、この自転車で移動してきて、ここの駐輪場にあった自転車と交換したのだろう

放置された自転車は、鍵は壊したのだろうか何処にも着いていなかった

ここから持ち出した自転車の鍵も壊したに違いない



そこから5メートル程距離を置いてバイク置き場があるが

いつもは俺が乗っていたバイクが1台と長年大事に乗っていたであろう旧車のバイクが1台

さらにどこに行くにしても足に最適なスクーターが2台停まっていたが

今はどうなっているだろうか



こちらも異変があった

まず、旧車バイクは変わり無い様に思えた

そして2台のスクーターの内、1台は鍵穴を破壊され横倒しになっており、もう1台は無くなっていた

恐らく乱暴に鍵穴に何かを差し込み盗難したのであろう

そして俺のバイクはというと、鍵穴を破壊されたスクーターの下敷きになっていた

当然ボディやエンジンガードには深い傷が入っていた



「マジかよ……」


一通り落胆し、警察に電話するべきか考えたが

何かがおかしいと思い辞めておいた

辺りを見回すと

アパートの前の道路に奇妙な轍が出来ていた

その轍は履帯の物に見えた

そのまま奇妙な轍の先を見るとかなり距離が離れたところでは電柱が数本斜めになっているのも見える

「なにがあったんだ…戦車でも通ったってのか?」



呆然としていて。ふと我に返った

俺が家から出ない間に何かあったらしい

アパートの管理人に聞いてみよう

管理人はこのアパートの101号室に住んでいる

そのままテクテクと歩いていたが、インターホンを鳴らす前に管理人は居ない事は明白だった

玄関扉が横に半分に折れ、手前側に倒れていた、そしてその中の様子は見るも無残に荒らされていた

避難したのか靴は見当たらなかった

他の部屋も見てみると全部屋の3分の1程度が同様に荒らされていた

残りの3分の2も綺麗という訳ではなく何かで汚されていた

とりあえず管理人に電話をかけてみよう

携帯を取り出し、管理人に電話を掛けてみるが電源が入っていないようだ



とにかくこれは只事ではない

無駄とは思いつつ一応110番に掛けてみたが繋がらなかった

今更、スーパーへ食品の買い出しもあったものではない

一度自室へ戻り、必要な物を持ち出し、人が居そうな場所へ移動しよう



自室へ戻り、ペットボトルの水や、護身用のナイフ等を持ち再びバイク置き場へ向かった



とりあえず上に乗っているスクーターをどける

が、乱暴に倒されたからだろうオイルが漏れ、俺のバイクの着座部分をヌメヌメにしていた


「勘弁しろよ…」


さっきからネガティブな独り言が続いている

もうそろそろいい事が起きても良いんじゃないのか

そんな事を考えながらリュックの中からタオルを取り出し、アパートの外にある清掃用の水道を使い濡れ雑巾にして、バイクの着座部分のオイルを拭き取る

ようやく綺麗になったバイクを起こし、セルを回してみる



キュルキュルキュルキュルキュルキュル…



いつもは一発始動するのに調子が悪い

倒されて、スクーターに覆い被らされ、オイルをぶちまけられれば、そりゃバイクの機嫌も悪くなるか…



今度はチョークを引き、混合気を濃くしてセルを回してみる



キュルキュルキュル…キュル…ブオンブオンブオン



エンジンがかかった

やったぜ!さすがホンダのバイクだ!

アイドリングが安定するのを待ち、少しスロットルを煽った後チョークを戻す

そのまま暖気をするために少し待ち…

待っている間に乗る準備を整える

SHOEIのフルフェイスヘルメットを被り

Kriegaのリュックを背負い

FOXのグローブを着ける

そうしている内にバイクの調子は戻った様だった

スロットルを煽る



シュイ―ンシュイ―ンシュイ―ン



小気味良いカムギアトレーンの甲高い音が鳴り響く

HONDA HORNET250

これが俺の愛車だ



さて、人を探すと言ってもどこへ向かえば良いのだろうか

周辺のハザードマップでは確か、学校が避難場所に指定されていたはずだった

とは言っても大学は少し距離がある

大学の為に一人暮らしをした訳だが、大学近くのアパートやマンションは需要が高く、家賃が高めの設定だった

そこでバイクという移動手段がある、という事で少し離れた家賃の安い地域に部屋を借りバイク通学する事に決めたのだった

この辺りでハザードマップに指定されていたのは中学校だった

とりあえず、その中学校に向かってみよう

目的地を決め、履帯によって轍が出来た路面の悪い道をソロソロと愛車で走り出した


バイクに詳しい人なら理解できると思うのだが、先程紹介した俺の愛車

HONDA HORNET250は、250ccという小さい排気量に高回転型のエンジンを乗せている

『高回転型のエンジン』と言ったが大概の自動車のエンジン回転数はおおよそ6000~8000回転であるのに対し、俺の愛車HONDA HORNET250の最高回転数は16000回転である

理論上最高速度は181km/hだ

これが意味する所は、HORNET250というバイクは『スピードを出して楽しい』バイクであると言える

反対に低速域、例えば20~30km/hで、荒れた道を走るのに適しているとは言えないバイクである

HORNET250を愛するライダー達がHORNET250の好きな所を聞かれたら十中八九

高回転域でのエンジンサウンドが気持ちい、と答えるであろう

だから、間違っても今のこの状況に適しているとは言えないバイクなのである


「くっ…最近乗って無かったから…調子が悪い…な」


道路のアスファルトは、履帯の様なもので凹凸が激しくそれ以外は少し勾配が出来ていて走り辛い、そうでなくとも生存者を探しながらの走行なのでバイクの操舵以外に注意を向けたいのにそれも難しい

長期間バイクのエンジンをかけないと、エンジンの調子が悪くなることはままある

それだけでなく、タイヤ内の空気も少しずつ抜けていき前回乗った時との感触にギャップが出るし、キャブレター方式のバイクならキャブ内部に有るガソリンが腐る事もある

悪くなったガソリンで走ろうとすると、運が良ければその場は何ともなく走れるかもしれないが、最悪キャブレターの掃除を行った後、キャブレター調整を行わなければならない可能性もある

他に例を挙げればキリがないがとにかく『定期的に・短いサイクルで・それなりに長距離を走り、尚且つ整備をサボらないで乗ること』がバイクを長持ちさせるコツである


と、家から4~5回程、右左折を行うと先の十字路の直進した所で人が二人重なり合って道路に倒れ込んでいた

周囲に血が広がりとても生きているとは見えなかったが

初めて死体を見た・異常事態である

という二点で気になり、近づいて見る事にした

目的地へのルートとしてはその前の十字路を右折しなければならなかった為、バイクをそちらに停め、二つの死体に近づいてみた


すると見た目40代程度の夫婦であることが洋服や髪等から伺い知れた

下に夫が仰向けに寝ていて、その上に妻が夫の右手側からお腹辺りに顔を埋めていた


「!!!」


近づいてみて分かったがその妻が小刻みに動いているのが見えた

初めて生存者を見付け、何らかの理由で夫を亡くし悲しみに暮れている妻を見て不謹慎であるが頬が綻んだ


「あっ…あの…」


女まで数メートル

この距離ならこの声の大きさで聞こえただろうという大きさで声をかけた

しかし、反応は無かった

女の嗚咽も聞こえなかった


くちゃ…くちゃ…くちゃ…


という不気味な、不快な音だけが聞こえた


「すいませんっ」


先程よりも少し大きく声をかけてみた

すると


くちゃ…くちゃ………


先程まで定期的に聞こえていた不気味で不快な音が止んだと共に

同じような動きをしていた女の動きも止まった


そして、女がこちらをゆっくりと振り向く


なぜだか、この時『走馬燈』という言葉が頭に浮かんだ

女の振り向くスピードがゆっくりであったからか?

いや違う、女が振り向く時の髪一本一本の動きまで観察できたのはおかしい


女の表情は、夫を失った悲しみに暮れているでもなく

ただ『虚無』であった

怒り・悲しみ・喜び・楽しみ

なんの表情でもない

しかし、尋常な事態でない事は理解できた


女の目は虚ろで文字通り赤く血走り、口回りと言わず鼻や頬や顎の先まで赤黒い血でべったり濡れていた

昔はサラサラで綺麗だったろう髪も、なにやら内蔵片のようなものが絡み付き、ベタベタになっていた

下になっている夫の腹は器具を使って切り裂かれたのとは違う、荒々しい『穴』が開いていた

穴と言うのは持って回った言い回しかもしれない

その穴は『明らかに妻が歯で食い破った』事が容易に想像できる形をしていたからだ


こちらを向ききった女が血走った目の黒い部分がこちらを捉え、数拍置いて反応した


「ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛」


人の物とは到底思えない『声』を発した

その『声』を聞き、俺は我に返った

自分の悲鳴は聞こえないものである

俺自身がどんな声を発しているのか分からないが、口から何かを発しながら回れ右をして全速力でバイクに飛び乗った

幸い、鍵は点けっぱなしでエンジンも直ぐにかかった

良かった

ゾンビ映画のお約束『なぜかエンジンがかからない』

なんて冗談じゃないからな


そのままフルスロットルで走り女から逃げた

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