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番外編 もしもあの人が惚れ薬を飲んだら?

+注意事項+

ヒロイン(シルク)が惚れ薬の影響で、一時的に

リクイヤード以外(リクイヤードの父・バルト国王)に恋をする描写あり。



     

無数の本に囲まれたその部屋は、まるで時間など存在しないように過ぎていく。

久しぶりに堪能できるゆったりとした時間だ。


窓枠に座り手にしている本のページを捲りながら、静寂なこの時に浸っていた。

書庫には資料を探しにしか来ないが、こうしてただ物語の世界に入るのも悪くない。

てっきり一日かかると思っていた議会が早く終り、スケジュールが開いたのが幸いしたな。


「……たまにはこういう時間があってもいいかもな」

時間帯のためだろうか、人もまったく居らず貸し切り状態。

いつも仕事をして寝るだけの毎日なので、こういう自分だけの時間も悪くないと思う。

執務に追われて、あっと言う間の一日だしな。


そんな生活だが、以前よりはマシに思える。

それは、あの銀髪のメイドのせいだ。

いつの間にかあいつが入り込んでから、繰り返しの日常が変わった。


あれの顔を見るとなぜか落ち着くし、話をすると気がまぎれる。

それに気のせいか疲れが取れるように感じるんだ。


だから事あるごとに呼びよせるが、「だから、何度言ったらわかるの!? 仕事中だっていってるでしょ!! 他のメイドさんいるからそっちに頼んでよ。なんでいちいち私に言うの? もしかしてリクさ~、暇なの?」とあの見目と声音からは、全く想像も出来ない口調で眉を吊り上げ口を開く。


――また怒鳴られるの覚悟で、シルクに茶でも運ばせるか。


ふと思い立ち、思わず口角が上がったのが自分でもわかった。

今度は何処にいるのだろう? まあ、いい。今日は五分以内の猶予にしよう。


窓枠から降り、呼び鈴のある机へと移動しようとした瞬間、いきなり扉が音を立てて開け放たれてしまい、思わず動きを止める。それと共に眉を顰めた。


――何事だ?


「た、大変です!!リクイヤード様っ!! リノアが、リノアが……!!」

中に入って来たのは、メイドのメルだった。

髪はぼさぼさで、顔色は心なしか青ざめている。

その様子から緊急事態だということは見てわかった。


「あいつがどうした!?」

本が手元からするりと滑り落ち、ページが折れるがそれどころじゃない。

またあいつに何かあったのか!?

リノアが階段から落ちた時の事を思い、血の気が引いていく。


「リノアが惚れ薬飲んで大変なんですっ!!」

「……はぁ?」

我ながらこの緊迫した状況で間の抜けた声だと思う。

裏返った俺の声に、メルがブチキレながら「だから惚れ薬ですってば!!」と連呼していた。

いや、それは聞きとれてるって。





「バルト様は、私の事がお嫌いですか……?」

その銀髪をしたメイドは、この国の王・つまりは俺の親父の腕にしがみ付くようにしながら体を密着させていた。かと思えば、甘えるようにそれに顔を埋めていた。

わずかに見えるその女の頬は淡く色づき、顔を上げ潤んだ瞳で親父の事を見つめている。

親父も親父で腕を振り払うなりすればいいのに、眉を下げながらもシルクの手に自分の腕を添え外そうとしながらも、なんとか説得しようと試みているよう。


「そんな事ないよ。リノアちゃんみたいな子に好意を持たれて、すごく嬉しい。ただちょっとね、ほら年も親子ほど離れてるし、というか君の父親と同じ年だし……」

「年の差なんて関係ないです!!」

「あ、うん。たしかに。でも、ほらシルクちゃんの父親に顔向け出来なくなっちゃうし、それにほら君はもうすでにリク――……って、リクイヤード!! ちょうど良かった!!」

扉の前でその光景を茫然と立ち尽くしていた俺に気付いた親父は、安堵の表情を見せた。


――誰だよ!? この女!!


シルクの皮を被った何者かのしわざなのか、はっきり言っていつものあいつじゃない。

正直、キモイと思った。

だってそうだろ!? あいつが、おんな風に女全開で迫ってるんだぞ!?

いつもは色気より食い気なのに!!

メルに引きずられるようにして連れて来られたた先は、この医務室だった。

室内には医師の姿はない。


「なんなんだ!? これは!!」

「ですからさっきも説明しましたが、リノアが惚れ薬飲んで大変なのです。簡単に説明しますと、メイド達の間で城下町の路地裏で買ったこの惚れ薬が話題になっだんですよ。それが効くか効かないかをリノアが試しに飲んでみると言いだしまして……」

「んな怪しげな物買うな!! そして飲ませるな!!」

メルに怒鳴ってもしょうがないのはわかっている。

悪いのはそんな怪しげな薬を飲んだこいつ――シルク本人だ。


「買ったのは西棟のメイドです。それにリノアの事も、もちろん止めましたわ。ですが……」

「あのバカ!!」

「この惚れ薬を飲んだ後に、たまたま通りかかったのがバルト様だったのです。それであんな感じに……どうしましょう?」

「医者は?」

「それが国王様から離れたがらなくて、診察が出来ないのです……それで落ち着いたら呼んで欲しいと」

ったく、なんでシルクは大人しくしてないんだ。

トラブルメーカーにもほどがあるだろ。

しかもよりによって親父だと?

いや、だからって親父じゃなければいいってわけでもないけど。


「おい、リノア。さっさと離れろ」

いつまでも他の男に触れているのがムカつくので、腕をつかんで無理やり引きはがそうとするが、離れたくないとばかりに余計力を入れてしがみつかれてしまう。


「やだ~っ!!」

「こんなおっさんなんかより、俺の方が若くて良いだろ!! それに親父は若く見えるけど、それは若づくりしてるからであって、実はかなり年いってんだぞ!! しかも口がやたら旨いから良い言葉しか言わない、口先だけの男だ。それに元々性格的に軽いから騙されるな」

「リ、リクイヤード。それはちょっと言い過ぎじゃあないか……」

「しかも他にも女がいっぱいいるぞ!? いいのか、他の女のとこに行かれても!!」

「いいもん。バルト様の傍に入れるなら。それにリクだって女の人いっぱいいるじゃんか」

「俺はもう全員と関係を切った。だから誰もいないから、親父みたいに節操なしとは違う。一緒にするな」

数日前に今まで関係のあった女とは関係を切った。

もちろん、ごねられたのでそれなりの物は渡したが。


「節操無しって!? やめてくれよ。そういう誤解を招くようなはつ……って、ええっ!? 別れたって言ったのかい!?」

「ちょっと、それ本当なんですか!? リクイヤード様っ!! それって、ご自分のお気持ちに気付いたからですか!?」

「はぁ?何言ってんだ?」

「えっ。もしかして気づいてないのかい?」

……っうか、お前らが反応してどうするんだよ。

親父もメルも今はそんな事どうでもいいのに、深く追求しようとしてきた。

はっきり言ってシルクが優先だろ。今は。


「バルト様~、大好きです」

「り、リノアちゃん。ちょっとマズイって」

おいそう言いながらシルクに抱きつかれて、顔緩んでるぞ!!

本当はなんだかんだ言いながら、今の状況に喜んでるんだろ!!


――大体、シルクもシルクだ。ムカつく。俺を見ろよ。

たまたま親父が通ったってだけだろ。

俺が通ってたら、リノアの相手は俺なのに。


……ん?俺が通ってたら?


「そうか! メル。その惚れ薬あるか?」

「は、はい。ございますわ」

メルは白エプロンのポケットから小さい赤い液体の入った小瓶を出すと俺に差し出した。

俺はそれを受けとり蓋を外すと口に含む。そしてシルクの腕を掴み、無理やり自分の方を振り向かせ引き寄せる。そしてシルクが驚き口を開いたのを見て、シルクの後頭部に手を添え深く口づけた。

甘くてとろみのある液体。

それをシルクへと移し与える。


この惚れ薬が本物なら、おそらくリノアは――





惚れ薬を飲んだシルクの瞳に俺を移し、惚れる対象を俺にする。

という、思った通りに事は運んだのは良い。

だがこれはこれで困りごとだと思う。まるでシルクの姿をした別人。

こんな女あいつじゃない。


――……まあ、悪い気分はしないでもないな。


ソファにもたれ掛りながら、シルクを胸に抱き寄せながらそう思った。

普段のこいつからは想像出来ない事。

惚れ薬という、胡散臭い薬を飲まなきゃこんな風には絶対にならないだろう。

考えてもみろ? シルクがこんな風に甘えるように胸に頬を寄せるか?

頬を染めながら、俺に対し微笑むか?

ないだろ。ありえないだろ。


「――で?言いたい事があるなら言えよ」

さっきから、その湿った視線が気になって仕方なかった。

俺の問いに、2.3メートルと距離を置いた所にいる親父とメルが口を開く。


「いや、まさかそうくるなんてさ~。そんな変な薬、よくリノアちゃんに飲ませようと思ったよね」

「そうですわ!! いくらバルト様に惚れている状況が嫌だからって、そんな訳のわからない怪しげな薬を飲ませるなんて無茶を!! その上、惚れ薬全部使用するなんて。これ本物ですのよ? どうするんですか、私が使えないじゃないですか」

「……おい、メル。誰に使おうとしたんだ」

「え~。秘密ですわ。私だって、恋する乙女ですもの」

「乙女っていう言葉の意味を知っているか? お前、三十過ぎてるだろ」

「いやですわ、リクイヤード様ったら。女の子は誰でも乙女ですのよ?」

頬に手をあてて、ふふふと笑うな。


「今、女の子って言ったか? そんな年じゃないだろ。お前って結構ずうずうしいんだな」

「まあ!! そんな失礼な事おっしゃるのでしたら、今度あることない事を噂話として城内に流しますわよ?そうですわねぇ……たとえば、ヌイグルミ抱いて眠っているとか~」

「んな下らないもん流……――」

しゃべっている時に言葉が途中で止まる。

それは、自分の意識とは裏腹に視界が変わったからだ。


「どうした?」

頬に添えられたシルクの片手を外し、それを自分の指で絡めるように繋ぐ。


「リク、メルさんの事好きなの……?」

「はぁ? なんで俺が? 急に何を言ってんだよ」

この状況をどう見たらそうなるんだ?


「だって、さっきからメルさんと楽しそうにしゃべってるんだもん。私ともしゃべって欲しいよ」

「リノア、リクイヤード様が私を好きってそれはないわ。それに、私はリクイヤード様みたいなのタイプじゃないの。誠実で大人の男性で包容力があるような人が好きなのよ。だから告白されても即行振るわ。平伏され懇願されても無理。ほんとごめんだわ」

おい、なぜ俺がメルに振られなきゃならないんだ!!

しかも、即行かよ。


「ほんとに?」

首を傾げ、リノアはメルに問いかける。

「やだ~、焼きもち妬いたリノアも可愛いんだから。本当よ。だって、無理なものは無理なんですもの。どんなに頼まれてもね。お金積まれても無理。だって、男として見れないし~」

ササラはそう言って笑みを浮かべ、シルクを安心させようとしゃがみ込み目線を合わせる。


「メル、お前……酷くないか……」

「あっ。でも、もちろん大切な御主人様とは思ってますわ」

「中途半端なフォローなら、最初から入れるな!」

それでさっきの暴言が消えると思うなよ?

あんな風な事今まで女に言われた事ないぞ。

というか、俺にも選ぶ権利はあるだろうが。


「ほら、やっぱりメルさんとは楽しそうにする」

「だから何処をどう見たらメルなんかとの仲がそう見えるんだよ」

「ちょっと待って下さい!! なんかって言いましたね!?」

「お前のさっきの暴言よりマシだろ」

せめて好みじゃないって言えよ。


「え~、あのさ。取り込み中の所悪いんだけど、そろそろ医師と薬師に見て貰った方がいいんじゃないかい?」

「ああ、そうだな」

おずおずと言いだした親父の言葉に同頷き意を示した。

どうやら俺は、一番早く手配しなければならなかったのをすっかり抜けてしまっていたようだ。






一体、いつになったら薬は切れるんだ?

そう思いながら時間は過ぎて行き、あっと言う間に朝を迎えた。

いつもなら朝に目を覚ましすぐに起きて着替えるが、今日はベッドでだらだらと寝転がりゆっくりしている。

その原因は、腕にかかっている心地よい重さの持ち主のせい。


シルクは俺の腕を枕に、すやすやと寝息を立て無防備に眠っている。

これはシルクが「リクと一緒に寝るのっ!!」と言って騒ぎまくって煩くてかなわなかったから。


男女が密室で二人っきりのこの状況。

もちろんメイド達からは、釘を刺され済みだ。

しかも信用がないのか、何度も様子を見に来られていた。

いくらなんでも俺だって、薬のせいで意識の無いに等しいような人間に手を出すほど鬼畜ではない。


「寝てると大人しいんだけどなぁ」

暇を持て余しているため、空いている片方の手でシルクの頬を撫でたり髪を梳いて遊んでいると、シルクがもぞもぞと動き出しこっちにすり寄って来た。

そして俺の胸に顔を埋め「リ…ク…」と寝言で俺の名前を呟く。


「やばいだろ……これ、いつもより可愛さ倍増だ……」

シルクを見てたらそんな言葉がぽろっとに口から出てしまい、慌てて辺りを見回してしまう。

焦った……

室内には俺とシルク以外おらず、誰かに聞かれるはずなんてないものを。

ほっと安堵し、胸をなで下ろす。


他の奴らに聞かれたら、何て言われるか。

特にあのメイド達。

絶対に冷やかすのはわかりきっている。

しかも、お前らは酔っ払っているのか? っていうぐらいのテンションで。


「――……っておい!?」

朝日が昇り始めているため、カーテンからうっすらと明りが洩れている。

その漏れた光が俺とリノアを包んでいるのだが、それは見なくても良いものまで映しだしてしまった。


それは夜着から覗く白い胸元に、うっすらとほんのわずかにあいた薔薇色の唇。

そして俺の体に密着するように絡みつく柔らかな肢体。

シルクの特徴とも言えるプラチナの髪は光の粒子により、綺麗に輝いている。


――昨夜は闇に包まれ真っ暗だったため、あまり見えてなかったのに!!


体の中の血が逆流するような状態のため、身じろぐシルクのわずかな動きにすら敏感になってしまっている。

全身でシルクの事を欲してしまっている状況に思わず頭を抱えたくなった。


「……――ん」

シルクの身じろぐのが大きくなり、やがてその両目がゆっくりと開かれていく。

頼む。今起きるな!!

そんな俺の心の叫びは虚しく、シルクの瞳には俺がはっきり映し出されている。


「まだ寝てろ。な?」

頼む。寝てくれ。

今の俺にはシルクにキスをせがまれたり、過剰なスキンシップには耐えられない!! かろうじて紐のような理性しか残って無いんだ!!

それすらも細く蜘蛛の糸のような物。


「……え」

「だから、寝ろって!!」

「なんでここにいるのっ!? リクの変態っ!! 最低っ!!」

その叫びと共に、俺の頬に衝撃が走り頭の中が真っ白。

そのおかげで、俺の理性の危機は回避できた。




「ごめん。ほんと、ごめんね」

「変態に最低発言かよ」

「ほんとごめんっ!! リク」

氷水で冷やしたタオルでシルクは俺の頬を冷やしながら、謝っている。

おそらく俺の左頬にはシルクの手形がついているだろう。

普通、ひっぱたくか?

俺は窓辺にある椅子に座りながら、ただ開け放たれた窓からの景色を見ていた。

邪な思いがあったという後ろめたさもあるから、あまりシルクの方が見れない。


「……ったく。元凶は誰だと思ってんだ」

「本当にごめんってば。まさかそんな事になってるなんて、知らなくて……」

一晩たったからか、シルクの惚れ薬の効果は切れたよう。

それはいい。そこまでは良かった。

問題はそこからだ。

自分の状況がわからなかったシルクは、俺がシルクのベッドに忍び込んだと思ったらしい。

考えずともそんな事ありえないだろうが。ひっぱたく前に気づけよ……


「もういい」

だいぶ痛みも取れているから、そろそろ大丈夫だろう。

そう言ったのだが、シルクの顔に不安が見られる。


「でも、もうちょっと冷やした方がいいかも。まだちょっと赤いし。それに、リクの綺麗な顔に痕でも残ったら大変だよ」

「男に綺麗って言うか? それよりお前の方が綺麗だろ」

「は?」

しまったと思った時には手遅れ。

シルクの手からタオルが零れ落ち、驚愕の表情で俺を見ていた。


「や、やっぱお医者さん呼んでくる!!」

慌てて立ち上がったシルクの腕を掴み、また椅子へと連れ戻す。

そんな事されたら、綺麗だって言った事がメイド連中にまで広まるだろうが!!

あいつらの情報は早いからな。


「さっき頭は打ってないって言っただろ」

「じゃあ、急にどうしたの? 何か頼みごとでもあるから、機嫌とろうとしてる?」

「別に急じゃない。お前は元々見た目だけは、綺麗だと思っていたからな」

「だけっ!?」

むすっと唇を尖らせ、シルクは俺を睨んでいる。


「どうせ惚れ薬飲んでいた私の方が良いって言いたいんでしょ。なんか話聞いてみる限り、甘えたりして可愛げあったみたいだし?」

「いや。そうでもなかったな」

「え?」

「たしかにお前は口を開けば言葉使いは荒い。その上剣を持たせれば男顔負けに戦うし、姫なのにメイドやってるしそれに感覚が庶民的だ。でも俺は、今のお前の方が遥かに好きだぞ?」

そうわざとらしく、あいつの耳元で囁いてやった。


「――っ」

リノアの顔はみるみるうちに朱に色づき始める。

「お前すごく赤くなってるぞ。まさか、本気にしたのか?」

「か、からかったなっ!!」

涙目になりながらも怒るリノアに、思わず笑いが零れる。


やっぱり、シルクはこっちの方がいい。

可愛げなんて無くても、ありのままの方が――





これにてブログの番外編転写終了。

他の作品のように、書下ろしの番外編を気まぐれ更新するかもしれません。

その時はまた姫君~をよろしくお願いします!



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