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頭脳院は伽藍堂

作者: 二本針 怜

君にも分かるかい?分かってくれると嬉しいな

それは、昔からあった

僕達は太古、自然を開拓、電気の”で”の文字も知らない頃から僕たちはそれと密接に結びついていた

近づいて、離れて、また近づいて。

でも、同じなのに飽きずに

今も昔も変わらず。


今この瞬間もそれに近づく

ぼくは息を殺してそれの近くに佇む

何か漏れていないか、零れていないか、洩れていないか

自問を繰り返す、答えは出ないから自問自答じゃない

心で何か、鋭利な何かがワルツを踊る、

心が古い扉みたいにギシギシと軋む

落ち着くんだ、落ち着くんだ、落ち着くんだ

鋭利な何かをそれ以上の力で捻じ伏せ黙らせる

すぐ終わる...すぐ終わるんだ

目の前にはそれがゆっくりとまるでこちらを煽るように躍動している

いいだろう、乗ってやろうじゃないか

手を伸ばす、それに触れる

ぽよん

怖くなって思わず手を離してしまった、

もう一度だ

ぼくは触れた




その瞬間僕は負けた、負けを自覚した

僕の語彙力...いや、傲慢かもしれないが恐らく人類の語彙力もだ

言い表せそうにない、何年経っても何億年たっても

そもそも語彙を、言語を使えばある程度のことを伝えることができる

雨水が冷たい。この文からは雨水が冷たいということ

鉄は固い。  この文からは鉄は固い

鉄、雨水といったものの温度や硬さは想像に難くない

だが、これはどうだ

想像ができない、こんなもの触ったことが無い

表現ができない、語彙が追いつかない

世界中の辞典をひっくり返しても、かなわない気がする

世界中の叡智を集めても、勝てない気がする

太陽が天蓋の外で嗤っていた

まるで僕の頽廃を焼き付けるように


誰もおっぱいには勝てないのだ

頭の中に浮かんだものをそのまま書きました、正直後悔はあまりしていません。

あまり...

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