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点Pと点Q  作者: castle
4/4

少年T

ハッとした。

何故、今自分は残念がっていたのだろうか…?

別に、興味なかったはずなのに。

自分の少年への気持ちが分からなくなっていった。

「…い、おい!何ぼーっとしてんだよ?」

「え…あ、まだいたの、。」

「お前って、どこ中?」

「いや、引っ越してきたばっかだから…。」

少し気になっている様子だったが、少年はそのまま立ち去って行った。

ふと、空を見上げると日が眠たそうにしていた。

もう帰ろう。


「ガラガラ…」

「ただいまー。」

靴を脱ぎ、ドアを開けてリビングへと入っていく。

もう、あの空気はどこかへ行ってしまっていた。

しかし、リビングにはじぃじしかいなかった。

「あれ?ばぁばとグランマーは?」

「台所で夕飯を作ってくれてるよ。」

何だか、お泊まりみたいだ。

自分がこれからこの家に住むなんて、本当に

想像がつかない。

あの少年Tも私たちの小学校に来たとき、

こんな感じだったのだろうか。

「りっちゃーん。帰ったん?」

考えても仕方ない。

「お箸ならべといてぇ。」

もう、きっと会わない人のことなんてー…。

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