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~酸欠の二十枚~(『夢時代』より)

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782


【カクヨム】

https://kakuyomu.jp/my/works


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪




~酸欠の二十枚~

 清閑しずけさがてらに女性おんなの用途を手探りしながら、俺の生命いのちは全き文句ことばを白紙へ納め、ふらふらふらふら、危ない至地しちまで涼風かぜを求めてやって来て居た。まるで迷路が包装被かぶりの〝土手〟の上から、何の躊躇も見せない儘にて、気力の零れる無機のていして落下し始め、俺がいざなう過去の残像かたちは過去のゆめへと奔走して活き、俺の目前まえには自由の利かない五月蠅あわ落日そのひが落下していた。俺の背後せなかを充分曇らす淡手あわて逆鏡かがみは〝しろ〟か〝黒〟かもさとせぬ姿態すがたゆめの淡路を賑やか成るまま塗装して行き、俺の前方まえから舗装され得た未完みじゅくを冠する無垢の具体ようすは、未知がおしえる無学のていして俺の感覚いしきを路頭へ遣った。

 冠水して行く日照り続きの俺の淡路みちには旧来むかしなじみ好友よしみも居らずに、清閑しずかな孤独が一人ぽっつり、古宿やどを捜して独歩あるいて在って、未完みじゅくに気遣う早い流行みずには俺の余命いのちが判らなかった。俺の生命いのち延命いのちに繋がる永久とわへ肖り、そうした残骸むくろに着流し始める人間ひとの謳歌を片手にしながら、遠くに望める神秘ふしぎの末路は俗世このよ先端トップ独走はしりながらも、未完みじゅくに仕舞える我が身の煩悩なやみの温度の果てには旧い未完みじゅく表情かおを覗かせ俺の始末に失踪している。俺を眺める〝九段坂くだんざか〟から、一人の幼女が戯れながらに母性ははに対する気丈の身構かまえを算段して置き、自分の小体からだが小さいながらにおおきく独歩あるける女性おんなの〝旧巣ふるす〟をつついて在った。喋り方から素振そぶりを呈せる稚魚の肢体からだに鱗の片鱗かけらようへ届かせ、俺の目前まえではきちんと傾く風見鶏とり姿態すがたを構築しながら、幼女の一体からだは淡い仄香ほのかにその空転ころがせ、四旬に損ねる花の魅力を充分疑う気質を添えた。〝無駄〟の意識を払いながらも俺の孤独は大海たいかいを経て、通り相場の価値を見積もる無憶むおく肢体からだかえして居ながら、現代人ひとの在り処に何も見得ない余程の失意を耽望たんぼうして居る。孤言こごんの意識を通して居ながらせいを通さぬ現行いま流行ながれに詰る処の〝余程〟を着流し、意味の無いのを意味とる程、現代人ひとの経過は鬱屈しながら「明日あすは我が身」と覚悟を決め込む無題の孤独を人間ひとは観て居る。孤高の努力を活きる努力ちからへ変貌させ得て純白しろ経過ながれ積算せきさんされて、潔白しろ肢体からだは「昨日の感覚いしき」を従順すなおに通せぬ脆弱よわい〝始め〟を堪能して居た。そらく永い人路レールの孤独の極みは明日あす表現かおさえとどめて居らずに、昨日の集地アジトへ自然に辿れるよわ衝動うごきを黙認して居り、現代人ひとの様子を振るいに据え置く未完みじゅくの用途を人間ひとへと遣った。何処どこまでっても果ての見得ない旧い逆行もどり明日あすへのゆめは、昨日の未覚みかくへ鬱屈して生く無憶の神秘しんぴに集積されて、現代人ひとの背中が離れられない滑稽おかしな条理へ罵倒を遣った。〝無駄な努力〟は散生さんせいした儘、ぬる独歩あゆみ活動写真ドラマを読み取り、明日あす目下ふもとへそのまま居座る〝故郷の錦〟を望遠して居た。

幻想ゆめに入る)

 俺がして居た喋り方が〝ギネスブックに手を入れそうな喋り具合〟等と言われ、俺は何故なぜか中学の時に散々虐めてくれた宮田敦みやたあつしと居り、始め喧嘩して居たが(俺の方がが悪い)、段々打ち解けて行った。最終的にクラスのお別れ会の話に成って、これまで(又何故か高校時代迄)の思い出話に花が咲いて、急に、又仲間という事で束の間、二人の仲は急接近したようだった。しかし矢張り、常に俺の側に不安は在った。俺達は、旧校舎を見ながら廊下を歩き、その突き当りまで行くと、近藤公子を始めとして、様々な俺の高校時代の知り合いが(結構)沢山登場して来て、皆、俺が泣いて居たからか、一様に泣いて居た。近藤公子という女性おんなは、上背が高く、まるで八十年代に街中を歩く顔の彫りの深い日本人離れしたような器量に在る、高校女子にしては少々大人びた体格の持ち主だった。宮田に俺はその時にか言われたが、彼独特のぼそぼそ喋りと、周りの声にその話の内容が殆ど掻き消されて仕舞って、全く要を得なかった。そのとき彼が言った内容は以下のようである。

「屹立とした…たんしか出来ないですけども、…と…、きょときょとしている…から危険の仲から生還して来た…、手っ取り早い方法を取る前でしょ…てな…クアニ…な鮮やかなの…てある東京即席ならではの運びを見て居たとする人達。…」

 〝彼等〟を観て俺は変って行った。

      *

 友のともから共生して生く直走ひたばしりが見え、俺の目下ふもと空気しとねを揺らげる未想みそう文句もんくともて置き、解釈しがたい友の文句ことばを白紙へ遣らずに自問にとどめ、再び始まる未知の虚無との災い事には、一糸に気取れぬ無悔むかい生歴きおく従順じゅうじゅんである。孤独のふちにて俺の躍動うごきが姑息をかためて、激しい連夜の自慰の独力ちからを神に認めてそらへ放るを、独創こごとの企図にて意識したのが始まりとも成り、俺の美的は禁句タブーを計らう未憶みおくの内から〝禁猟区〟が建ち、俗世このよに居座る男性おとこ女性おんな土中どちゅうへ葬り透明とした。土中どちゅうに遣られた俗世このよの男女は演繹しながらそらの高嶺に不自由から来る身欲みよくを讃え、おおきく射止めた現代人ひと人形かたち奥義おくへ通して、露わに着流す〝日本〟の稚拙を体現して居た。俺の人形すがた俗世ぞくせを葬り「俗世ぞくせ」を嫌悪きらい、「明日あす」へ赴く旧い末手みてから幾様きように固まる用意をり抜き、透明色した俺の〝銀河〟に「一人の孤独」を満喫して居た。白い棒から黒い棒まで、未惑みわくに戸惑う古い規律おきて女性おんなの腿から異常に仕上がり、俗世このよを生き抜く競争分業きょうそうノルマを不純に仕上げて男・だんじょを要し、自滅が片付く要所の要所で、不可視ふしぎな〝日本かたち〟の国旗を仕立ててそれを手に振るおおきな失意へ説明付けた。〝説明好き〟から〝詮索好き〟まで広いそらから人手が重なり、逸り文句へ「自分」を滑らす滑稽おかし衝動うごきに悶絶しながら、純白しろい〝通り〟は旧い煉瓦を素通りする間に可細かぼそく建てた。人の旧巣ふるすは寝間のすそから緩々仕上がり、細く成り行く貴重の分銅おもりをそのへ投げ売り、俗世このよに傅く魅惑の果てには始終目にる奇異な奇策が、女性おんなかげからすらりと抜け生く男性おとこの正気を覚醒させた。自身と自信が大宙そら目下ふもとに瞬きしながら、生流せいる支点かなめ女性おんなたせてさらばえながらに、女性おんな人形かたちそらに産れた悪義あくぎを成すため基調して生き、星の位置さだめが白紙の温度のはしから器用に仕上がる未完みじゅくを馴らして、幾重いくえにも成る俗世ぞくせの〝我欲〟を現代人ひとへ贈った。幻想ゆめ間逆まぎゃくは独りづたいの嗜好の許容うちから、向きをこうむ現代男げんだいおとこの〝無機〟さえ仕立て、知らず知らずに納得してく古い現代男おとこ思柱しちゅうを拵え、現代男おとこ生図せいと女性おんな専従したがう滑稽・順序こっけい・じゅんじょをコーチしている。女性おんなに宿れる原世げんせ許容うちから流行ながれる行為は、無益に射止めるあでを拵え、現代人ひとの本音をそらへ曇らす無境むきょう集成シグマを読経しながら、〝現代ナイズ〟に程好く敷かれた不況の怒意どいにて豊穣ゆたかを着飾る。煙たい両眼まなこ人間ひとの我欲に単純ながらに、自己おのれ人形すがた怒気どきへ侍らす見境無い〝〟を思想おもいに任せて屈服させ置き、神のからはそのを隠せるくさい躰を無暗へ射止めて、明日あすの駆逐を我が身へ灯らす億万長者へ生長させた。無口の行為を経過ときの狭間に切り出しながらも俺の孤独はそらへ還れる無憶むおくの技術を口述して置き、明日あす初歩いろはを再び奏でて、人間ひとを裏切る奇妙の努力は〝意味〟を忘れて透ってった。った先には俺の気持ちが昂る愛露エロス夜雲くもに紛れてふらふらふらふら活きて居ながら、頭の芯から頼り無さを見る飛来の巨躯へと自分を阿り、潔白しろ生歴きおくは俺の旧巣ふるすを構築した儘、「明日あす」の御託へ追憶していた。明日あす経過ながれが昨日の熱尾ねつびを億劫がらせて、純白しろい孤独の、隙間の果てにはいまを見果てぬ強靭つよ重味おもみが我を忘れて、瞬間ときを遮る男性おとこやくから命の余りを余計に観て居た。俗世このよ独歩あるける得手と不得手の調子を無視して、俗世このよに活き得る疾風はやて経過けいかを俺の身元に運ぶ為にと、明日あすの傘下を活き得る孤独の葉音はおとが至極優雅に〝孤独〟を着飾り〝何時いつの間にか…〟と俗世このよに過せる魅力の優雅を現行いまへと遣った。純白しろい孤独に自分の羽音はおと交響ひびかせながらに純白しろく透れる黄泉の情景けしき幾重いくえに拡がるそらへとかえされ、自分の被虐をひとに見せては陶酔して居る無機の男性おとこ人影かげを観ている。疾風はやて体質からだで基準を阿り、明日あすの傘下を酷く目掛けて直走はしれる我がは、人の機能ひみつを姑息に追い遣る暇な順序を訂正しながら潔白しろい溜まりを訳も分らずそらへ造って、はじめから観た人の輪に成る延命いのちった。

 孤独の旧巣ふるすは俺の背中に〝順路〟を植え付け、ひとの芽を見る稀有の神儀しんぎを傍らへと遣り、気性豊かな〝豊穣差ほうじょうさ〟を観て鋼色した〝結界〟をり、俺の行方を失踪させ行く愛の帽子を青空そらへ翳した。〝必要なる哉〟、文句ことばの終りに幾重いくえの世が立つ形容を遣り、純白しろ旧巣ふるすは俺の孤独を盲昧もうまいへとえ、俗世このよに活き得る男・だんじょ晴嵐あらし黒炭すみに塗した下らなさとして、明日あすへ行きく篩のじんへと、ゆめに蔓延る無往むおうの帰着を黄泉へと遣った。滔々、滔々、古びた〝作家〟が端麗きれい流行ながれるゆえの陣地の空気くうきを従え、「俺の孤独が再び遣られて俗世このよに帰る」を意味の成らない言動うごきしたため、初めから成る人塊ひと余韻おとなど流転に従え、気味の孵れる無駄の延命いのちの順当を観た。〝中森明菜〟のくら表情かおから〝女性おんな〟を引き抜き、明日あす余命いのちを円らにれないひと生歴きおく自己おのれへ片付け、傅く夕日に満足されない夕陽を気取らせ、俺の前方まえでは雨期に絶えない母性ははの身元が散乱して居る。…

      *

 俺はこの場合に於ける、何でも在り、等と思っていた遊び相手の仲に自分を誘導する為に喋った。統合失調症の中年男おとこの目からすれば千里眼のように、跳ね返ったんだろうとされて落ち着いた。

 過程が在って、俺はその境地へ迄、辿り着いて居た。

      *

 溢れる文句ことば空気しとねに巻かれた思想おもい上手じょうずゆめに並べて純白しろ漆黒くろ付け果て、明日あす生歴きおくに黙って辿れるおおきな羽音はおとは〝俺〟から離れて、昨日の〝優雅〟を滅法式らないゆめ感無オルガ水面すいめんに観た。



少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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