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プロローグ

新作です!!!

近年、タブレットやスマートフォンを持っているのが当たり前の時代になった。

アプリストアから色々なアプリをダウンロードして遊べるようになり、その中でも徐々に人気を上げているジャンルがある。


それは、『音楽ゲーム』略して音ゲー。

『ノーツ』というひし形の形をした物が画面の上から下へと降ってくるゲームだ。

それを判定ラインピッタリでタップする。


そんな音ゲーには一部のゲームだが全国順位がつけられる機能が存在する。

どれだけ精度を良くしてクリアできるがが順位の決め方となっていて、「All (オール)perfectパーフェクト」略して「AP(エーピー)」が最高スコアの証だ。


そんなAPを全曲している人たちを「制覇者」と呼び、同時に「上位勢」なんて呼び方もする。


「よっし!AP!」


タブレットを机に置き、降ってくるノーツを叩き続け、APを狙う。しかも長時間。

これが「上位勢」というものだ。ちなみに、俺も上位勢の中に入る。


つい昨日までは「制覇者」の一人であり、全曲1番難しい難易度をAPしていた。

しかし、今日の朝5時ゲームを運営している会社から突然のお知らせが入った。

内容は、、、


【お知らせ】

今日、17時より新曲を配信します。

難易度は過去最高難易度となっております!お楽しみに〜!


このお知らせを見た時、「今までの新曲全てを二時間以内にAPした俺にとっては簡単だろ」、思っていた。

ところがどっこい、めちゃくちちゃに難しい。


「は?速度変化とか普通対応出来ないだろ!運営さんやばいの作りすぎでしょ!」


部屋の中でそう叫ぶ俺、ミス3のスコアで止まっている。これが初日の限界だと感じていた。

そうしているうちに、どんどん全国順位が変わっていっている。


「『miyuki』さんまた一位じゃん!」


ミス1でクリアし、全国順位一位になっている人がいた。

この人は、全曲最速APしている人で本当に上手い。

ゲームがリリースした当初からの俺のライバルだ。まぁ、勝手にそう思っているだけだけど。


しかも、順位はAPした人順に並んでいるから、誰がどうやってもこのプレイヤーの記録を塗り替えることが出来ない。

誰も超えることが出来ないプレイヤーだった。



      ⬇︎



音ゲー上位勢だからと言っても、普段は普通の男子高校生をやっている。

クラスでは成績は普通だし、平均点を下回ることもない普通の男子高校生。

周りと一つ違うことといったら、友達がいないことぐらいだ。


俺は別に気にしていない。というか、気にしたら負けだと自分で思っている。

まぁ、休み時間に本でも読んでたら誰も話しかけてなんてこないよな。


誰にも話しかけてもらえない要因を作っているのは本当は自分かもしれないとは前々から少しは思っていたけど、音ゲーの攻略、新刊が出続けているラノベ、どっちも処理するには学校でラノベを読むしか方法がないから、仕方がない。


しかも今日は12月24日、冬休み前日と同時にクリスマスイブでもある。

今日は終業式を終わらして、さっさと帰るつもりだった。


そう、つ・も・りだった。


「ねえ、これ運ぶの手伝ってくれる?」

「あ!はい!」


クラスの超絶美少女の【冬野(ふゆの) ミナ】さん。

突然俺に話しかけてきて、「教室の端っこに置いてある段ボールの山を空き部屋に運ぶのを手伝って」といってきたのだ。


男子高校生なら絶対に断れなくさせる、必殺上目遣いで頼んできたから、断らざるを得ない状況になったのだ。

というか、驚きすぎて反射的に返事をしてしまった。


心の中で「まだAPしてない楽曲があるのになぁ」なんてことを考えながら、着々と段ボールを部屋に運ぶ。

途中、冬野さんに話しかけられて何度が話したが、その度に話がまともに出来なかった。

でも、まともに話せない俺を相手にしてくれる冬野さんは優しい、そんな印象が俺にはついた。


「今日はありがとね〜!助かった!バイバイ!」


帰り際に冬野さんがそう言ってくれたのもすごく印象的だった。

まともに高校では話せなかった俺に対して優しく接してくれる!と思うと心のどこかで安心したような感じがした。


次の日、俺はいつも通りに学校へ行き、俺の席に座り本を開いて読み始める。

ラノベは面白いから、いつの間にか自分の世界に入り込んでしまう。


小崎(こさき)くん!小崎くん!」


誰かに呼ばれているような気がした。

勘違いするな俺!俺に話しかけてくれる人なんていないだろ!

そう心の中で言い聞かす。


「小崎くん!小崎くーん!!」

「うわぁぁ!!!」


流石に近くで聞こえた気がしたので本を閉じで前を見ると、そこには昨日見た顔があった。


「おはよ!」


にこりと俺の前で笑ってみせる、そして俺の目の前で彼女はとんでもない発言をした。


「紹介します!昨日から友達になった小崎くんです!」


あぁ、俺の人生終わった、、、。

そう思うと同時に、頭が真っ白になり、周りの目線も感じないほどに感覚がおかしくなった。


読んでくださりありがとうございます!

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