試験…
今日は『ミラアナ学園』、ここ【ハルクシャ大陸】で最も有名で最高ランクの学びを教えてもらう事が可能な場所の入学試験が行われる。
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主人公もその中の一人。
これから3つの試験を受けてその結果の合計点で結果が出て基準値を超えて合格する。
その時点数によりクラスも『C』から『B』、『A』『S』、『X』の5段階に分けられ、毎年『S』クラスは僅か【17人】、『X』クラスはなんと【3人】のみしか選ばれ無い。
『C』から『X』クラス合計で毎年【150人】のみ合格するため倍率は毎年なんと…【25倍以上~】にもなる。
そのためエリートしか合格出来無い物凄く格式の高い学園である。
合格してからも難しい授業で脱落する者も多く年【5回】もある試験で最終的に【150人】から【90人】程にまで減ってしまうらしい。
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そのため入学するための試験も物凄く基準値が高い。
他のレベルの低い学園なら余裕でトップ層に入れる筈の点数でもここ【ミラアナ学園】ではどうだろうか…
試験は3つ。
・『自分の得意』な攻撃する手段を用いて【5分間】、ギルトランク【E】ランクに相当する下級モンスター『ゴブリン』を何体倒せるか。
この時一番重要なのは【テクニック】。
・『自分が最も得意』な属性魔法を2種類使用し、攻撃魔法を的に向かって放ち、防御魔法で的からの攻撃を防ぐ。
そして的に当たった時の威力やスピード、魔法をどの程度理解しているかが重要。
魔法をきちんと理解していれば操作もスムーズで応用もきちんと出来るため一番重要なのは【理解の程度がどのくらい】と【威力】の2つ。
防御魔法の場合も同様にきちんとスムーズに的確な魔法を発動出来ているかを見られる。
・最後に単純。
【自分が使用可能なスキル】で『最も威力が高い』スキルを発動させ、目の前にある【測定器】に向かい攻撃をする。
そしてそのスキルの威力を数値化しそれを基準値より超えていれば3つ目の試験をクリア。
3つの試験を全てクリアした者から上位150人だけが合格する。
3つ目の試験の
歴代の最高数値は【1175】で86年前に卒業した『大賢者モボロス』と呼ばれる英雄の中でもトップ層に入る冒険者に将来的になる程の男がこの学園で12歳の時に出した数値。
・学園の数値だけに収まらず全てのギルトや施設などで測った数値の最高値は【6072】で『5000』を超えるとギルドランク最高の【EX】ランクになる事が可能。
しかし現在は存在しておらず1つ下のランク【Z】ランクに1人のみ更に1つ下の【XX】ランクさえ3人しかおらず【Z】ランクの者の最高数値が『4461』。
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主人公はいくらの数値を出す残りだろうか。