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とりあえずカッコいいのとモテそうなので弓使いでスタートしたいと思います  作者: 光影
一章 神災者爆誕と俺様全力シリーズ伝説

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竹林の森イベント 神災VS神災の開戦の合図


 しばらくして小百合の水爆から生き残った全員が蓮見の指定した場所に集まる。

 そして思う。

 忍びとは一般的に人目に立たないように、こっそりと物事を行う人物を示すのだが、恰好ばかりの男は既にいつも以上に目立ち始めようとしていた。HPとMPポーションを使い万全の男が叫ぶ。


「皆!ここは俺に任せろ!敵が三人ならこっちは十人で戦うからよ。忍法スキル『影分身の術』!」


 瞬間。蓮見本体からHPとMPの一割を貰った分身が九人登場。本体と同じ力を持つ分身は全ての能力が本体の十分の一。そして本体の力も十分の一まで落ちる。ただし分身が消えればその分の力が本体に戻ってくる。 本来であればこの時点でまともに戦えるだけの力がないのだが神災モードとなった蓮見ほどこの世で危険な存在はいないことは皆が理解していた。


「エリカさんお願いできますか?」


「任せて! この日のために皆から素材とお金は徴収済み。だから気にせずぶっ壊す勢いで暴れてきなさい!」


「はい!!!」


 嫌な予感がしたときにはもう遅い。

 参加者は目の前で化物が同時に十体生まれる瞬間を目にしてしまう。


 十人の蓮見が神災竜へと姿を変え、エリカから装備を受け取り分身含め全ての化物が第三形態にまで変貌を遂げる。


「えっと……この後どうするつもりでしょうか?」


 葉子の言葉に頷きながらルフラン。


「このままじゃ大きな的にしかならないぞ」


「ふふっ、ここからが俺の新時代の幕開け!名付けて忍び伝説!」


「「「忍び伝説……?」」」


 既に人《忍》の姿ではない蓮見に疑問の声が掛けられる。よく見れば神災竜専用の武器も新しくなっているのだがどんな武器を持とうとも一人あたりの威力は本来の十分の一にしかならない。だが羽を広げ間合いを取り浮遊する化物は悪巧みの笑みを見せた。


「皆吹き飛ばされないように近くの紅君の尻尾にしがみついた方がいいわよ。きっとそれが本当の開戦の合図になるわ」


 デメリットがあるはずなのにそれを感じさせないのは蓮見だからだろうか。エリカは皆に助言すると強力な吸盤を装着しピタッと本体の蓮見に密着し吸着する。武器が起動し、熱を帯びていく。


 弾丸が二本のレールの間に自動でセットされると電流が流れ始める。電流が磁場を形成し始めると次第に流れる電流が大きくなっていく。


 どんな攻撃でも当たり所によっては一撃必殺にする男の目は既に空を飛び直進してくる小百合シリーズの人影を捉えていた。


「正直一人一発なら当たる気しねぇけど同時に六発打てるとなれば当たる気しかしねぇぜ♪」


 両肩、両腕、腰の左右に取り付けられた銃口は全部合わせると六十砲となり、一人で小国程度なら簡単に落とすことができるかもしれない代物。それを手にした男に後退の二文字は存在するはずもなく。


「ではリズムに合わせて俺様究極全力シリーズ『レッツパーティータイム』いきまーす!!!」


「「「はっ?」」」


 思わず声が出てしまう仲間。


「「「んっ???」」」


 全くもって理解不能と首を傾ける仲間。


「エリカの奴……またなんか吹き込んだな」


 悪知恵を吹き込まれたのかと怪しむ者。


「もしかしてお母さん来る前に全てを終わらせる気ですか?」


「ありえる……あの男なら」


「ある意味ルールブレイカーだもんね」


「人型殲滅兵器に近代化武器なんて渡したらもう平和ルールなんてこの世にあってないものよ」


 ゴクリと息を呑み込む姉妹。


「それでエリカ! この物騒な武器の破壊力って結構あるの?」


 大声で皆に聞こえるように確認を取る美紀に握り拳を見せ親指を立てるエリカは言う。


「近接戦闘タイプの里美やルナでも直撃すれば一発で倒せる程度にはあるわ!」


 各砲身は自動的に動く対象に照準を合わせ追尾を開始。

 その後、エネルギーを更に大きくしていく。

 それに合わせて仲間が近くの神災竜に慌てて飛び乗っていく。

 現時点でこの世で一番平和な場所が最も危険な男の上とは世の中はとても非常識に作れていた。


「良し! 皆の避難が完了したわ! くれみん砲発射!」


 エリカの言葉を合図に。


「はい! では一曲。皆! 俺の歌に合わせて順番に頼むぜ! バン、バン、ババン、ババン、バン。バン、バン、ババン、ババン、バン。バン、バン、と見せかけてバンバンバン☆彡」


 蓮見が使った武器は一般的に超電磁砲と呼ばれるレールガン。


「さ・い・ご・は・み・ん・な・で・一斉ファイアァァァ♪」


 レールガンとは電気を通しやすい素材で造った二本のレールの間に導電性のある弾丸をはさみ、電流を流して磁場をつくり、電磁力で発射する武器。レールの間に流す電力が大きいほど威力が増し、火薬の燃焼で撃つ従来砲よりも発射時のスピードが速く、砲弾の飛距離も伸ばせる特徴があるわけなのだが蓮見とエリカはそこに注目した。電流によって威力が増減するなら基本の攻撃力がダウンした以上に電流を大きくして磁場を作り電磁力で弾丸を飛ばせば全てが解決するのではないかと。


 その結果。

 竹林の森の大部分が灰となり、気付いた時には世紀末ステージへ変貌を遂げていた。





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