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とりあえずカッコいいのとモテそうなので弓使いでスタートしたいと思います  作者: 光影
一章 神災者爆誕と俺様全力シリーズ伝説

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【神紅の神炎者】 VS 神槍の使い手朱音 覚悟


 畏れを知らない男。

 どんなに凄い壁を見せつけても絶対に諦めない男。

 誰もが諦める頂きに純粋で無邪気な笑みを携えてやってくる男は今日と言う日においてもやはりいつも通りだった。

 YOUR FANTASY MEMORY と言うゲームを通して始めてだった。ここまで一人のプレイヤーに興味を持ったのは。

 その男は単純な発想ではあるが自分で考えたオリジナルの技を多用しどんな相手にも逃げずに立ち向かい戦う勇気を持っていた。

 そしてゲームをしていくうちに皆が勝ちにこだわり忘れていく物を常に持ち続けいつも楽しそうにして逆境に立ち向かい時に挫折し挫けながらも乗り越えようと努力する男を見たのは。なによりその男は笑えば笑うほど想像とは別方向に強くなる。実に興味深かった。


 そんな男が目の前で進化しようとしている。

 そのことに喜びを隠せない朱音の顔から笑みが溢れる。

 多種多様なプレイヤーと戦ってきたが、そのどれにも当てはまらないプレイスタイルの蓮見の進化は初見での対応を必然的に迫られる。なにより恐いのはkillヒットと一撃が重い攻撃の連鎖。だからこそまともに受ければどうなるかなど今さら言うまでもない。そこに生まれる緊張感はもうずっと忘れていたワクワクとドキドキをくれる快楽でもあった。


「なんなら、待ってあげようか?」


 時間がいるならあげると余裕を見せる朱音に蓮見がニコッと微笑みながら、


「いんや、その必要はないですよ?」


と、言葉にしながら鏡面の短剣を複製し右手に持つ。


「だって今からの俺は」


 そのまま悪い笑みを浮かべ、


「臨界点に向かって突き進むだけですから!」


 言葉を言い終わるとすぐに動き始める蓮見は朱音から見ればなにより不気味。

 蓮見の動きは今までの傾向からある程度は予想ができ初見でも対応できる自信があるのにあの笑みを見た瞬間に感じた背中の違和感に朱音が肩幅に足を開きこの試合始めて武器を構えた。


 この時朱音は不思議な感覚になっていた。

 ただの学生相手に稀にしか感じる事ができない心臓の高鳴りを全身で感じたからだ。


「なら私も行くわよ? ダーリン。簡単には死なないでね?」


 声は返ってこない。

 闘技場を縦横無尽に走り回る蓮見の口が僅かに動きその動きからなんて言ったのかを把握する。紫色の魔法陣から毒矢が射出されるが――。


「可笑しい。この矢全部私を狙ってない?」


 矢の軌道から自分を狙っているには不規則過ぎると感じた朱音の勘はすぐに正しいことが証明される。


「行くぜ! 俺様忍び伝説始動だぜ!」


 蓮見が飛んだ。

 それを目で追う朱音。

 毒矢を足場にして高速移動をしながら空中に作った足場《矢》を利用して蓮見が猛スピードで突進する。

 右手に持った鏡面の短剣と忍び伝説の二つから蓮見が今度は忍者ごっこを始めたのだとすぐに把握した朱音は最小限の動きで蓮見の突進を躱し反撃を開始。

 だが足を止めない攻撃を始めた蓮見の機動力の前では朱音の反応速度を持ってしても僅かに攻撃の速度が足りず槍の先端が空を貫く結果となった。


「……私の想像以上に速い!?」


 驚く朱音。


「……これだけフェイント入れてもまだ足りないのか」


 驚く蓮見。


 お互いの予想を超えた敵に二人が似た反応を示すも蓮見の動きは止まらないどころか、今度は四方八方からアイテムを取り出しては火炎玉と煙玉を投げ始める蓮見に朱音は警戒する。


「これもあちこちに投げてるだけ? 狙いは私じゃないの? 煙玉は広範囲に煙を展開して私の視界を奪うことで矢の保護とわかるけど広範囲それも私がいかないであろう場所にも炎をまき散らす意味は一体……少しばかり不気味ね。これがダーリンじゃなかったら気にはしないけど……」


「まだまだ行くぜ! スキル『猛毒の捌き』! 追加分は全部お母さんに向かってGOだぜ!」


 白煙が視界を奪った蓮見の声が聞こえた次の瞬間。

 毒矢が一直線に朱音に向かって飛び始めた。

 ここで朱音の足が動くも、まるで見えているかのように毒矢が朱音の後を追尾し他の毒矢が先回りしと朱音を徐々に追い詰めていく。


「貰った!」


 毒矢と一緒に蓮見が鏡面の短剣を構え一緒に突撃してくる。

 これなら追い込まれた振りをして簡単に仕留めることができる。

 そんな考えが頭を過った朱音に更なる試練を与える蓮見。


「今だ! 俺様戦隊!!!」


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