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とりあえずカッコいいのとモテそうなので弓使いでスタートしたいと思います  作者: 光影
一章 神災者爆誕と俺様全力シリーズ伝説

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上位ギルド認定書【一】を持つ者たちが集うイベント告知


 蓮見がメールを倒した頃、第四層へと到着したプレイヤー各位に運営からメッセージが入ってきた。

 だけど蓮見。

 メールを手に入れて大喜びのあまり通知には一切興味関心を持たず、メールを使って遊んでいた。


 メールの背中に乗って直立不動。

 そのままメールに指示をだして、水中の上を自由に動き回るという何とも言えない遊びに夢中。

 それを遠目で色々なプレイヤーが見ているとは知らずに。


「ひゃっほー!!! 昔テレビで見た忍者じゃん俺!」


「お兄ちゃん?」


「ん?」


「私は別に構わないけどコレ楽しいの?」


「おう!」


 メールはメールでどこか嬉しそう。

 まぁ、嫌ではないのだろう。

 なんだかんだで蓮見が主となった。

 その時点である意味楽しい日常が待っているのだから。

 それに事情はどうあれ蓮見が悪い人ではないとわかったメールの好感度は変わらない。


「もっとスピード出す?」


「え? いいの!? 是非お願いします!」


「は~い♪」


 次の瞬間、遠目で蓮見を見ていたプレイヤーの視界から蓮見が消えた。

 メールが速度をあげた瞬間。

 蓮見の足が一瞬メールの背中から離れ、その間にメールが泳ぐ速度を三倍にあげた。

 結果メールだけが先行し蓮見はそのまま足場を失い海の中へドボン。

 気付いたメールは慌てて方向転換をして水中に沈んだ蓮見の救助に向かう。


「お、お兄ちゃん!? ご、ごめんね。今助けるからね!!!」


 調子に乗った天罰が下ったと思えば自業自得なのだが、メールの優しさに助けられた蓮見はそのまま陸地まで運んでもらう。

 陸地に着くと、メールは人魚の姿から人間の姿へと変わる。



 召喚獣:メール


 主となったものを戦闘でサポートする補助要員。

 呼び出しは主のMPゲージの一割を必要とするが一日の使用制限はなく、HPが尽きた場合一定時間の回復が必要。


 と、ちょっと変わったスキルである。

 ただしレベルと言う概念がないところが、プレイヤーや今までの敵とは明確に違う所。なにより面白いのがステータスがプレイヤーのステータスを反映すること。スキルは成長に合わせて色々と勝手に習得していく。

 例えば蓮見とメールの場合は一言で例えるなら【最速コンビ】なんかが似合うだろう。


 第四層ではメール以外にも召喚獣が用意されている。

 入手はとても難しいが手に入れれば今後かなり役に立つこと間違いなし。

 ただし朱音のように唯我独尊が可能であり、一騎当千できるような猛者やそれに近いプレイヤーからしたら場所を選ぶスキルなのかもしれない。

 当然メリットばかりではない。

 デメリットも存在する。

 それは――好感度の影響を諸に受けるところ。




 その頃――提示板では。

 ついにあのメンバーたちが本腰を入れて動き始めていた。

 なにより――【異次元の神災者】に対する過去最大の難問が発生しようとしていた。

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