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とりあえずカッコいいのとモテそうなので弓使いでスタートしたいと思います  作者: 光影
一章 神災者爆誕と俺様全力シリーズ伝説

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第四層解放告知


 イベントが終わり第四層が解放の告知がすぐにされた。

 現実世界に戻った蓮見は大きく背伸びをして、朱音の別荘で与えられた個室の中を見渡す。


「やっぱり平和が一番だな。残念ながら混浴はなしになったけど‥‥‥‥はぁー」


 最後美紀の槍で敗北した事実から後少し耐えていたら桃源郷に手が届いたのにと後悔はある。

 だが、負けた以上約束は約束である。


「俺の見たてでは美紀とエリカさんは見た目以上に大きい気がするんだよな~」


 なにがとは言わないがたわわな果実のことである。たまに押し付けてくる感覚から蓮見はそれを感じとっていた。

 残念ながらその果実を自分の手で触ったことはないのだがその予想は間違っていないと確信している。


「逆に七瀬さんと瑠香は胸元緩い服の時に見えそうで見えないところがいいんだよな~。ついでを言えばそれを一緒におふ‥‥‥‥あぁーーーー!!!」


 やっぱり悔しいものは悔しい。

 勝つ目的が少しいかがわしく感じるが、今にして思えば、


「もぉー!!! 絶対に俺が勝てないとわかってたなぁーーー」


 と、してやられたとここに来て気づいた蓮見。


 だが負けた事には変わりはない。

 それが後一秒でも後五分でも生き残れなかったという事実は変わらない。

 エリカから貰った神災竜専用武器を破壊した。

 それでも望んだ結果は得られなかった。


「やっぱり強すぎだろ! 特にお母さんに限っては実際の所なんだかんだで余裕があったんだろうな~」


 イベントを思い返して蓮見は悔しいと思った。

 でも楽しかった。

 そんな相対する心の中で交差した。


「こうなったら俺様超全力シリーズを超える超全力シリーズもしくは亜種も考える必要があるかな~」


 次は勝ちたいと思った蓮見はため息混じりにベッドの上で仰向けになり天井に向かって呟く。

 正直な話し。

 もう限界は近い。

 今のスキル数では新しい境地を開拓していくことは。

 実はイベントが始まる前不思議な夢を見たのだが(SSストーリー:外伝泡沫の章第一回泡沫のバトルロワイアル)確かにアレは可能だ。今の蓮見なら。それをするためのスキルもアイテムも実際は持っている。だが問題はそれができる環境が中々ないということだ。アレはあくまで条件が揃わないとできない。普段の戦闘で密閉空間を作る事は誰かの助力がないとかなり難しい。そのため、まだ誰にも見せてないコレやってみたい! は沢山あるのだが実用性までを考えると汎用性に著しく欠ける物が大半となり新しい境地に辿り着く事が中々できないのだ。


「夢の中の俺楽しそうだったな……そう言えば夢でも負けたんだった……はぁ~」


 最近現実でも夢の中でも負けてばかりだと思う。

 そういう時に限ってご褒美が良かったりするので蓮見の精神状態は上げ下げが激しかったりもする。


「てか……アレだな……」


 珍しくスカスカの頭を使ってある解を導き出す。


「絶対に俺が勝てないと分かってる時にアイツら全員俺をからかってるよな……」


 ――。


 ――さらに。


「そうゆう時に限っていつもより手ごわい」


 大正解である。

 蓮見のやる気とリンクして美紀たちのやる気も大抵そうゆう時はリンクしているからである。


「つまり俺の春はまだ来ないってことか……。いっそのこと事故を装って今からお風呂行こうかな~」


 壁にかかった時計を見て今は女の子の入浴時間だとわかった。

 ここの別荘とても広いのだが大浴場が一つしかないので女の子の入浴タイムと男の子の入浴タイムは分けている。蓮見は朱音たちの決定に従い、与えられた時間内での入浴を了承した。


「あ~、でもやっぱりモミモミはできなくても見たかったな~」


 さっきから真面目な話しになったり不真面目な話しになったりと全然自分をコントロールできていない。

 それだけ蓮見にとって今回のイベントは大事だったのだ。

 勝ちたかった自分と現実を受け入れようとする自分。

 その二つが今蓮見の心の中で戦っている。

 故に心が不安定になっていた。


 だがそんな蓮見に思わぬ展開がやってくる。


 ――コンコン。


 扉がノックされたので「はーい。どうぞ~」と返事をする。

 音を鳴らし扉が開くとそこにいたのは――。

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