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とりあえずカッコいいのとモテそうなので弓使いでスタートしたいと思います  作者: 光影
一章 神災者爆誕と俺様全力シリーズ伝説

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イベント三日目開始と神災作戦会議


 三日目。

 ついにやってきたイベント最終日。



 ランキングは以下の通り。



 一位 里美


 二位 朱音


 三位 ルフラン


 四位 綾香


 五位 ミズナ


 六位 ルナ


 ・


 ・


 ・


 ・


 六十三位 紅



 本日はダンジョン探索に加えて幽霊(お化け)退治とプレイヤーKillが可能となっている。イベント参加プレイヤーは廃墟となった屋敷の探索や幽霊退治とは別に昨日は見るだけしかできなかった神災竜を含めた敵プレイヤーを倒す事が可能となっている。ただし敵対する場所は他のプレイヤーや幽霊も沢山いるので周りを見ながらの判断が必要となってくる。目の前だけに集中していたら背後から第三者にブスリなんてこともあるかもしれない。


 と、言うのも蓮見がブルーとイエロー蓮見にこう告げているのだ。


「ふふっ、俺は気付いてしまった。今日全力でどさくさに紛れて五人のうち誰か一人でも倒せば混浴が成立という重大な事実に!」


 一呼吸して。


「だから今日の俺は超絶カッコイイアサシンになる! だからお前達が暴れて五人の注意をひきつける! そして俺が背後からKillヒットによる混浴をGETする! だから、頼む俺様たち力を貸してくれ!」


「……事情はわかった」


「そういうことなら力を貸すぜ! レッド!」


 うん、力貸したらダメなやつ。なのだが止める者は残念ながら誰もいない。今日は廃墟となった館の地下にある一室からスタートの神災戦隊。周りには誰もいない。薄暗い蛍光灯の光が照らしだす一室は八畳程度の書庫室となっていた。その中で蓮見は早速分身を呼び出し作戦会議に入っていた。


「だけど、俺達がもしアイツらから狙われたら多分そんなに長くはもたない。良くて十分程度だと思う」


「俺達はアイテムが使えないからそんなところだろう。それに恐らく来るとしたらアイツらが一人と言う事も考えにくい。もしくは一人でも途中から参戦なんてことも考えられる」


「それはあるな……」


「だから俺とコイツが遠くで暴れた場合レッドは片方にしかいけないわけだが、俺とコイツが近くで暴れると結局戦力分散できず全員近くに集結してしまう可能性もあるわけだな。レッドもだろうが、エリカさんには恩があるから狙うとしたらエリカさん以外なんだろう?」


「あぁ、でないと俺が現実世界に戻ると同時にエリカさんに殺される……」


「だろうな」


「生きろよ、兄弟」


「だからエリカさんだけは狙えない」


 蓮見がこう言っているのにはちゃんと理由がある。

 一言で言うならアイテムを渡され既に買収されているからである。

 そう……幾ら有名になっても現実世界でも仮想空間でも貧乏な男にとってはそれは致し方がない事実なのである。イベント二日目では分身の一人を見つけたエリカが頭上に乗って来ては騎乗感覚でイベントを楽しまれたわけだが、蓮見はそれを受け入れている。なので今さら三日目は手のひら返し! なんてことはできないのだ。


「だけど四人いれば誰か一人ぐらいはワンちゃんあると思う。俺様のこの眼をもってすればな!」




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