表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とりあえずカッコいいのとモテそうなので弓使いでスタートしたいと思います  作者: 光影
一章 神災者爆誕と俺様全力シリーズ伝説

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/685

リアルで情報共有


 ――――

 ――――現実世界にて。


 ログアウトしてしばらくすると隣の家に住む美紀の部屋の電気が付いた。

 別れる前に約束もしていたのでもうそろそろ来るのかなと思い部屋の窓を開ける。


 ガラガラ


「っよと」

 いつも通りに身体の小ささを巧みに利用して部屋から部屋へ飛び移ってきた美紀。

 気づけば見慣れた光景になっていた。


 美紀はそのまま蓮見の部屋にあるクッションの上に座る。

「それでレベルアップできた!?」


「全然。今までと違ってレベルアップを意識して『イーグル』使わなかったら感覚が狂って逆にグダグダになった……」


 根本はそこ以前に蓮見の性格にあったのだが、当の本人は全く気付いていない。


 その時、美紀が目を大きく開いて、笑みを浮かべて言う。

「なるほどね。それより第二回のイベントなんだけどね、蓮見も当然参加するわよね?」


 そのキラキラとする瞳を見せられて断れる者がいるのか? と言いたくなるぐらいに美紀の瞳は蓮見だけを見ていた。


「あっ……うん」

 押しに弱い蓮見はつい頷いてしまう。


「なら早速イベントの内容を共有しましょ。まず参加条件はLv.20以上で二層に到達しているプレイヤー。気になるイベント内容は狩りよ」


「……狩り?」


「そう狩り。今回はプレイヤー対戦じゃなくてイベント専用マップに出現するモンスターを倒すの。それで倒したモンスターによって得られるポイントが違うわ。それと大型のモンスターは誰かと協力して倒す事も可能なの。その場合与えたダメージ量によって倒した時にポイントが分散されて各プレイヤーが得られるわ」


「なるほどな」


「そう。って事で今回はそれに合わせて私と蓮見はそれぞれ別々で強くなりましょう。蓮見の場合はPSプレイヤースキルとスキルね」


「それで美紀は?」


「私はここぞってときの為にスキルかな。先に言っておくけど私リアルが少し忙しくなるからずっと一緒は無理よ?」


 内心美紀に期待していた蓮見の顔から笑みが完全に消える。

 まるで全てお見通しだと言わんばかりの的確な牽制に蓮見がやられる。


「やっぱり私任せにしたでしょ?」


「…………」


「蓮見?」


「……はい」

 反省する蓮見。


 美紀が落ち込む蓮見の隣に移動して座る。

「そんなに落ち込まないで。イベントではずっと一緒にいるからね?」

 美紀が落ち込む蓮見を下から覗き込む。


「わかった」


 そして一度ため息を吐いて。

「はぁ~。不安しかないな……」

 と弱音を吐いた。


 いつも元気な蓮見でもたまにはこうして落ち込む日だってある。


 その原因は美紀である。

 可愛い幼馴染の女の子。そんな女の子に今彼氏はいない。

 そうなれば少しでもカッコイイ所を見せて異性として見てもらいたいと言う願望は健全な男子高校生なら合っても可笑しくないだろう。


 ――否、男としてなければいけないのだ!


 そうだ【男として可愛い女の子には好かれたい!】これは当たり前の感情で蓮見の本音だ。


 だけど、その気持ちが不安にさせるのも事実。

 正直美紀は低身長&可愛いのでモテる。

 その気になれば彼氏ぐらいすぐにできるだろう。


 だが美紀には何故か彼氏ができない。

 本人に一度さり気なく聞いた時は今は恋愛する気がなくゲームがしたいと言う事だった。


 幼馴染としてはそれで美紀が幸せになるなら喜んで応援するが、どうせなら希望までは捨てたくないと言うのが蓮見の本音である。


 まぁゲームを始めたきっかけはただ断れなかっただけであるが……。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ