表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とりあえずカッコいいのとモテそうなので弓使いでスタートしたいと思います  作者: 光影
一章 神災者爆誕と俺様全力シリーズ伝説

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/685

挑戦者よボスを甘く見るな!


 ダークネスが大きく息を吸い込み、炎を吐き出す。

 吐き出された炎は攻撃範囲を広げながら蓮見達に襲い掛かる。


「遅い! スキル『イーグル』!」


「舐めるな!」

 蓮見は矢を構え正面に来た炎を攻撃する事で無力化し、美紀はそのまま炎に突っ込んで行き、ギリギリまで引き付けてからスライディングをして炎の下に回り込むことで回避する。


 蓮見は形が明確に存在していなくても、魔法、スキル、物理攻撃と言った攻撃の核となる点が見えているのでそれを攻撃する事で敵の攻撃を無力化する事が出来る。


「我が命ずる。秩序を乱す者達に裁きを与えよ。弓は心、弦は心を矢に伝えるバイパス。矢は裁き。裁きの象徴として悪を貫く今こそその真価を発揮しろ『レクイエム』!」


 蓮見が先制攻撃として詠唱をして最大火力で『レクイエム』を使う。

 消しきれなかった炎の核を貫きながら一直線に飛んでいく。ダークネスの炎はどうやら一定範囲内に一つの核を持つ構造となっているらしい。

 しかし『レクイエム』はダークネスに当たる事はなかった。


「えっ!?」


「紅、よく見て!」

 蓮見がよく見ると、紫色の障壁がダークネスを護っていた。

 周りを見渡しても結晶がないことから恐らくダークネス自身が展開しているのだろう。


「多分障壁を破壊してダメージを与えるんだと思う。障壁が自動回復するかはわからないけどその可能性が高いわ」

「わかった」

「私が突撃する。援護お願い!」

「了解!」


「スキル『加速』!」

 ダークネスの爪が黒いエフェクトを放ち襲い掛かるが、美紀はそれを難なく躱し反撃に移る。

 通常攻撃とスキル『連撃』を中心とした戦いをする美紀を援護する蓮見。


「スキル『連撃』!」

 美紀の七連撃が決まるがやはり障壁がダークネスを護っており中々ダメージが通らない。唯一の救いは障壁の上からでも美紀の攻撃力ならば貫通ダメージを与えられることだった。


「硬すぎる……紅、クリティカルヒットで壊せないの!?」


「無理だ。効果範囲が狭いのとダークネスがちょこまかと動くせいで座標を固定できない」


「ならばスキル『ライトニング』!」

 ダークネスの背後に回った美紀の槍が白いエフェクトを放ち雷撃を発生させる。

 だが感電は愚か『ライトニング』の火力ではダメージすら通らなかった。


「させるか! スキル『連続射撃3」!」

 身体の方向を美紀の方に空中で変えるダークネス。

 そんなダークネスの注意をひくため蓮見が攻撃する。

 長く大きい尻尾で蓮見が放った矢を弾き飛ばし、そのまま追撃をする蓮見に向かって尻尾が振り落とされる。


「紅!?」


 そのまま勢いよく後方に飛んでいく蓮見をボス部屋の隅に隠れていたエリカが受け止める。

「いててぇ、紅君大丈夫?」


「ありがとうございます。……っうぅ!?」

 怪我をしたらしく身体に痛みを覚える蓮見。

 HPポーションを飲んで失った体力を回復する。どうやらVITが低い蓮見では一撃で八割近くのHPを失うらしい。これがダークネスのスキルとかだったら一撃で死ぬこともあるだろう。

 そこでいつもの強気姿勢はかえって危険だと判断する。


「こうなったら、スキル『破滅のボルグ』!!」

 二段ジャンプをしてダークネスの正面で美紀の槍が黒味のかかった暗くも白いエフェクトを放ち始める。

 そして投擲の構えを取り、全力で投げる。

 あれは昨日一撃で相手の障壁を三枚を破壊した美紀の必殺の一撃。


「これを一応持ってて」

 そう言ってエリカが「危険」と書かれた手榴弾を2つと何も書かれていない手榴弾を1つを蓮見に渡してくる。


「ありがとうございます」

 お礼を言って受け取り、それを誤爆させないようにアイテムとしてBOXに収納し美紀とダークネスの元に戻る。


 ――バリン!!!


 遂にダークネスを護っていた障壁が破壊される。

「紅、今よ!」

「おう! 任せろ!!!」


 障壁がなくなるとダークネスの動きが鈍る。

 美紀はダークネスの注意を自分に引き付け翻弄させながら攻撃を叩きこんでいく。


「いまならいける!」

 美紀に遅れないように蓮見はクリティカルヒットを連発していく。

 蓮見の攻撃がダークネスのHPゲージを奪っていく。 


「流石紅! ナイス!!」


「一気に決める。里美離れろ! スキル『連続射撃3』『レクイエム』!」

 今ある全てのMPゲージを消費し五本の矢が赤いエフェクトを纏いながらクリティカルヒットポイントを的確に貫き貫通してダークネスが呻き声を上げて地面に落ちる。そしてHPゲージがいつも通りゼロまで減……らなかった。


 僅かに残ったHPゲージ。


「マジか!?」

「うそ!?」


 予期せぬ展開に驚く蓮見と美紀。

 よく見るとダークネスの身体が緑色のエフェクトに包まれ体力が一気に半分まで回復し障壁が復活した。

 MPの消費が速度が速いらしく美紀が急いでHPポーションとMPポーションを飲む。

 その間蓮見がダークネスの注意を引き付けながら攻撃していく。


「ありがとう。もういけるわ」


 蓮見がスイッチで後方にいる美紀と変わろうとしたとき、それを阻止するかのようにダークネスの攻撃パターンが変わる。

 大きく息を吸い込み火の玉を六発吐き出してくる。


「ッ!?」


 美紀が叫ぶ。

「逃げて!!」


 だけど今の蓮見にはその手段がなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ